こんにちは、中国留学で就活を大成功させたしょーご(@samuraibrass)です。
HSK6級に爆速で合格した私ですが、今回は自分が行ってきたことを解説していきたいと思います。
これから紹介するテキストは全て日本で購入して中国に持って行きましたが、最後に紹介するHSK6級の問題演習に関しては中国本土で演習問題を買われてもいいと思います。
中国語の解説も理解できるレベルだからです。
ただし北语出版でも、本番試験よりだいぶ簡単に作られているので注意です。
それと中国で買う中国語の学習本は、解説が中国語&英語のため、多少荷物が増えても日本で買って持ち込まれることを強くおすすめします。
中国留学1,2ヶ月目のレベル感とやったこと
牛奶とか我要这个くらいがわかる程度でした。
HSKだと2級レベルからスタートで、HSK3級公式のテキストを日本から持ち込み勉強していました。
やったこと:ひたすら3級のテキストを音読
HSK公式の3級テキストを周回しつつもひたすら例文や作文を音読していました。
HSKは3級から覚えるべき文法が一気に増えるんですが、その分中国での実生活でも使える基礎を積み上げる段階なのと、公式テキストの表現を覚えるだけで使える表現が一気に増えるので、音読をしていました。
単語は基本的に公式テキスト内で完結しました。
毎日3時間程度だと思います。
この方法への考察:音読よかった
今考えると、最初から音読を取り入れていたのはかなりよかったと思います。
語学学習に置いて一番重要で、なのに誰もやらないのが「音読」なのですが、
音読を繰り返した文章は自然と頭に残るためです。
単語学習については、公式テキスト以外にアプリを使ったりもしたのですが、結局公式テキスト一冊でも全然足りると思います。
またこれ以後も基本的に公式テキストのみですが、公式以外の教材だと本番テストとの難易度が違いすぎることがあるので、公式が一番本番に近くいい判断だったと思います。
中国留学3,4ヶ月目のレベル感とやったこと
ここまででHSK3級の内容はあらかた理解できたので、HSK4級を勉強していました。
やったこと:ひたすらHSK4級公式テキスト音読
音読をずっと行っていました。
- 公式テキストを一周する
- 二周目は音読する
- 三周目も音読し、4周ぐらいする
- ある程度自分で使えるようになる
HSK4級は、中国語初心者最後のステップだと個人的に思っており、実用的な表現や文法が集約しています。
また実際に口語で多用される表現も4級までこなせばある程度は使えるようになる、3級までで基礎的な文法はわかっているため、
4級の勉強を始めてから中国語の勉強が急速に楽しくなった記憶があります。
自分が中国語話せるようになっていきたかも!と思ったのもこの辺りからでした。
この方法への考察:音読が楽しくなってきた時期
この時期は本当に「音読」の効果を実感した時期で、自分が中国語話せるようになってきたことに、ウキウキしていました。
また音読効果でリスニング能力も上がってたため、中国人のいうことがわかるようになってきたし、HSK4級のリスニングにもついていけるようになっていたので、
音読は最高の学習方法だと思います。
反省点としては、1周目で難しいところに当たった時は、時間をかけても覚えられないので素直に前に進んだ方が良いと感じました。
とにかく周回して鳴らしていくことが大切です。
中国留学5,6ヶ月目のレベル感とやったこと
HSK5級に突入するのですが、4級までとだいぶ毛色が変わり、戸惑うことが多かったと思います。
やったこと:慣れるため問題演習を延々と
まず単語が実生活でも使わなそうだし量も多いし、文法も4級まででだいたい終わっているため、
ひたすら問題演習を行うことにしました。
公式過去問をなんども繰り返してとき(重要)、出題形式に慣れる練習をしました。
最初に速読し、次に精読、また速読し、といったことを繰り返し、長文適正をつけて行きました。
この後の6級合格が僕のゴールだったので、特に長文に慣れるために、それ専用の教材も購入しました。
また、過去問演習や長文演習を行いつつ音読学習も行い、リスニング対策をしていました。
音読はリスニングパートの文をなんども音読していました。
この方法への考察:5級からは問題演習にコミットせよ
まず大事なことを言いますが、5級から単語学習の重要性が下がります。
それは5級から単語のレベル、量ともに大幅に増えるからです。
単にHSK5,6級に最短合格したい場合は、単語学習は大変非効率になります。
なので、過去問をひたすら行うのがHSK5級以後からのベストプラクティスになりますから、良い方法だと思います。
ただこの時期は単語の勉強も実は頑張っていたのですが、量が多すぎるし覚えきれない&読解なら初見でも意味はわかるので、早めに断捨離すべきでした(日本人は英語学習の癖で単語学習ばかりやりがちだと思います…反省)
それと、長文対策テキストは正直HSK6級合格のみを考えるなら必要はないかもです。
公式過去問1冊でHSK5級は十分だと感じます。
音読に関しては、やはり効果絶大でした。
HSK5級以後はリスニングも難しくなるとはいえ、日常生活でも使える平易な表現も多用されているし、「HSK本番のリスニング、ナレーターの声」が公式過去問の大きなメリットで、本番でも「いつものあの声だ」という感じで
いつも通りのテンションで臨むことができます。
公式は偉大です。
中国留学7,8ヶ月目のレベル感とやったこと
HSK6級の問題演習をひたすら行いました。
やったこと:ひたすら問題演習
読解は语病以外をひたすら速読精読のサイクルを回した
HSK6級の読解は、最初に语病と呼ばれる「文法単語の間違い探し」から始まりますが、全無視でOKです。
これは中国人ネイティブでも間違えるくらい難しいわりに時間がかかり、点数が低いためです。
僕は当時からこれは知っていたので、ここ以外の問題演習をずっと行いました。
長文に関しては、日本人の漢字力というチート能力で数をこなせば単語が初見でも割と読めてしまいます(ドイツ人にとっても英語の感覚)。
听力はやはり音読
HSK6級のリスニング文は、後半の長文は慣れないととても長く感じますが、慣れるとそうでもありません。
最初に選択肢をみてどういう情報を拾えばいいか準備しておくというリスニングノウハウも、公式過去問を繰り返すことで感覚が掴めるようになります。
また音読をたくさん行うと中国語を中国語として聞ける(日本語に脳内で再翻訳しなくてよくなる)ので、割とついていけるようになります。
ここもひたすら数をこなします。
写作はひたすら書く
実は公式テキスト以外に上記のような教材を現地北京の北京語言大学で購入したのですが、問題が本番テストより簡単すぎたので、公式過去問の補助教材として使っていました。
特に写作に関しては書く練習を日頃からする必要があるので、10回文も問題が収録してある上記教材は写作に関しては重宝しました。
写作の時間制限が割と厳しいので、書く練習を日頃からしておきましょう。
9ヶ月後にHSK6級に合格しました
しっかり時間をとり正しい方法で学習すれば、中国語初心者の状態でも1年以内でHSK6級に合格することは十分に可能です。
HSKに爆速で合格するために、今日から勉強を始めましょう!
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