こんにちは、一年間の中国留学でHSK6級に合格した、しょーご(@samuraibrass)です。
中国留学ってどんな感じなんだろう!楽しく中国語が伸びるのかな!
今あんまり中国語できなくても、現地に行けば絶対上達しますよね!
こんな方はイマジンブレイカーが起こるので、ブラウザバックした方がいいかもしれません。
最近はこの記事は「中国留学 やめとけ」「中国留学 怖い」というワードで上位表示されていますが、それぐらいリアルな辛い話をします笑
今回は辛かった思い出の中でも、特に言語に関連した思い出をひたすら詳細に書いていきます。
結論をいうと、中国語初心者の状態で渡航した結果、留学生活の難易度はベリーハードでした。
ただ強靭な精神力と悔しさというバネを手に入れられましたので、短期間で自分を変えたい人にはおすすめです笑。
なお、僕は中国の北京に10ヶ月間交換留学に行きまして、渡航時のレベルは単語を100個程度知っている程度.
会話はできませんでしたが辛く悔しい思いをバネに頑張ったところ、9ヶ月目に中国語の国際的資格のHSK最高級の6級を獲得できました。
また、この経験をバネに就活では無双することができました。
終わりよければ全て良しと言いますが、それでもとても辛いことがたくさんありました(泣)
この記事を書いたのは
しょーご(@samurabrass)
当ブログ「しょーごログ」の運営者。2018年からWeb制作・フロントエンドエンジニアとして主にWordPressでのサイト制作やシステム開発のフロントエンドを担当。同時にブログとYouTubeで情報発信を行っている。駆け出しエンジニアのコーディング課題添削も行い、スクール講師を4年以上している経験を活かした分かりやすい記事制作を心がけている。
中国留学での辛い話⓵ まともに話せずタイ人に笑われたこと

2015年8月26日、僕は北京の交換留学先の、寮の二人部屋に入寮しました。僕が到着した時はまだルームメイトが到着しておらず、数日間は一人で過ごしていました。
数日後、扉が開き入ってきたのはカンボジア人の学生。僕と同年齢で名をキムセットと言います。
彼に、『この後タイ人の友達と夜ご飯に行くんだけど、一緒に行かないか?』と英語で声をかけてもらい、恐る恐る一緒に行くことに(それまでの人生で外国人とまともに話した経験がありませんでした)
タイ人たちは10人程度だったと思います。
僕は拙い英語で自己紹介し、みんなでご飯場所までバスを乗りついで行くことに。
道中も確か英語で会話していたと思いますが、語学レベルがかけ離れすぎたのと、私はもともとコミュ障と呼ばれる人種のため、会話はほとんど続かず、あまり記憶にありませんw
中国語はまともに使えるレベルにないので、意図的に避けて英語で頑張りました。

夕食がスタートした後、彼らはタイ語で話しながらとても盛り上がっています(キムセットはタイ語がペラペラなので問題ないです)。
タイ語話者10、日本語話者1なので、仕方ないといえば仕方ない状況だと思います。
そしてここで、僕が楽しめていないとわかった親切なタイ人の子が僕に話を振ってくれました。
中国語で
正直行ってることがわからずにその時は推察して何か答えたと思います。
そしたらめちゃめちゃ笑われました。
多分向こうには一切悪気はなかったと思います。
今となっては相手の質問内容を知る由もないですが、当時はとてもショックを受けました。
よく、海外では英語を解さない相手は無教養の子供扱いをされるという話があります。
当時の私も、言葉が話せない子供のような扱いを受けた感覚がありました。
その後は終始タイ語での会話になり、僕はひたすらかりそめのニコニコを繰り広げつつも、心の中で復讐を誓いました(語学レベルで追い抜いてやるという気持ちに昇華)
このあと、めちゃくちゃ勉強した。
中国留学での辛い話⓶ レベル分け試験で惨敗

それから数日後、レベル別のクラスに生徒を分配するレベル分け試験が行われることになりました。
中国語の留学では一般的に留学生の語学レベルに応じてクラス分けがされます。
初心者の場合は試験は受けずに一番下の初心者クラスで、你好から学び始めます。
僕の適正レベルは明らかに初心者クラスだったのですが、当時は『你好からとかやってられないぜ!』という熱く無謀な気持ちを持っていたので、試験を受けることに。
試験は読解とリスニングと、、、

ただ、試験そのものは自分が想像した数倍難しく、最初の読解のマーク試験ではただの塗り絵の練習のようなできになってしまいました。
次のリスニング試験に入る前に、問題文の訂正のようなアナウンスがされます。
僕はそのアナウンスすら聞き取れませんでしたが、隣の優しい韓国人が英語でなにやら教えてくれました。
しかし僕は英語も初心者レベルだったので、理解できず、そのままリスニング試験に。
これも塗り絵になりました。
そして
面接試験で惨敗
試験を受けてから知ったのですが、どうやら面接試験があるらしいと。
僕の心はすでに壊れかけでしたが、ここまでくれば逃れられないので、面接部屋に入ります。
中国人の先生とマンツーマンで試験が行われました。
言っていることは9割9分わからないので僕は苦笑いしながら頭をひたすら傾け続けました。
そして苦痛の15分が過ぎた頃、面接官が中学生でもわかる簡単な英語で話し始めました。
『君は今中級コースを志望しているみたいだけど、ちょっと今のレベルじゃ厳しいね、もし留学生活を楽しみたいのなら、初心者コースから始めた方がいいかもしれないよ』
さすが外国人に教え慣れている先生だけあり、とてもわかりやすい英語で話してくれました。
今思うととても簡単に話してくれたのだと思いますが、当時は相手の行っていることが理解できただけでとても嬉しかったので、『OK!』と元気に返したのを覚えています。
このあと、初心者クラスでめちゃくちゃ勉強した。
中国留学での辛い話⓷ 欧米人と話にならなかったこと

中国留学なのに、欧米人と話にならなくて辛いってどう言うこと?と思われるでしょうが、これは経験者内ではあるあるだと思ってます。
2016年7月、僕は10ヶ月間の留学を終え、中国各地を転々と旅行していました。
中国語は、以前笑われた人たちのレベルも超え、日常生活の範囲ではだいたい通用するようになっていました。
自信満々だったと思います。
その日は旅先の四川省の成都でドミトリーをとっていました。多分人生初のドミトリーでした。
到着後ベッドの上でゴロゴロしていると、唐突に欧米人旅行者に話しかけられました。
その時の悲しいやりとりを書き起こします。
欧米人『hi.Where are you from?』
僕『啊~日本,,哎呀不是,那个、、』
欧米人『Are you Chinese?』
僕『a~NoNO,I’m Japanese!』
欧米人『oh,Japan is very good country.I like it』
僕『谢谢a~thank you!』
欧米人『what?』
書いていて悲しくなりますが、当時は中国語にどっぷり浸かっていたため、もともとできなかった英語は口から出なくなっており、反射で中国語で応対してしまいました。
結局まともに会話にならず、僕はそれとなく会話を回避してしまいました。
当時の感覚としては、また留学初期に戻ったような感覚と共に、英語がグローバル言語であり教養であると再確認した瞬間でもありました。
中国にいようが、英語からは逃れられない。
ちなみに英語はこの後フィリピンでめちゃくちゃ勉強した。
まとめ 中国語初心者で中国留学は辛いです

最後の話は中国語は関係なかったですが、言語初心者でその国に留学に行くと言うのは相応の過酷さを伴います。
海外なれしている場合はまだマシかもしれませんが、僕は初の海外渡航だったため、なおさらでした。
時には外出が怖くなってしまい、部屋に閉じこもってばかりの学生もいます。
留学はキラキラしてない泥臭い部分も多いです。
僕は、悔しい思いをそのまま勉強意欲へと昇華させられましたが、最初の1ヶ月目は辛過ぎて5キロ痩せました。
中国語初心者で中国留学に行くことを計画している方がいたら、全力で事前学習をしてから渡航して欲しいですね笑
それでは、また!
中国留学に関するよくある質問
中国に留学するメリットは?
中国語習得、経済成長を体感、安価な留学費用、文化体験、就職に有利などが挙げられます。特に中国語は就活でも大きくアピールできるので、差別化に繋がります。
中国留学中にバイトはできますか?
原則として留学生のアルバイトは禁止されています。違法行為となり、最悪の場合国外追放の可能性があります。
中国に留学するには何年かかりますか?
目的により異なりますが、語学留学は3ヶ月〜1年、学位取得なら学士4年、修士2〜3年、博士3〜5年程度です。 筆者は最初半年の予定でしたが、足りないと思い一年に延長しました。
中国人留学生の帰国率は?
正確な統計はありませんが、近年は帰国率が上昇傾向にあり、約8割が帰国すると言われています。
中国留学の費用は一年でいくらですか?
学校や都市により異なりますが、一般的に100〜200万円程度です。大学の学費や生活費を含みます。筆者は交換留学でしたが、生活コストで月5~10万程度かかっていたと思います。
中国留学に関するあとがき

中国留学は筆者が今やっている仕事とは直接は関連していませんが、つらい経験を乗り越えたおかげで、今ではフリーランスでフルリモートで海外案件に挑戦できています。
Web制作を独学して、エンジニアとして世界や国内をワーケーションするデジタルノマドとして働けているのは、中国に出て海外へのハードルを払拭したことが貢献したのは間違いないです。
ここからは関連記事を紹介していきます!
留学情報館で相談するべき
まず周りに相談できる人がいない場合、留学情報館を活用するのがいいかと思います。無料で親身に相談に乗ってくれます。中国留学は情報が少なすぎるし古いのが多いので。
大学4年で留学を検討している方へ
大学4年での留学、全く遅くないです。私はむしろ決断を評価されました。詳しくは以下をどうぞ。
中国留学で後悔しないための記事
僕と同じ轍を踏みたくない人は、下記をどうぞ。
しっかり準備すれば、後悔のない留学間違いなしです。
現地渡航後に絶対やるべきことをまとめました。
フィリピン留学でもコテンパンにされた件
英語はしっかり勉強してったんですが、全く刃が立たなかった初日。。。
就活から逆算すると中国留学が成功する
私は「就活ではHSK6級と、取得までの努力が評価される」と判断し、留学では就活を意識した動きをしていたので、就活も成功しました。
以下の記事で就活では留学に何を求められているのかを知っておくべきです。
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