Web制作にAIを活用する人が増え、「AIだけでWebサイトは作れるのか」「これからWeb制作者の仕事はどう変わるのか」と気になる方も多いでしょう。

実際、AIはサイトの企画、デザイン案の作成、HTML・CSS・JavaScriptのコーディング、画像生成、SEO記事の下書きなど、Web制作の幅広い工程で活用できるようになりました。

簡単なホームページであれば、質問に答えるだけでAIがたたき台を作成してくれるサービスもあります。

一方で、AIにすべてを任せれば、高品質なWebサイトをそのまま納品できるわけではありません。クライアントの目的を整理し、ユーザーにとって使いやすい情報設計を考え、表示や機能を最終確認する役割は、依然として制作者に求められます。

この記事では、現役Web制作フリーランスの視点から、AIでできること・できないこと、実務での使い方、導入時に注意したいポイントをわかりやすく解説します。

しょーご

この記事を書いたのは
しょーご@samurabrass

当ブログ「しょーごログ」の運営者。2018年からWeb制作・フロントエンドエンジニアとして主にWordPressでのサイト制作やシステム開発のフロントエンドを担当。2024年からは外資のWeb系企業でディレクター業も兼務。月数万PVのブログとYouTubeで情報発信を行っている。駆け出しエンジニアのコーディング課題添削も行い、スクール講師を4年以上している経験を活かした分かりやすい記事制作を心がけている。

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目次
  1. AIを使ったWeb制作って、どこまでできるの?
  2. Web制作でAIを活用できる工程・ケース
  3. 用途別|Web制作におすすめのAIツール
  4. 【実体験】フリーランスがAIで変えたWeb制作フロー
  5. AIに任せてよい作業・任せてはいけない作業
  6. AIを使ったWeb制作の失敗事例5つと対策
  7. 初心者がAI×Web制作を始める3ステップ
  8. まとめ:AIはWeb制作者の武器になる
  9. よくある質問

AIを使ったWeb制作って、どこまでできるの?

AIを使ったWeb制作は、大きく「AIサイトビルダー型」と「制作支援型」の2種類に分けられます。どちらもWeb制作を効率化できる点は共通していますが、向いている人や活用できる範囲は異なります。

自分の目的に合わない使い方をすると、「思っていたサイトにならない」「修正できない」「結局やり直しになった」といった失敗にもつながりやすいため、まず違いを理解しておきましょう。

AIサイトビルダー型と制作支援型の違い

AIサイトビルダー型と制作支援型の違い

AIサイトビルダー型は、業種・サイトの目的・必要なページなどの質問に答えると、AIがデザインや文章、ページ構成のたたき台を自動で作成してくれるサービスです。

具体例
  • Wix AI:業種やサイトの目的を入力すると、ページ構成・デザイン・文章のたたき台を自動生成できるサービスです。店舗サイトやポートフォリオ、簡易的な企業サイトを早く公開したい場合に向いています。
  • Framer AI:指示文からWebページのレイアウトやコンポーネントを作成できるノーコード寄りのWeb制作ツールです。デザイン性のあるLPやポートフォリオを作りたい場合に使いやすいでしょう。
  • STUDIO AI:ノーコードでサイトを制作・公開できる国内向けサービスです。AIでたたき台を作り、必要に応じて画面上でデザインや文章を調整する使い方に向いています。

店舗の紹介ページ、ポートフォリオ、イベント告知ページなど、比較的シンプルなWebサイトを早く公開したい場合に向いています。専門的なコーディング知識がなくても形にしやすく、「まずサイトを持ちたい」という初心者にとって便利な選択肢です。

一方、制作支援型のAIは、Web制作者が企画・デザイン・コーディング・文章作成といった実務を進める際の補助として使うものです。

具体例
  • ChatGPT / Claude:サイトマップ、要件定義の整理、ワイヤーフレーム案、コピー案、FAQ、SEO記事構成などを作る際の補助に使えます。ゼロから考える時間を減らし、企画のたたき台を作る用途に便利です。
  • Cursor:AI機能を備えたコードエディタです。HTML・CSS・JavaScript・PHPのコード生成、修正、エラー原因の調査、既存コードの解説などに活用できます。
  • GitHub Copilot:VS Codeなどのエディタ内でコード補完、修正案の提示、ファイル単位の編集提案などを行えるAIコーディング支援ツールです。定型的な記述や小さな修正を速く進める際に役立ちます。
  • Figma AI:デザイン案、画面内の文章、レイヤー整理、UIのたたき台作成などを補助する用途で使えます。デザイナーやWeb制作者が、デザイン工程を効率化するためのAIです。

たとえば、ChatGPTで要件定義のたたき台や文章案を作り、CursorなどのAI搭載エディタでコード作成や修正を効率化するといった使い方があります。

AIサイトビルダー型が「サイト全体のベースを短時間で作るツール」だとすれば、制作支援型は「制作者の作業スピードと提案力を高めるツール」です。

本格的な企業サイトや、WordPressを使った運用前提のメディア、独自デザインが必要な案件では、後者の制作支援型AI(特にCursorやClaude Codeなど)を使いながら、人が設計・実装・品質管理を担う形が現実的です。

しょーご

Web制作の「コーディング」という作業で言えば、CursorやClaude Code、Codex当たりが皆さんのメインツールかと思います。

AIだけでは完結しない理由

AIは指示された内容をもとに、コードやデザイン、文章の候補を素早く出すのが得意です。しかし、「そのサイトで誰に何を伝え、どの行動につなげるべきか」まで正しく判断できるわけではありません。

たとえば、コーポレートサイトなら会社の強みや信頼性をどう見せるか、ECサイトなら購入までの導線をどう設計するか、オウンドメディアならSEOや内部リンクをどう考えるかといった判断が必要です。

こうした要件定義や情報設計は、クライアントへのヒアリングや事業理解を前提に進める必要があるので、スキルなしフリーランスでは厳しい場面も多いです。

また、AIが生成したコードには、スマホ表示の崩れ、既存CSSとの競合、不要な記述、アクセシビリティやセキュリティ面の問題が含まれることもあります。文章や画像についても、事実誤認や著作権・利用規約の確認不足が起こる可能性があります。

web制作でAI実装は早いだが、人間の確認は必要

そのため、AIの出力は「完成品」ではなく、あくまで制作を速く進めるためのたたき台として扱うことが大切です。AIに定型作業を任せ、人が企画・判断・最終チェックに集中することで、制作スピードと品質の両方を高められます。

しょーご

実際制作の現場では要件定義が複雑でコミュニケーション量も多いので、フルAIで制作して納品まで行うことは、まだ現実的では無いです。

逆にそうして納品されたものが後々負債となって、我々Web制作者に「改修案件」として回ってき始めています。

よって、制作知識や業界知識が引き続き大切と言えます。

Web制作でAIを活用できる工程・ケース

Web制作 ai

Web制作におけるAI活用は、コードを書く工程だけに限りません。企画・デザイン・実装・公開後のチェックまで、幅広い工程で作業のたたき台作成や確認の効率化に役立ちます。

ただし、AIはあくまで制作を支援する存在です。サイトの目的やターゲットを決めること、クライアントの意図をくみ取ること、最終的な品質に責任を持つことは、人が担う必要があります。

まずは、各工程での主な活用例を一覧で確認しましょう。

工程AIでできること人が担うべきこと
企画・要件定義構成案、競合調査の整理、ヒアリング項目の作成目的・ターゲット・優先順位の決定
デザイン・素材制作ワイヤーフレーム案、画像案、文章案の作成ブランド表現、UI/UX、著作権・利用規約の確認
コーディングHTML・CSS・JavaScriptのたたき台、エラー調査、リファクタリング設計方針、既存コードとの整合性、品質管理
テスト・修正・SEOチェックチェックリスト作成、改善案の洗い出し、メタ情報案の作成実機確認、最終判断、公開可否の決定

企画・要件定義

企画・要件定義は、Webサイト制作の方向性を決める重要な工程です。AIにサイトの目的、ターゲット、扱うサービスや商品を伝えることで、必要なページ構成やコンテンツ案を短時間で洗い出せます。

たとえば、企業サイトを制作する場合は、AIに「採用応募を増やしたいIT企業のコーポレートサイト」と伝えることで、トップページ・サービス紹介・会社概要・採用情報・お問い合わせといった基本構成のたたき台を作れます。

AIを活用しやすい作業は、以下のとおりです。

  • サイトマップやページ構成案の作成
  • クライアントへのヒアリング項目の作成
  • ターゲットユーザーやペルソナの整理
  • 競合サイトを見たうえでの訴求案の洗い出し
  • 各ページに必要な見出しやコンテンツ案の作成
  • ワイヤーフレーム作成前の情報設計の整理
  • 提案書・要件定義書の下書き作成

一方で、AIが出した構成をそのまま採用するのはおすすめできません。同じ業種でも、クライアントごとに強み、競合、優先したい集客導線は異なります。たとえば、

  • お問い合わせを増やしたいのか
  • 採用応募を増やしたいのか
  • 店舗予約につなげたいのか

どれなのかによって、トップページで最も目立たせるべき情報は変わります。AIの提案をたたき台にしつつ、ヒアリング内容や事業理解をもとに人が優先順位を決めることが大切です。

デザイン・素材制作

デザイン・素材制作では、AIを使ってデザインの方向性を考えたり、画像や文章のたたき台を作ったりできます。ゼロから案を考える時間を減らせるため、複数パターンを比較したい場面でも便利です。

活用例としては、次のようなものがあります。

  • Webサイトの配色案やトーン&マナーの提案
  • ワイヤーフレームやUIパーツのたたき台作成
  • ファーストビューのキャッチコピー案の作成
  • サービス紹介文・FAQ・CTA文言の下書き作成
  • ブログ記事やLPに使うアイキャッチ画像案の生成
  • バナー広告やSNS投稿用画像のラフ作成
  • 画像の背景除去、拡大、不要物の削除
  • ダミーテキストや仮の人物画像の用意

たとえば、士業サイトのファーストビューを作る場合、「信頼感」「落ち着き」「相談しやすさ」といったキーワードをもとに、配色やキャッチコピーの候補を複数出すことができます。

制作初期のアイデア出しや、クライアントとの方向性確認に役立つでしょう。

ただし、生成した画像や文章をそのまま商用サイトに使う場合は注意が必要です。画像生成AIごとに商用利用の条件が異なるほか、人物の手や文字が不自然だったり、ブランドイメージと合わなかったりするケースもあります。

最終的には、以下の点を人が確認しましょう。

  • ブランドカラーや既存デザインと統一感があるか
  • ターゲットに合った見た目・言葉遣いになっているか
  • 文字サイズやコントラストは読みやすいか
  • 画像・フォント・素材の利用条件に問題がないか
  • スマホ表示でも見やすいデザインになっているか

コーディング

AIを最も活用しやすい工程のひとつが、HTML・CSS・JavaScript・PHPなどのコーディングです。AIコードエディタやチャット型AIを使えば、実装のたたき台作成、エラー原因の調査、既存コードの説明などを効率化できます。

具体的には、以下のような作業で活用できます。

  • HTML構造のたたき台を作る
  • CSSでのレイアウト・レスポンシブ対応案を出す
  • JavaScriptによるアコーディオンやモーダルの実装補助
  • WordPress用のテンプレートコードやカスタム投稿の下書き
  • 正規表現やSQL、簡単な関数の作成
  • エラー内容をもとに原因候補を洗い出す
  • 冗長なコードの整理やリファクタリング案を出す
  • 既存コードの役割や処理内容を説明させる

たとえば、「PCでは横並び、スマホでは縦並びになる3カラムのカードUIを作りたい」と条件を具体的に伝えれば、HTMLとCSSのたたき台を短時間で作成できます。

ただし、AIが出したコードには不要な記述や、既存サイトと合わない設計が含まれることもあります。特に、WordPressテーマや既存案件を修正する場合は、命名規則やCSS設計、使用中のプラグインとの競合にも注意が必要です。

AIが生成したコードを使う際は、少なくとも以下を確認しましょう。

  • 既存のHTML・CSS・JavaScriptと競合しないか
  • スマホ・タブレット・PCで表示が崩れないか
  • 不要に複雑なコードになっていないか
  • アクセシビリティ上の問題がないか
  • フォームや個人情報を扱う箇所に不備がないか
  • 実際のブラウザで動作確認できているか

AIにコード作成を任せる場合でも、「何を実装したいか」を言語化できる基礎力は必要です。HTMLやCSSの基本を理解したうえで使うほど、AIの出力を適切に修正・活用しやすくなります。

しょーご

ただし、デザインカンプからのコーディングを行うには、ちゃんとレスポンシブ設計をしておかないと、AIだけではまだ厳しいです。Photoshopとかイラレデザインなんかもまだまだありますしね。。。

そもそもFigmaデザインカンプがきちんと作られているという強力な前提も必要になるので、実際は結構手直しも多かったりします。

テスト・修正・SEOチェック

Webサイトは、完成したように見えても、そのまま公開してよいとは限りません。表示崩れ、リンク切れ、フォームエラー、メタ情報の不足などが残っている可能性があります。

AIは、公開前のチェックリスト作成や改善案の洗い出しにも活用できます。

チェック項目AIの活用例
表示確認ページごとの確認項目やブラウザテストのチェックリストを作成する
リンク確認内部リンク・外部リンクの確認観点を洗い出す
フォーム確認必要な入力項目、エラー表示、送信後の導線を整理する
SEOtitle・meta description・見出し構成・内部リンク案を作る
コンテンツ改善読者の疑問、FAQ、追記すべき情報を洗い出す
アクセシビリティalt属性、見出し階層、リンク文言などの確認項目を出す

SEOチェックでは、たとえば記事の狙うキーワードや見出し構成をAIに渡し、「検索意図に対して不足している情報はないか」「読者が次に知りたくなる疑問は何か」といった観点で改善案を出してもらえます。

ただし、AIが「SEO上問題ない」と判断しても、それだけで公開判断をしてはいけません。検索順位、競合記事、実際の検索結果、サイト全体の内部リンク設計などを見ながら、人が最終判断する必要があります。

特に公開前は、次の項目を必ず人の目で確認しましょう。

  • スマホ・PCでレイアウトが崩れていないか
  • すべてのリンクとフォームが正常に動くか
  • 誤字脱字や事実誤認がないか
  • title・description・見出しがページ内容と一致しているか
  • 画像のalt属性やファイル容量に問題がないか
  • noindex、canonical、計測タグなどの設定に漏れがないか

AIを使うことで、確認漏れを減らし、改善案を早く出せるようになります。ただし、公開前の最終確認まで自動化するのではなく、人が責任を持って品質を担保することが重要です。

用途別|Web制作におすすめのAIツール

Web制作 ai

AIツールは、作りたいサイトや担当する工程に合わせて選ぶことが大切です。サイトを素早く形にしたいならAIサイトビルダー、実務の品質とスピードを高めたいなら制作支援AIが向いています。

AIサイトビルダー

コーディングをせずに、サイトのたたき台を短時間で作りたい人向けのツールです。まず公開できる形を作り、必要に応じてデザインや文章を調整します。

  • Wix AI Website Builder:質問に答えるだけで、ページ構成や文章を含むサイト案を生成。店舗・サービス紹介サイト向き。
  • Framer AI:指示文からレイアウトやセクションを作成可能。デザイン性を重視するLPやポートフォリオに向く。
  • STUDIO:国内向けのノーコードWeb制作ツール。AIアシスタントも活用しながら、企業サイトや採用サイトを制作しやすい。
しょーご

2026年時点だと、Framer AIなんかは勢いありますね。

コーディング支援AI

HTML・CSS・JavaScript・WordPressなどの実装を効率化したい場合に役立ちます。生成コードはそのまま使わず、必ず既存コードとの整合性や表示を確認しましょう。

  • Cursor:自然言語で指示しながら、コード生成・修正・エラー調査を進められるAIコードエディタ。
  • GitHub Copilot:エディタ内でコード補完、処理の説明、修正案の提示などを行える開発支援AI。
  • Claude Code:コードベースを読み取り、複数ファイルの編集やバグ修正、コマンド実行まで支援するAIツール。
しょーご

私自身はCursorとClaude Code、両方一応使います。

デザイン支援AI

デザインの方向性出しや、バナー・アイキャッチ・UI案の作成を速く進めたい場合に便利です。完成素材として使う前に、文字・人物・利用規約は確認してください。

  • Figma AI / Figma Make:UI案、図解、プロトタイプのたたき台を作成。画面設計やデザイン検討に便利。
  • Adobe Firefly:Webサイト用の画像生成、背景除去、不要物の削除、画像の拡張などに活用できる。
  • Canva Magic Design:文章や画像からデザイン案を生成。バナー、SNS画像、簡易図解を手早く作りたい場合に向く。

企画・文章・調査支援AI

サイト構成、コピー、競合調査の整理など、制作前後の思考作業を効率化するツールです。調査結果や数値は、必ず公式サイト・一次情報で確認しましょう。

  • ChatGPT:サイトマップ、要件定義、見出し案、CTA文言、SEO記事構成などのたたき台作成に便利。
  • Claude:長めの要件書・議事録・参考資料を整理し、提案書やページ構成へ落とし込む用途に使いやすい。
  • Perplexity:参照元リンクを確認しながら、競合・市場・業界情報を素早くリサーチしたい場合に役立つ。
しょーご

汎用AIとして、ChatGPT PlusとClaude Maxプランを契約しており、おすすめです。ただしClaude Maxプランは高いので、Proから始めてもいいかも。

【実体験】フリーランスがAIで変えたWeb制作フロー

Web制作 ai

私はHTML・CSS・JavaScript・WordPressを中心に、LPやコーポレートサイト、既存サイトの修正・保守を行っています。AI導入後に大きく変わったのは、「コードを書く時間」そのものよりも、調査・下書き・修正方針を考える時間です。

現在はChatGPTを企画や要件整理に、Cursorを既存コードの確認・実装補助に使い分けています。ただし、AIに丸投げするのではなく、設計・判断・検証は自分で行う前提です。

以前の作業手順

以前は、依頼内容を読み込んでから、ページ構成・実装方法・必要な素材をすべて自分で整理し、検索と試行錯誤を繰り返しながら制作していました。

特に既存サイトの修正では、「どのCSSが効いているか」「どのテンプレートが出力しているか」を調べるだけでも時間がかかります。小さな修正でも、原因特定から実装、レスポンシブ確認までを一つずつ手作業で進めていました。

以前の手順
  • 要件を読み、必要ページ・セクション・実装内容を手作業で整理する
  • CSSやJavaScriptの実装方法を検索し、複数の方法を比較する
  • 表示崩れやエラーの原因をChromeの検証ツールで一つずつ調べる

AI導入後の手順

現在は、いきなりコードを書き始めず、まずAIに依頼内容を構造化させます。そのうえで、既存サイトのルールや変更範囲を共有し、「どのファイルを、なぜ修正するのか」を確認してから実装に入ります。

一度に大規模な改修を任せるのではなく、変更単位を小さく分けるのがポイントです。AIには下書きや調査を任せ、自分は実装方針と差分の確認に集中します。

既存サイトの修正フロー
  1. ChatGPTで要件を「目的・対象ページ・必要機能・確認事項」に整理する
  2. Cursorに既存コードを読ませ、変更対象・影響範囲・実装案を先に出させる
  3. 小さな差分ごとに実装し、ローカル環境と実機で表示・動作を確認する

時短できた部分

もっとも効率化できたのは、「正解が分からない状態で調べ始める時間」です。以前は検索結果を何件も見ながら実装方法を探していましたが、今はAIに状況を共有し、候補を出させてから公式ドキュメントや実際のコードで確認しています。

AIは、完成コードを作るためというより、考える順番を整えるために使うと効果的です。

具体的な時短項目
  • アコーディオン・モーダル・タブ切り替えなど、定型UIの初期コード作成
  • WordPressのテンプレート、カスタム投稿、フォーム周辺の原因調査
  • サイトマップ、見出し案、CTA文言、meta descriptionのたたき台作成
  • CSSの不要な記述や、既存ルールと合わない記述の洗い出し
  • テスト項目、公開前チェックリスト、修正依頼への返信文の下書き作成

最終的に自分で確認した部分

AIが生成した内容は、そのまま納品物にはしません。特にWeb制作では、見た目が整っていても、サイトの目的に合っていなかったり、スマホで崩れたり、既存コードと競合したりすることがあります。

私は、AIの出力を「作業を早く始めるためのたたき台」として扱い、最終的な責任は自分で持つようにしています。

責任を持つ部分
  • 目的・導線:問い合わせ、予約、採用応募など、サイトの目的に沿った構成か
  • デザイン・表示:PC・スマホで崩れないか、余白・文字サイズ・導線が適切か
  • 実装品質:既存CSSやJavaScriptと競合しないか、保守しやすい構造か
  • 機能・計測:フォーム送信、リンク、noindex、canonical、計測タグに漏れがないか
  • 正確性・権利関係:文章・画像・コードに誤りや利用規約上の問題がないか

実際のプロンプト例・コード修正例

AIへの指示は、「コードを書いて」だけでは不十分です。目的、既存ルール、変更範囲、出力形式まで明示すると、修正の精度が大きく上がります。

あなたは既存WordPressサイトの実装補助を担当してください。

【目的】
サービス一覧のカードを、PCでは3カラム、スマホでは1カラムで見やすく表示したいです。

【前提】
・既存のクラス命名はBEMを使用
・他ページへの影響は避ける
・JavaScriptは追加しない
・画像は16:9でトリミング表示
・ブレークポイントは768px

【依頼】
まず、変更対象のHTML・CSSと影響範囲を整理してください。
次に、実装方針を箇条書きで示してください。
コードは私が方針を確認した後に出力してください。

たとえば、AIが以下のようにflexと固定幅を使った場合、カード数と余白の合計によって横スクロールが発生することがあります。

.service-list {
  display: flex;
  gap: 24px;
}

.service-card {
  width: 33.333%;
}

この場合は、私はカード数と余白を自動計算できるGridレイアウトへ修正します。

.service-list {
  display: grid;
  grid-template-columns: repeat(3, minmax(0, 1fr));
  gap: 24px;
}

.service-card__image {
  aspect-ratio: 16 / 9;
  object-fit: cover;
}

@media (max-width: 768px) {
  .service-list {
    grid-template-columns: 1fr;
  }
}

このように、AIには初期案や原因候補を出してもらい、最終的なクラス名、既存CSSとの整合性、ブレークポイント、実機での見え方は自分で調整します。

しょーご

AIは検索情報の多さに影響を受けるので、CSS Grid使いたい部分でもFlexを使ってくることがありますね。

AIを使うほど、基礎的なHTML・CSS・WordPressの知識と、コードを判断する力が重要になると感じています。

デザインカンプからのコーディングにもAIを活かしている

デザインカンプからコーディングする際も、AIは「見た目をそのまま再現するツール」ではなく、実装方針を整理し、初期コードを速く作るために活用しています。

分かりやすいのは、「Figma MCP+AIコーディングエージェントで、デザインカンプから実装する」でしょう。

Figmaとコーディングエージェントの活用事例

現在のデザインカンプ実装では、Figmaの画面を見ながら手作業でCSSを書くのではなく、Figma MCPとAIコーディングエージェントを組み合わせる方法を活用しています。

Figma MCPを使うと、AIエージェントはスクリーンショットだけでなく、対象フレームのレイアウト、コンポーネント、カラー、余白、テキストスタイル、画像などの構造化されたデザイン情報を参照できます。

そのうえで、リポジトリ内の既存コンポーネントやCSSルールも読み込み、実装方針の整理からコード作成、ブラウザでの確認までを支援させます。

従来の「カンプを見て、似た見た目のコードを書く」方法と比べると、既存サイトのルールを守りながら実装しやすい点が大きな違いです。

従来のカンプ実装❌️Figma MCP+AIエージェント活用⭕️
Figmaを見て余白・フォントを手作業で確認するFigmaの構造・変数・コンポーネント情報をAIが取得する
実装方法をゼロから考える既存コンポーネントの再利用可否を先に調査する
コーディング後に差分へ気付く実装前にPC・スマホ・状態変化を整理する
見た目を優先しがちセマンティックHTMLやアクセシビリティも含めて検討する

実際には、次の流れで進めます。

  1. Figma側を確認する
    対象フレーム、コンポーネント、PC・スマホのデザイン、ホバー・エラー・非表示などの状態を確認します。CMSで差し替わる画像や、長い文章が入る可能性もこの段階で整理します。
  2. AIエージェントに実装計画を作らせる
    Figma MCP経由で対象デザインを読み込ませ、いきなりコードを書かせるのではなく、先に「使う既存コンポーネント」「変更ファイル」「レスポンシブ方針」「懸念点」を出させます。
  3. 小さな単位で実装させる
    セクション単位、またはコンポーネント単位でコードを書かせます。一度にページ全体を書き換えず、差分を確認しながら進めることで、既存レイアウトへの影響を抑えられます。
  4. ブラウザ上でカンプとの差分を確認する
    ローカル環境で表示し、Figmaと比較しながら、余白・画像比率・文字サイズ・改行位置・スマホ表示を調整します。AIには差分候補の洗い出しを任せ、最終的な修正判断は自分で行います。

たとえば、AIエージェントには次のように依頼します。

Figma MCPを使って、指定したフレームのサービス一覧セクションを確認してください。

まずコードは書かず、以下を整理してください。

1. 使用されているコンポーネント・カラー・余白・文字スタイル
2. PC版とスマホ版で変わるレイアウト
3. 既存リポジトリ内で再利用できるコンポーネント
4. 新規作成が必要なHTML・CSS・JavaScript
5. 実装時に注意すべきアクセシビリティ・CMS・長文表示の問題
6. 変更対象ファイルと影響範囲

既存の命名規則とCSS設計を優先し、不要な共通クラスやライブラリは追加しないでください。

実装方針を確認した後は、対象を絞ってコード化します。

先ほどの実装計画に沿って、サービス一覧セクションだけを実装してください。

【条件】
・PCは3カラム、768px以下は1カラム
・画像は16:9でトリミング表示
・カードタイトルはh3
・カード内リンクはリンク文言が分かる構造にする
・既存のBEM命名規則に合わせる
・対象セクション以外のファイルは変更しない

実装後は、変更したファイル一覧と確認すべき表示パターンも出してください。

特に重要なのは、AIにデザインを再現させるだけで終わらせないことです。

チームで共通コンポーネントを運用している場合は、Figma上のボタン・カード・フォームなどを実際のコードコンポーネントへ対応付けておくと、AIが新しい似たコードを作るのではなく、既存資産を再利用しやすくなります。

最終的には、次の点を自分で確認しています。

  • デザインカンプにない長文・画像差し替え時でも崩れないか
  • PC・タブレット・スマホで情報の優先順位が適切か
  • hover、focus、エラー表示、ローディング時の状態に不足がないか
  • 見出し階層、リンク、ボタン、alt属性が適切か
  • 既存コンポーネントやCSS設計と競合していないか
  • 表示速度、フォーム送信、計測タグ、SEO設定に影響がないか

Figma MCPとAIコーディングエージェントを使うことで、デザインカンプから実装する初速は大きく上がります。ただし、成果物の品質を左右するのは、カンプにない状態まで想定し、運用しやすいコードへ整える制作者の判断です。

しょーご

現状の精度は上手く使って60〜70点程度で、ゼロから作るよりは大きな効率化になるけど、残りの仕上げと品質担保は人間の手による調整が不可欠という印象です。

補足:PSD・IllustratorでもAIコーディングできる?

PSD・イラレでもAIコーディングは可能です。ただしFigmaほど整備されておらず、方法を選ぶ必要があります。

PSDの場合、「psd-mcp」というツールを使うと、Claude CodeやCursorに直接ファイルを読み込ませ、ドロップシャドウやグラデーションの値をCSSに変換したり、要素の配置からレイアウト構造を推定させたりできます。

導入が難しい場合は、アートボードをPNG書き出しし、余白・フォントサイズ・ブレークポイントをテキストで補足してAIに渡す方法でも十分実用的です。

Illustratorは2026年に公式MCPサーバーがベータ提供されましたが、これは「AIでIllustratorを操作する」機能であり、デザインをコードに変換するものではありません。コーディング用途では、アートボードをSVGやPNGで書き出してAIに渡す方が確実です。

特にSVGはベクター情報がそのままコードに近く、ロゴやアイコン実装と相性が良いです。

案件でFigmaが使えるなら、PSD・AIファイルを一度Figmaへ取り込んでからMCPに乗せるのが、結局は一番効率的です。

しょーご

Web制作は未だにPSD.AIファイルが多くて、嫌になりますね。。。

AIに任せてよい作業・任せてはいけない作業

Web制作 ai

Web制作でAIを活用する際は、「作業を速くする部分」と「最終判断が必要な部分」を分けることが重要です。AIは情報整理や初期案の作成が得意ですが、クライアントの事業理解や品質責任まで任せることはできません。

任せて良い作業

AIには、正解を一から考える前の下書きや、繰り返し発生する定型作業を任せると効果的です。自分は判断や調整に集中できるため、制作全体のスピードを上げやすくなります。

任せて良い作業
  • サイトマップ、見出し案、CTA文言、FAQのたたき台作成
  • HTML・CSS・JavaScriptの初期コード、エラー原因候補の整理
  • Figmaカンプの余白・文字スタイル・レスポンシブ差分の洗い出し
  • メタディスクリプション、alt属性、公開前チェックリストの作成

任せてはいけない作業

AIが出した内容を確認せずに採用すると、表示崩れや要件漏れ、SEO・セキュリティ上の問題につながることがあります。特に、目的や責任が伴う判断は人が行うべきです。

任せてはいけない作業
  • クライアントの目的やターゲットを踏まえた最終的な情報設計
  • 生成コードの無検証での納品・本番環境への反映
  • 著作権、利用規約、個人情報、機密情報に関する判断
  • SEO設定、計測タグ、フォーム送信、決済など重要機能の最終確認

AIは下書き担当、人間は品質責任者

AIは、制作の初速を上げる優秀なアシスタントです。一方で、成果物が「事業目的に合っているか」「ユーザーが使いやすいか」「公開して問題ないか」を判断し、責任を持つのは制作者です。

AIに下書き・調査・定型作業を任せ、人は要件定義・設計・検証・改善へ時間を使う。この役割分担を徹底することで、スピードと品質を両立しやすくなります。

AIを使ったWeb制作の失敗事例5つと対策

web制作 ai 失敗

ここではWeb制作にAIを活用してよくやってしまう失敗例について解説します。

  1. 要件不足のまま実装し、目的と違うサイトになる
  2. 品質・レスポンシブ崩れを見落とす
  3. 著作権・ライセンスを確認せず、画像やコードを使う
  4. セキュリティ・機密情報をAIへ入力する

1. 要件不足のまま実装し、目的と違うサイトになる

「採用サイトを作って」「Figmaどおりに実装して」といった曖昧な依頼では、AIは見た目を整えても、成果につながる導線までは判断できません。

たとえば、以下のような失敗が起こります。

  • 美容室サイトで予約を増やしたいのに、予約ボタンがフッターにしかない
  • 採用ページなのに、応募条件・選考フロー・社員紹介が不足している
  • Figmaの通常表示だけを再現し、hover・エラー・ローディング時の状態が未実装
  • 「サービス一覧」を作ったものの、CMSで追加・削除できない固定HTMLになっている

対策は、AIにコードを書かせる前に、受け入れ条件を渡すことです。最低でも「目的」「ターゲット」「CV地点」「対象ページ」「PC・スマホの仕様」「CMS化の有無」「変更禁止範囲」を整理します。

目的:問い合わせ数を増やす
CV地点:無料相談フォーム
対象:トップページのサービス紹介セクション
仕様:PCは3カラム、スマホは1カラム
運用:カードはWordPress管理画面から追加できる
禁止:既存のヘッダー・フッター・共通CSSは変更しない
完了条件:フォーム導線、スマホ表示、長文表示を確認する

AIには「実装してください」ではなく、先に実装計画・影響範囲・不足情報を出させると、要件漏れを減らせます。

しょーご

上記の指示出しはかなりざっくりとしています。ただAIのみで生成したサイトではどれもありがちな問題で、特に「自分で更新できない」は結構相談されます。

まあAI以前からある問題ですし、AIで静的ページ生成しただけでCMSも入っておらず、更新できないのは当然なのですが笑。そもそも今後更新が必要なのかどうかも含めて、きちんとコミュニケーションをしておくべきと言えます。

だから、人間も必要なのです。

2. 品質・レスポンシブ崩れを見落とす

AIが生成したコードは、一見きれいに見えても、実際のコンテンツ量やスマホ表示を想定していないことがあります。特にデザインカンプがPC版だけの場合、AIがスマホレイアウトを推測してしまい、意図しない実装になりがちです。

よくある例は以下です。

  • width: 33.333%gap を併用し、3カラムが横スクロールする
  • position: absolute を多用し、見出しが2行になると画像やボタンに重なる
  • 英語・長い会社名・CMS入力の長文で、カードの高さやボタン位置が崩れる
  • 375pxでは問題なくても、768px付近で余白やカラム数が不自然になる
  • Figma上にはない、hover・focus・フォームエラー時の表示が未定義のままになる

対策として、実装前に確認する画面幅を決めておきましょう。たとえば、375px・768px・1024px・1440pxの4パターンを確認すると、スマホからPCまでの崩れを見つけやすくなります。

また、短いテキストだけで確認せず、長文・画像なし・画像差し替え時なども試すことが重要です。

しょーご

レスポンシブが完璧になれば、コーディングの負荷はだいぶ減るんですがね、、、イラレのPCカンプのみ!という案件はまだまだきついと思います。

3. 著作権・ライセンスを確認せず、画像やコードを使う

AIで生成した画像・コードでも、自由に使えるとは限りません。特定の作品・ブランド・人物に似せた画像や、利用条件が不明な素材を使うと、権利上のトラブルにつながる可能性があります。

注意したい例は以下のとおりです。

  • 「有名アニメ風」「有名ブランド風」と指定して作った画像を商用サイトに掲載する
  • AIが提案した外部ライブラリやフォントを、ライセンス確認なしで導入する
  • Figma内の仮素材を、そのまま本番サイトで使用する
  • 競合サイトの文章・構成・UIをほぼそのまま再現する
  • 商用利用条件が不明な画像やアイコンをバナーに使う

対策は、素材ごとに「出所」「商用利用の可否」「加工・再配布の条件」を確認することです。特にクライアント案件では、画像・フォント・アイコン・ライブラリの利用条件を事前に確認しておきましょう。

4. セキュリティ・機密情報をAIへ入力する

AIエージェントにリポジトリやFigmaを連携すると便利になる一方で、参照できる情報の範囲も広がります。クライアント情報や本番環境の認証情報を、そのままプロンプトや添付ファイルへ入力するのは危険です。

AIへ渡さないほうがよい情報の例は以下のとおりです。

  • .env内のAPIキー、データベース接続情報、WordPress管理画面のID・パスワード
  • 顧客リスト、問い合わせ内容、応募者情報、未公開の売上データ
  • 公開前のサービス名、キャンペーン内容、契約書、見積書
  • 本番環境の管理画面URL、SSH鍵、決済情報
  • 社内限定のFigmaリンクやアクセス権付き資料の全文

対策として、AIへ渡す情報は匿名化・マスキングし、必要に応じてダミーデータに置き換えます。また、AIエージェントには本番環境の操作権限を与えず、ファイル削除・外部通信・コマンド実行は内容を確認してから行う運用が安全です。

5. AI出力を検証せず、そのまま納品・公開する

もっとも避けたいのが、AIが「完了しました」と出した内容を確認せず、そのまま納品・公開することです。画面が表示されていても、フォーム送信、SEO設定、計測タグ、アクセシビリティまで正しく実装されているとは限りません。

よくある見落としは以下のとおりです。

  • お問い合わせフォームは表示されるが、送信後のメールが届かない
  • noindexやcanonicalの設定漏れでSEOに影響が出る
  • GA4やGTMのタグが消え、コンバージョン計測ができない
  • 見出し階層が崩れ、h1が複数ある・ボタンがdiv要素のままになる
  • 画像にalt属性がなく、リンク文言も「詳しくはこちら」だけになっている
  • 本番環境でだけキャッシュやプラグインの影響を受ける

公開前は、少なくとも表示・操作、SEO、計測、品質の4点を確認しましょう。

確認領域主なチェック内容
表示・操作PC・スマホ表示、リンク、フォーム、モーダル、メニュー
SEOtitle、meta description、見出し構造、canonical、noindex
計測・運用GA4、GTM、コンバージョン、CMS更新後の表示
品質・安全性誤字、画像権利、アクセシビリティ、不要ファイル、権限設定

AIの出力をそのまま納品物として扱わず、必ずテストとレビューを経て公開することが大切です。

しょーご

フォーム機能の確認なんかは非常に重要です。絶対にお客さんといっしょに、マニュアルでも動作確認をしておきましょう。

初心者がAI×Web制作を始める3ステップ

Web制作 ai

AIを使えば、未経験者でもコードやデザイン案のたたき台を作れます。ただし、AIに頼り切ると「なぜ動かないのか」「どこを直すべきか」を判断できません。

まずはAIを補助として使い、基礎を学び、実践課題でレビューを受ける順番がおすすめです。

  1. まずAIを補助として使う
  2. HTML/CSS・JavaScript・WordPressの基礎を学ぶ
  3. 模擬案件や小案件で実践する

AIはWeb制作の学習を効率化できますが、最初からサイト制作を丸投げすると、コードの問題点やデザインの違和感に気づけません。まず基礎を学び、AIを補助として使い、実践課題で改善を重ねる順番がおすすめです。

①:HTML/CSSの基礎を学び、AIのコードを読める状態になる

最初に身につけたいのは、AIが出したコードを読んで「何をしているか」「自分のサイトで使ってよいか」を判断する力です。特にHTMLの構造とCSSのレイアウト・スマホ対応を理解すると、AIの提案を修正しながら活用しやすくなります。

  • HTMLで見出し、画像、リンク、フォームを適切に書く
  • CSSで余白、Flexbox、Grid、レスポンシブ表示を調整する
  • 長い文章や画像差し替え時でも崩れない構造を作る
  • Chromeの検証ツールで、どのCSSが効いているか確認する

デイトラのWeb制作コースのように、基礎から段階的に学びながら手を動かすと、AI任せではない実装力を身につけやすくなります。

②:AIを質問役・レビュー役として使う

基礎を学び始めたら、AIは「答えをそのまま出してもらう道具」ではなく、解説・デバッグ・添削を頼む相手として使います。自分で考えてから質問することで、コードを貼り付けるだけの学習になりにくく、理解も深まります。

  • CSSが効かない原因を、候補を3つに絞って説明してもらう
  • 自分で書いたHTMLに、見出し構造やアクセシビリティの問題がないか確認する
  • JavaScriptのエラー文を渡し、修正前に原因と確認手順を聞く
  • Figmaカンプを見せ、必要なHTML構造やPC・スマホの差分を整理してもらう

AIの回答を使う前に、「このコードを自分の言葉で説明できるか」を確認する習慣を付けることが大切です。

特にWeb制作を独学している人ほど、メンターとして活用できます。

③:デザインカンプ課題でAI活用を実践し、レビューを受ける

基礎を学んだ後は、デザインカンプからWebサイトを作る課題に取り組みましょう。実案件では、見た目を再現するだけでなく、スマホ対応、長文表示、保守しやすい命名、WordPressでの更新まで考える必要があります。

  • 初級:Figmaカンプをもとに、LPのHTML・CSSを実装する
  • 中級:アコーディオン、タブ、モーダルなどをJavaScriptで作る
  • 上級:WordPress化し、画像や文章を管理画面から更新できるようにする
  • AI活用:実装前に構造を整理し、完成後に表示崩れや改善点を確認する

デイトラの制作課題や、しょーごログのコーディング課題のように、段階的な課題とレビューがある環境では、AIでは気づきにくい余白、命名、レスポンシブ、保守性の改善まで学べます。

しょーご

AIを導入しつつWeb制作ロードマップを進めてもらうのもいいと思います。

まとめ:AIはWeb制作者の武器になる

AIは、Web制作者の仕事をすべて奪う存在ではありません。企画のたたき台作成、Figmaカンプの整理、コーディング補助、テスト項目の洗い出しなどを任せることで、制作の初速を大きく高められる武器です。

ただし、要件定義、情報設計、デザインの判断、品質管理、クライアントとの調整までAIに任せることはできません。だからこそ、HTML/CSSやWordPressの基礎を身につけたうえでAIを使える人は、より価値を出しやすくなります。

AIが台頭してきて今からフリーランスはやめたほうがいいと言われますが、知識があってAIも使えるフリーランスは全然稼げると思います。

まずは小さな課題や既存サイトの修正から、AIを「質問役・下書き担当」として使ってみましょう。使いながら基礎を学び、実装とレビューを重ねることが、AI時代に選ばれるWeb制作者への近道です。

既に中級レベルの方へ

既に何回もデザインカンプからのコーディングをこなしていてAIも使っている方は、腕試しに「コーディング模擬案件」に挑戦するのもいいと思います。レビュー付きです。

  • 初稿提出期限8日以内(合格条件①)
  • 修正箇所10箇所以内(合格条件②)

これをAIを使ってもクリアできるか、ぜひ試してみてください。

よくある質問

Webデザイナーやめとけと言われるのはなぜ?

未経験者が多く参入し、低単価案件や営業競争に苦戦しやすいためです。ただし、デザインだけでなくコーディング、SEO、改善提案までできれば、単なる作業者との差別化は可能です。

WebデザインはAIに取られる?

バナー案や簡易LPなど定型的な作業はAI化が進みます。一方で、事業理解、情報設計、ブランド表現、クライアントとの調整、最終品質の判断までAIだけで担うのは難しいでしょう。

生成AIの無料版は危険ですか?

無料版だから危険というより、機密情報や個人情報を入力したり、出力を確認せず使ったりすることが危険です。利用規約・データ設定を確認し、公開前は必ず人が検証しましょう。

Webサイトを作ってくれるAIは?

Wix AI Website Builderのように、質問へ答えるだけでサイト構成・文章・デザイン案を作れるAIがあります。店舗紹介やポートフォリオなど、簡易サイトを早く公開したい場合に向いています。

AIが作ったものは違法ですか?

AIを使うこと自体が直ちに違法になるわけではありません。ただし、既存作品・ロゴ・人物に酷似したものや、利用条件に反する素材を使えば、著作権などの問題になる可能性があります。

無料でAIを作れるサイトはありますか?

あります。Wixなどは無料プランでもAIを使ってサイトのたたき台を作れます。ただし、独自ドメイン接続、広告非表示、決済機能などは有料プランが必要になる場合があります。

AIに奪われにくい職業は?

顧客との信頼関係、現場判断、交渉、責任ある意思決定が必要な仕事は奪われにくい傾向があります。Web制作でも、要件定義・品質管理・改善提案まで担える人材は価値を出しやすいです。

AIでホームページは作れますか?

作れます。AIサイトビルダーを使えば、簡単な店舗サイトやポートフォリオは短時間で形にできます。ただし、独自機能、細かなデザイン、SEOや運用設計まで必要な場合は人による調整が必要です。

プロのレビュー付きコーディング課題


HTML初心者からWordPress実案件レベルまでのコーディング演習課題を「専用ページ」にて公開しています。2026年も案件獲得や転職に成功した人が多数出ています。

デザインカンプからのコーディング練習課題【オリジナルポートフォリオを準備できるようになりました】
  1. Figma,Photoshopデザインからのコーディング
  2. サーバーアップロードでサイト公開
  3. プロによる最大3回の表示確認特典
  4. レビュー返しは爆速
  5. 2024年にデザイン刷新!被らないポートフォリオ

初級編」は初めてデザインからコーディングする方向け
中級編」はJavaScriptやjQueryの練習
上級編」はWordPressの実案件を模擬体験できるレベル感にしています。

中級者の方には高難易度課題を詰め合わせた「即戦力セット」も出しています。

全課題で「実務レベルの、プロの厳しいレビュー」を受けられるようにしています。

また、2025年には随時デザインの刷新をしており、完全リニューアル!!

他者と差をつけられるポートフォリオが準備できます!

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しょーご

制作会社も使用する専用レビューツールで分かりやすく添削していきます!

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コーディングは書籍だけではなかなか実力がつかないので、実務レベルのレビューを受けて自身をつけたい人は是非挑戦してみてください!

しょーごログ-コーディング課題のレビュー
レビューの様子

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コーディングの業務委託案件で月収100万も!?秘訣をインタビュー

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shogo
しょーごログ運営者はフリーランス歴8年目のWeb制作コーダーです。当ブログは5万PV、YouTubeチャンネル「しょーごログ」は1.5万人登録、Xは8000人。爆速鬼レビューが受けられるコーディング教材が好評です。しょーごログでは「それが知りたかった!」な情報を発信しています。 2018年に新卒銀行員→一ヶ月で退職→未経験からWeb制作フリーランスになり、8年目で33歳。
ポートフォリオを揃えたい・腕試ししたい方へ