今回は個人技術ブログで15万PVという圧倒的な数字を叩き出しているじゅんぺいさん(@junpei_sugiyama)に、技術ブログの伸ばし方のコツ・収益化について、徹底インタビューを実施しました!
じゅんぺいさんとは、2020年のiSaraというスクール時代に知り合い、じゅんぺいさんはその後フリーランスとして活動しながら積極的にブログを更新することで、
今では多くのWeb制作者に認知されるブログになっています。
- 技術ブログのネタ探し方法
- 継続して書き続ける方法
- 収益以外の大きなメリット
- 具体的な収益方法と金額発表
今Web関連の仕事をしてるけど、ブログ開設してどれぐらいお金になるんだろう?書き方のおすすめはあるのかな?
こんな疑問を持っている人にはクリティカルな内容になっていますので、是非最後までご覧下さい。
【ゲストプロフィール】
じゅんぺいさん(@junpei_sugiyama)
37歳からWeb制作とブログ開始|39歳でタイ・バンコクに移住|ブログ450記事→月間最高15万PV|ブログ最高月収28万円|コーディング&WordPressメモまとめ集が大ヒット中|タイを中心に海外情報を発信
じゅんぺいブログ:https://junpei-sugiyama.com/
この記事を書いたのは
しょーご(@samurabrass)
このブログ「しょーごログ」の運営者。2018年からエンジニアとしてサイト制作やシステム開発を行いつつ、ブログとYouTubeで情報発信を行っている。駆け出しエンジニアのコーディング課題添削も行う。
ロードマップ
✅ブログでファン化させて自社商品を長期的に売る方法
✅売れる商品と売れない商品の特徴
✅3日で340万円→1年間で930万円売り上げた自社商品の分析結果
✅自社商品販売における不安要素の対処法
✅自社商品を作るタイミングとどんな物を作ればいいか
技術ブログを軸に不労所得を積み上げたい方に、ピッタリです。
ブログを本気で資産化させたい方は、是非!👇
\毎月自動で生活費以上を積み上げる!!/
- じゅんぺいさん自己紹介
- 技術ブログを始めたのは、WordPressに慣れるため
- 自分が楽をするために技術ブログを書いている
- 技術ブログのネタは”探さない”
- 読みやすい技術ブログは”無駄がない”
- 記事にかける時間は一時間から数日間!?
- 技術ブログは”相手にボールがあるとき”に一気に書け!!
- 技術ブログは収益以外にもメリットだらけ!!
- 100記事でどれぐらいのPV?見られるにはどうすれば良い!?
- 技術ブログを続ける大切な”マインド”
- 技術ブログは仕事に繋がる!?
- で、技術ブログの収益は?稼げるの?
- コーディング&WordPressメモまとめ集の魅力と制作経緯
- どうやったら自社商品なんて作れるの?
- ブログと自社商品で資産を積み上げるロードマップ
- これから技術ブログを伸ばしたい人へメッセージ
- 今回のまとめ
- その他のインタビュー一覧
じゅんぺいさん自己紹介
今回は宜しくお願いします。
最初に簡単にじゅんぺいさんの自己紹介をお願いします!
はい!2020年からWeb制作とブログをやっている、じゅんぺい(@junpei_sugiyama)と申します。
2021年10月にタイに移住して、現在はブログを中心に活動、自社商品の販売などもしています。よろしくお願いします!
技術ブログを始めたのは、WordPressに慣れるため
今回は技術ブログについてお聞きしていくんですが、まず正確にはいつからブログ始められたんでしたっけ?
ブログは2019年の末くらいに開設しました。
まだ学習中で、WordPressのオリジナルテーマ制作の勉強をしていた頃ですね。
何を書くとか、どうやって運用していくかなどは考えていませんでした。
技術ブログを始めた理由はなんですか?
『WordPress案件をやっていくなら、WordPressに慣れておかないと怖い』
と思ったからですね。
(あ、私と同じだ。。。)
ありがちな例えかも知れませんが、プロ野球選手を目指している人がいるとします。
ルールブックを完璧に暗記して、練習では完璧なプレーをしていたとしても、観客が満員で初めての対戦相手、且つアウェーで試合となったら上手くいくでしょうか?
Web制作も同じで、Loaclなどを使った自分のパソコン上だけでは、練習試合というよりただのインプットに過ぎません。
サーバーにアップしてWeb上に公開されるまでが本番です。
そのWeb上に公開する作業を、いきなり実務でやるのは恐ろしすぎると思いませんか?
例えば、クライアントのサーバーを触っていて、誤って既存のHPを削除してしまい損害賠償に・・・など。
しかし、自分で立ち上げたブログであればいくらでも失敗できるので、WordPressとサーバーの扱いに慣れるにはもってこいなのです。
本当にそれです。Web制作者はWordPressブログやるべきだって私も思います。
以下の記事のステップでブログを開設できるので、まだ持っていない人は速攻で開設してください。
シン・レンタルサーバーでのWordPressサイト公開方法を画像100枚で解説【ブログ・ポートフォリオサイト両方いける】
自分が楽をするために技術ブログを書いている
「既にネット上に有益な情報があるから、わざわざ自分が書かなくても」って声があるんですが、どう思いますか?
コーディングで分からないことがあれば『参考サイトをブクマすればいい』と思うかも知れませんが、それだと参考サイトのブクマが大量になってしまいます。
さらに、
・参考サイトも見にくい
・自分で書いた方が自分にとって分かりやすく、次に同じ実装があった時にコピペで済ませられるから
という理由で、自分で書いていますね。
自分で書いた記事なら、探すのは簡単です。
つまり、『自分が実務で楽をしたいから』が理由になります。
じゅんぺいさんは自分用の備忘録としてブログを書いてたら伸びましたもんね。その考えはマインドブロック外れていいですね。
技術ブログのネタは”探さない”
技術ブログを書く時、どんなネタで書こうかってみんな悩むと思うんですが、ネタ探しってどうされてますか?
自分の場合ですが、主に『実務で実装したけど、また実装する時には調べ直さないとできなさそうなこと』になります。
なので、『探す』という感じではないかも知れません。
まだ勉強中で実務未経験であれば、備忘録として書くのもいいと思いますが、どちらかと言えば実務で経験したことを記事にした方がいいです。
というのも、勉強したこと → 実務で使われるかどうか分からないからです。
なので、私の場合は案件をやりながら、
『この実装はまだブログに書いてなかったな』
ということがあれば、ブログにタイトルだけ書いて下書き保存しておきます。
これを繰り返していけば、ネタは自然と溜まります。
ブログにタイトルだけ書いて保存しておくのはいいですね!
キーワード選定はしないで、あくまで自分が困ったことベースですかね。
そうですね!基本的にキーワード選定などはしていません。
読みやすい技術ブログは”無駄がない”
技術ブログの書き方についても聞いていきたいですが、読みやすくなる、おすすめの書き方とかありますか?
私の場合、基本的なイメージは以下になります。
- タイトルを決める(ざっくりでOK)
- 見出しを考える(h2とh3)
- 記事の概要を書く
- 実装方法について丁寧に書く
- 専門用語などは補足で説明する
- コーディングの記事であれば、コードを載せたりCodePenを活用する
- WordPressの記事であれば、手順を細かくスクショする
- コーディング系・WordPress系ともに必ず動作確認をする
記事を書くときに意識しているのは、以下2点です。
❶無駄な情報は書かない
❷必要な情報は省かない
よく『じゅんぺいブログは無駄がなくて読みやすい』と言って頂いています。
ブログは長ければいいというわけではなく、必要な情報を読みやすく書くのが重要だと思っています。
例えば、カレーの作り方の記事があったとします。
そこでスパイスの詳細や野菜の育て方から書いてあったら『早くカレーの作り方を教えてくれ』って思いますよね?
確かに、前置きいらないから結論教えてってことは多いですよね。
逆に何の具材を使うのか書いてなかったら『いやいや、使う材料教えてよ』ってなると思います。
技術ブログでもよくありますが、『なぜその情報を書いていない??』って思うことが多いです。
なので、『無駄な情報は書かないけど、必要な情報は省かない』というのを意識しています。
いや〜おっしゃるとおりですね(汗)
あと稀に記事内のテキストをコピーできないように対策しているブログがありますが、技術ブログでコードがコピーできないのは致命的なので、コピペ対策はしない方がいいと思います。
記事にかける時間は一時間から数日間!?
技術ブログの記事って、1記事書くのにどれぐらい時間をかけてますか?
記事によって様々だと思いますが…
そうですね〜、
例えばこちらの記事は2万文字くらいあり、私のブログの中でも1,2を争うほどボリュームがあります。
これは完成するまでどのくらいかかったか覚えていませんが、数日かかった気がしますし、公開後もこまめに更新しています。
逆にこちらの記事はかなりボリュームが少なく、1時間もかかっていないと思います(でも意外とアクセスはされてます)
なので、数日で1記事の場合もあれば、1日で3記事とか書くときもあります。
技術ブログは”相手にボールがあるとき”に一気に書け!!
技術ブログって基本的に書くの後回しになるじゃないですか。
周りでもブログ初めて辞めてった人が冗談抜きで9割です。
じゅんぺいさんはどうやって継続してるんですか!?
恐らくこれが技術ブログの大きな問題だと思います。
私の場合は、基本的には案件があれば案件最優先で、ブログは一切やりません。
なので、『毎日書く』とか『1日1記事更新する』という感じでなく、更新頻度は非常にムラがあります。
おお〜確かに毎日更新以上の月もあれば、1記事の月もある(゜o゜)
はい。ただし、時間が経ち過ぎると実装方法を忘れてしまうので、なるべく早く消化するのがおすすめです
後回しにして忘れてしまい、書けなくなったネタがいくつかあります笑
ブログを書くタイミング
具体的にはどのタイミングで書くんですか?
シンプルに案件でやることが無くなった時です。
これは『全て納品して案件が0になったら』ではありません。
まず、Web制作案件の進み方は様々で、スケジュール通りに進むことはほとんどありません。
例えば10ページのコーディング案件があったとして、『まだトップページしかデザインができてないけどコーディングを始めて欲しい』というケースもあります。
そういう場合は、トップページのコーディングが終わってクライアントに確認して貰っている間は、手元のボールは自分ではなく相手にあります。この『相手にボールがある時』に一気に書きます。
なるほど!確かに案件の切れ目を待っている必要はないですね。
本当はこの間に営業したりもっと案件を入れたりしても良いですが、案件をパンパンに入れてキャパ100%にすると、
- 予期せぬトラブルに対応できない
- 案件以外のことが一切できない
となるので、この辺のバランスは自分で決めるといいかと!
技術ブログは収益以外にもメリットだらけ!!
技術ブログの収益に関しては後で聞くとして、まずは収益以外のメリットあれば、聞いていきたいなと!
メリットは色々ありますが、実際に書いている人にしか分からないようなメリットをご紹介します。
メリット①:継続案件に繋がる
ちょっとイメージしにくいかも知れませんが、早くブログを書くために、早く相手にボールを投げたいという気持ちは、結果的に爆速納品に繋がります。
つまり、
- ブログを書きたいから、時間が欲しい
- 時間が欲しいから、早く案件を終わらせたい
- 早く案件を終わらせたいから、爆速で納品
- 爆速で納品したら、クライアントに感謝される
- クライアントの信頼を得られるので、継続案件に繋がる
- そして、書いたブログは今後の案件で活用できる
という良いサイクルになります。
メリット②:知識が深く定着する
私は備忘録としてブログを書いていましたが、それでも
『人に見られる可能性があるから、間違った情報は載せないように、かつ分かりやすく解説しよう』
という意識で書いています。
これは、『人に教える』に近いと思います。
そして、人に教えるというのは、知識が定着しやすいということです。
もちろん直接人に教える方が定着すると思いますが、ブログも公開するために念入りに調べたり試したりするので、定着率はかなり高いと思います。
つまり、ブログを書くということは、インプットとアウトプットが同時にできるということです。
確かに、ブログで書いた内容は人より詳しい自信があります笑
ちなみに、私が技術ブログを書くときのイメージは、
『自分の記憶がリセットされても記事を読めば実装できるくらい分かりやすく書く』
です。
指標が明確でいいですね!
メリット③:X(旧Twitter)のフォロワーが増える
ブログをやっていて、Twitterでフォローされるには主に2パターンあります。
1つ目は『ブログに貼ってあるTwitterのアイコンからフォローされる』です。
これはイメージできると思います。
そして2つ目ですが、Twitterで『このブログが参考になりました』とツイートしてくれる方がいます。
こういったツイートをRTすると、高確率でフォローされます。
あまりフォワーを増やそうという意識はありませんが、これを繰り返しているだけでじわじわ増えています。
確かに、私もその感覚がありますね!なので、よくXのリンク検索してエゴサしています笑
メリット④:唯一無二の誰とも被らないポートフォリオになる
営業の際には、ポートフォリオを使うと思います。
そして、スクールや教材では『ポートフォリオに実績として掲載可』という場合がありますが、そうなると『ポートフォリオ被り問題』が発生します(周りでも実際にありました)
ポートフォリオはみんな同じ課題やるので、まあ被りますよねw
ブログであれば人と被ることはありません。
そして、営業の際やクラウドソーシングでブログのURLを載せていれば、間違いなく見られると思います。
実は私はポートフォリオがありません。
あれ!?そうだったんですね!
はい笑
それでも案件はほぼ紹介で頂いていて、かつ『ポートフォリオを見せて下さい』と言われたことがほぼ無いのは、
ブログがスキルの証明の一つになっているからだと思います。
確かに私も最初の一年だけポートフォリオサイトありましたが、今は閉鎖しても問題ないですし、
周りのフリーランスもほとんど積み上げた信頼で自動で仕事が来るので、感覚は分かります。
メリット⑤:ライティングスキルとググり力がアップする
これは自分でも実感してるわけではありませんが、ブログを書いていれば当然ライティングスキルがアップします。
そして、ライティングが活きるシーンは非常に多いです。
- 営業文
- SNSでの情報発信
- ポートフォリオ
- 自社商品
他にも、文章を使うシーンはいくらでもあると思います。
また、技術ブログを書いていると『ググり力』が鍛えられます。
この『ググり力』はWeb制作をする上で超必須スキルだと思うので、『ググり力=自己解決力』がメキメキとアップします。
セールスライティングとか、実践の連続で自然に書けるようになりますよね。
私もお客さんのサイト運用サポートの際に、結構アドバイスできるようになりました。
メリット⑥:感謝される
これは完全におまけですが、Web制作系のオフ会などに参加すると、高確率で『いつもブログにお世話になってます!』と言われます
(ついでに後ほどご紹介する『Brain買いました』もよく言われます)
元々は自分が実務で楽したいから書いてただけなので、人の為に書いていたわけではありません。
それでも、人に感謝されるとやはり嬉しいものです。
いや〜嬉しいですよね!!
大阪でしょーごさんがファンに握手を求められるシーンも見たことありますw
多分2020年6月大阪でのイベントですねw
明確に覚えてますw
メリット⑦:Web制作知識との掛け合わせが最高
これはWeb制作者にブログをおすすめする理由でもあるんですが、、、
コーディングやWordPress制作をやっていると、自分の技術ブログでのトラブルや不具合があっても自分で解決できたり、CSSを書いてカスタマイズすることが可能です。
コーディングしないブロガー的にはCSSも触りたくないですもんね笑
コーディングやWordPress制作ができる人は、できない人と比べてブログやるのに有利だと思いますね。
あとは、WordPressやサーバーを触れなかったら、画面真っ白とかで何度か詰んでいたような気がしますw
Web制作で培った問題解決力は、ブログでも活かされるということですね!
100記事でどれぐらいのPV?見られるにはどうすれば良い!?
やっぱり技術ブログ書くなら沢山の人に見られたいですよ。
例えば100記事書くとどれぐらいのPVになるんですかね?
私が100記事くらい書いた時のPV数は、月間14,000PVくらいです(1年3ヶ月くらい)
しかし、40記事くらいでは1,000PV以下だったので、少なくとも30記事くらい書くまではPV数は見なくて良いレベルかと思います。
しょーごログも似た感じだったかと思います。
PV数は少なくても効果がある!?
技術ブログは、PVが少なく辞める人も多いと思います。
実際モチベが上がりにくいと思うんですが、どう乗り越えればいいですか?
PV数が少なくても、Twitterでちゃんと発信をしていれば案件に繋がることありますよ!
さすがに数記事しかないと効果は薄いかも知れませんが、20記事くらいあればそれなりに見栄えは良くなります。
さらに、Twitterでもこまめに、
- 技術ツイート
- 気付き
- ためになった参考サイト
- 自分のブログ
などをツイートすれば、そのタイムラインも唯一無二のポートフォリオになり得ます。
私がTwitterから案件を依頼されたときは、フォロワーが500人いたかどうかくらいだったと思います。
フォロワー500人でも案件獲得できるのは、再現性高くでいいですね!
実際仕事発注する時、投稿は見るけど、フォロワー数とか見ないですしね。
見られるネタと、見られないネタ(書く必要無い)
先ほど『実務で実装したけど、また実装する時には調べ直さないとできなそうなこと』を書く、と言いましたが、
- 実務で実装したことがあるなら、今後も使う可能性があるし他の人も使う可能性がある
- 自分が苦戦したことは、他の人も同様に苦戦しているはず
なので、他の人も知りたい情報である可能性が高いということになります。
つまり、実務で実装したことがあることは、見られる可能性が高いネタということです。
逆に、これはネタにしないなというものはありますか?
あまり書かないネタはこちらですね。
- 簡単すぎること
- 実務で使う可能性が低すぎること
例えば、文字色を変えるCSSのプロパティ『color』は、記事にするまでもなく、簡単に覚えられることだと思います。
つまり、自分で後から見返すこともないし、他の人が欲しがる情報でもありません。
本当の初心者なら知りたい情報かも知れませんが、このレベルの内容を記事にしていたらキリがありません。
あとは、実務で使うことがなさそうなネタはあまり書きません。
例えば、『CSSだけでドラえもんを作る方法』など。
たまにCodePenとかに転がってるやつですねw
楽しいかもですが、ブログ活用の効率としては悪いですよね笑
『もっと優先するべきネタがあるはず』ってことですね。
技術ブログを続ける大切な”マインド”
技術ブログを続ける際には基礎マインドが重要だと思っています。
なにか重要なTipsがあれば、簡潔に教えてもらえると!
同じネタがあっても大丈夫
これは誰もが思うことだと思いますが、逆に一切被らないネタなんてほとんどないと言っていいと思います。
以前、『Web制作のロードマップを書こうと思っているんですが、他の人の方が良い記事書いてると思うので書くか迷っています』という人がいました。
しかし、仮にロードマップの内容が全く同じだったとしても、それを経験してどう感じてきたかなどを書けばOKです。
技術ブログも同じで、ネタが同じでもコピペじゃなければOKです。
重要なのは、自分で実際に理解した上で実装して、自分の言葉で解説することです。
ちなみに、コピペが良くないのはパクリになるからだけでなく、『参考サイトが正しいとは限らないから』です。
コーディングなどは技術の進歩が早いので、数年前の記事は今では不要の情報もあったりします。
確かに、新しいだけでも価値がある情報は多いですよね。
間違っている情報を訂正するだけの記事も価値があると思います。
そう考えると、打ち手は多い。
間違っていてもOK
こんなことを書くとちょっと語弊がありますが、まず第一に、公開されているブログが全て正しい情報とは限りません。
コーディング系の記事でも、誤字脱字はもちろん、コードが間違っていることもあります。
もちろん間違いがないか念入りにチェックして公開しますが、ブログは後から削除も編集もできるので、そこは恐れずに公開しましょう。
私の場合は、WordPressだとできませんが、コーディング系の記事であればCodePenを使ってしっかりとデモを載せています。
デモを載せていれば、『ブログ通りにコード書いたのに動きません』というお問い合わせは限りなく0に出来るはずです
実際にそういったお問い合わせは全然来ません。
確かに、自分で正確か検証する工程で、自分自身の理解度も上がるので、間違いを恐れて書かないより、書いて出したほうが絶対良いですよね。
技術ブログは仕事に繋がる!?
技術ブログの収益を聞く前に、仕事に繋がるのかという面を最初にお聞きしたいです!
ぶっちゃけ仕事に繋がりましたか・・・?
いくつかあるので、分けて話そうと思います。
- コーディング案件の依頼
- 技術記事のライティング案件
- 記事掲載の依頼
- 書籍への掲載
- ライティング作業のディレクションの依頼
- ブログ売却の相談
おお!コーディング以外にも沢山あるんですね・・・!
❶コーディング案件の依頼
これはブログのお問い合わせに直接来るパターンと、Twitter経由で来るパターンがあります。
ブログでもTwitterでも『お仕事の依頼お待ちしてます』的なことは書いてないのですが、それでもたまに依頼が来ますね。
具体的にはどんな案件が来ますか?
- WordPressのオリジナルテーマ制作
- 複数ページの静的サイトのコーディング
- LPコーディング
- Swiperでつまづいたところのアドバイス(個人の方)
などですかね。
やはりブログやTwitterでの発信内容に関する依頼が多いと思います。
ただし、基本的に紹介で頂いている案件で十分だったので、ほぼお断りしていました。
ちなみに、一発目のメールでまだこちらが返信していないのに、サーバーやWordPressのログイン情報など、個人情報が載っていたときは怖かったですw
相談者のリテラシーも様々ですよね笑
❷技術記事のライティング案件
これはライティング案件になります。
文字単価が1円と激安だったので、少し交渉して5記事で3万円になりました。
記事の内容はコーディングに関することで、ブログも慣れていたので楽勝かと思いましたが、見出しや文字数が指定されていたので非常に苦戦しました(蛇足な文章があったり、必要な文章を削ったり)
おお、個人的にはあまり受けたくないですねw
❸記事掲載の依頼
これは、『じゅんぺいブログに記事を掲載して欲しい』という依頼です。
これは2つのケースがあり、1つ目は『うちのサービス・商品に関する記事を書いて欲しい』というケースです。
これは結構あるケースで、大抵お金の報酬はありませんが、アフィリエイトの特別単価を適用してくれたり被リンク対応をしてくれたりします。
うちにも結構営業メールが来ますね。特単は助かります。
2つ目は、『◯万円お支払いするので、弊社のライターが書いた記事を掲載して欲しい』というケースです。
これは1回だけでしたが、自分は提供された文章をちょっと調整や装飾をして掲載するだけで、3万円ほど頂きました。
そんな案件あるんですね!笑
それは初耳です!
❹書籍への掲載
記事を公開して4〜5日くらい経ったら、ある出版社から
『今度出版する書籍にこの記事を掲載して良いですか?』
という連絡がありました。
数千円という微々たる報酬でしたが、特に断る理由もないのでお受けしました。
記事の前半をまるまる使われていた感じでした。
これも初耳です!色んな機会が転がっていて凄いなぁ。
❺ライティング作業のディレクション
これは相手の会社にSEOに強い人材がいないため、キーワード選定から記事の入稿までお願いしたいという依頼でした(お断りしました)
コーディングとほぼ関係無い仕事まで来てる笑
❻ブログ売却の相談
これはじゅんぺいブログを100万円で売って欲しいという相談です。
ブログの売却額はブログ年収の1年~1年半と言われていて、明らかに安いのでお断りしました(元々売る気はありませんでしたが)
激安ですね笑
正直1000万でも売りたくないと思います。。。
で、技術ブログの収益は?稼げるの?
技術ブログのアフィリエイトって儲かる?
そろそろ革新に迫っていきたいと思いますが、技術ブログにアフィリエイトってどうですか?稼げます?
プログラミング分野って儲かりそうですが。
正直、アフィリエイト目的なら、技術ブログはおすすめしません。
上手く収益化できる人もいると思いますが、私はアフィリエイトで言えば月間15万PVあっても、月収5万円にも満たないと思います(結構アフィリエイトを貼ってる記事はありますが)
え!?そうなんですか!?めちゃくちゃ意外なんですが。。。
技術ブログのアドセンスの収益はどう?
ブログで稼ぐ方法として有名なのは、アフィリエイトとアドセンスだと思いますが、アドセンスの収益は雀の涙です。
アドセンスはサイト内に表示されるバナー広告です。
アフィリエイトと違い、基本的に記事が見られるだけで収益が発生します。
2024年2月にクリック型からインプレション型に変わったので、収益がどうなるかちょっと分かりませんが、それでも期待はしない方が良いと思います。
私もインプレッション型になって色々試していますが、今までは1PV0.2円くらいだったので、15万PVでも3万円くらいにしかなりません。
The Moneytizerはアドセンスより稼げる
「The Moneytizer」はまだあまり浸透していない広告ですが、アドセンスより稼げます。
これもインプレッション型で、クリック回数ではなく表示回数によって収益が変わるタイプです。
インプレッション型にしては収益はブレますが、1PV0.5〜0.8円と言ったところです(かなり多めに貼ってます)
アドセンスの3倍ぐらい収益出てますね!
現在15万PVですが、直近3ヶ月の収益は以下のような感じです。
2023年11月 | 約124,000円 |
2023年12月 | 約74,000円 |
2024年01月 | 約93,000円 |
はえ〜すっごい。。。
PV数はあまり変わってないのに、結構ブレてますが・・・
これは、決算期などが関係してくるようです。
そして重要なのは、PCで見られることが多い技術ブログは有利ということです。
PCの方がたくさん広告が表示されるので。
とはいえ、15万PVでもこのくらいなので、PV数が増えた時のお小遣い程度に考えておいた方が良いかと思います。
「The Moneytizer」については、以下の記事を参照下さい。
コーディング&WordPressメモまとめ集の魅力と制作経緯
そういえば、じゅんぺいさんは「コーディング&WordPressメモまとめ集」という大ヒット商品を出しましたよね。
こういう自社商品もブログ収益化という面では大きいと思うのですが、
✅コピペで使えるWordPressの各テンプレート
✅実務でよく使う見出し一覧
✅実務でよく使うテキストのhoverアニメーション
✅実務でよく使うボタン内の矢印9種類
✅トップページに新着一覧、カスタム投稿の新着一覧
✅固定ページでページネーションを実装する方法
✅ACF、SCFの出力方法
✅Contact Form7の色々・・・
今現在もメモは追記されており、サグラダ・ファミリアの如く進化し続けるスニペット集で、手元に1つ置いておきたい教材です👇
コーディング&WordPressメモまとめ集はどういう経緯で出そうと思ったんですか?
これは元々notionにまとめていた単なる自分用のメモで、販売しようと思っていたものではありませんでした。
しかし、ある人に見せたところ、
『🙎じゅんぺいさん、これ売れますよ』
と言われたのがキッカケでした。
ただそのままでは人に見せられる状態ではなかったので、全て整理と動作確認をして、使用頻度が高い順に並べてから販売しました。
初めての自社商品でしたが、3日で500部も売れました。
その後も売れ続けて、note版も含めて1,150部売れています(2024年2月現在)
そして、Brainでは630件もレビューを頂いています(平均5つ星と高評価)
確かに、コーディング&WordPressメモまとめ集を持っている制作者は多いイメージです。
これは実務でよく使うコードをまとめたスニペット集のようなもので、辞書のように簡単にコピーして使えるので、時短=時給アップに繋がります。
また、個人的にも意外だったのが、『notionへのコードのまとめ方が参考になった』という感想が多かった点です。
つまり、単純にコピペ可能なスニペット集として使うも良し、またはオリジナルのスニペット集を作る参考にするも良し、という内容になっています。
どちらにしても時短に繋がるので、コーディングの時給をアップしたい人にコーディング&WordPressメモまとめ集はおすすめです。
私もコードはNotionにスニペットでまとめてますが、使いこなせるとかなり便利ですよね!
どうやったら自社商品なんて作れるの?
数百円のnoteでも立派な商品
自社商品、作れたら技術ブログの収益性も大きく上がりそうですが、難しそうです。。。
自社商品というと『自分にはそんなものは無理』と思うかも知れませんが、メモまとめ集なんて元はnotionにまとめていただけのメモです。
それが、累計売上1,000万円を超えています。
自社商品を作ること自体は、難しいことではありません。
例えば、思いつきで書いたこちらのnoteですが、最初は100円で販売しました(現在は300円)
これはただ自分の考えを書いただけですが、119部売れました。
正直、単価が安いので大した収益ではありませんが、これも立派な自社商品です。
そう考えると、難しくはないと思いませんか?
確かに、数千円とか数万円のものでなく、数百円のをnoteで出すなら、結構出せそうな気がします。
ブログと自社商品で資産を積み上げるロードマップ
メモまとめ集が3日で500部売れ、その後も売れ続けているのはブログのおかげです。
先ほど、『アフィリエイト目的で技術ブログはおすすめしません』と書きましたが、積み上げた記事に関係する自社商品を出せば、大きく稼げる可能性があります。
そして、こちらの【時間と心の余裕を作る】ブログと自社商品で資産を積み上げるロードマップでは、ブログと自社商品で資産を作る方法を解説しています。
このロードマップでは、具体的にどんなことが解説されてるんですか?
- 自社商品はいつ作るか?
- 自社商品はどんな物を作ればいいか?
- 自社商品販売における不安要素の対処法
- 自社商品が売れるのに必要な要素
- 自社商品が1年経っても売れ続ける理由
などなど、解説しています。
(約75,000文字あるので、これはほんの一部です)
こちらの方はブログ無しの自社商品のみで、サクッとBrain代を回収していました。
また、逆に自社商品なしのブログのみで、サクッと商品代を回収した方もいます。
つまり、ブログと自社商品を組み合わせれば、もっと稼げる可能性が広がるということです。
無料部分だけでも参考になると思うので、気になる方は読んでみてください。
これから技術ブログを伸ばしたい人へメッセージ
最後に、せっかくこの記事を見てくれた方には、確実に技術ブログで成果を出してほしいと思います。
皆さんに熱いメッセージをお願いします!!
周りで技術ブログというか、ブログ自体が続いてる人は2〜3%くらいのイメージです😢(もっと低いかも)
すごいモチベーション高く始めた人も、2〜3ヶ月もしたらフェードアウト・・・というのが多く、だいたい5記事にも満たないと思います。
なので、ブログを始めようと思っている人に覚えておいて欲しいのは、以下になります。
- 毎日1記事更新など、無理な目標は立てない(できなかったらそのまま挫折の原因になる)
- モチベーションに頼らないで習慣化する(歯磨きレベルに『やって当然』という状態にする)
- ブログの効果に即効性はない(1年は継続必須)
- PV数が伸び始めるまでは時間がかかる
- しかし、積み上げていけば、その分しっかり効果は得られる
デメリットがあるとすれば、
・めんどくさい
・時間を使う
この2つだけです。
しかし、この2つがとんでもなくデカいウェイトを占めています。
何事も同じですが、メリットだけ得られるなんて虫の良い話はありません。
もしメリットを得たいと思うなら、このデメリットは受け入れる覚悟が必要です。
じゅんぺいブログも、最初の半年くらいは息をしていません(これはBrainで公開しているグラフです)
それでも、記事数に応じてしっかりと伸びているのが分かります。
この期間でも、案件を楽にしたり、案件に繋げるというメリットを意識しておけば、継続できると思います。
もし技術ブログの書き方で分からないことがあれば、ブログでもTwitterでもお問い合わせ下さい。
今回はインタビューありがとうございました!
今回のまとめ
今回は個人技術ブログで15万PVという圧倒的な数字を叩き出しているじゅんぺいさん(@junpei_sugiyama)に、技術ブログの伸ばし方のコツ・収益化について、徹底インタビューを実施しました!
技術ブログの書き方を復習すると、以下です。
- タイトルを決める(ざっくりでOK)
- 見出しを考える(h2とh3)
- 記事の概要を書く
- 実装方法について丁寧に書く
- 専門用語などは補足で説明する
- コーディングの記事であれば、コードを載せたりCodePenを活用する
- WordPressの記事であれば、手順を細かくスクショする
- コーディング系・WordPress系ともに必ず動作確認をする
技術ブログは書いて見られるようになれば、お金以外のメリットも多々あります。
しかし、もし本格的に技術ブログを資産にしていくなら、じゅんぺいさんのブログと自社商品で資産を積み上げるロードマップは、かなりおすすめです。
技術ブログでアフィリエイトやアドセンスにはあまり期待できないですが、自社商品によって大きく収益性を伸ばすことができます。
超長い本記事をこんな最後まで見てくれる方は、ヒートマップによると10%に満たないです。それほど熱量のあるあなたには、是非成功してほしく思います。
ロードマップ
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