こんにちは、2018年卒で複数内定の元、就職活動を円満に終えたしょーごです。
毎年就職活動が解禁されると共に次々に開催される説明会。
皆さんはどのように利用されているでしょうか。
合同説明会のメリット 思わぬ業界との出会い
先入観で勝手に業界、絞ってませんか?
業界選びというのはかなり重要ですが、多くの人はなんとなくで業界を絞っているのではないでしょうか。
長期インターンでその業界で経験を積んでいるならまだしも、その業界と自分がマッチしない可能性があるのに、なんとなくで業界を選ぶのはリスキーだと思います。
あれこの業界、意外と自分に会うかも!という気づき
長期インターンを経験していない学生はその業界で働くイメージができないので、なるべく多くの業界、企業の説明会に参加することで、自分とマッチする業界を探るのがベストです。
本やネットでの情報収集だと、自然と自分が興味のある企業、高年収の企業のみを四季報で見るという、縛られた環境で情報を収集しているのでよくないです。
私はメーカーを主に受けていましたが、メーカーのものづくり機能を自社でもつ商社を説明会で発見して興味をもち、その後その企業の内定をいただきました。
まさに運命の出会いです。
会社説明会のメリット 現場社員と話せる
合同説明会には人事がきていることが多いですが、個別の会社説明会になると高確率で若手社員が出てきます。
皆さんに一点強調しておきたいのですが、入社後実際に一緒に仕事をするのは人事ではなく、現場の社員です。
『弊社を志望した1番の理由はなんですか』
『一番は人柄でした。実際に人事の方とお話しした時に、物腰穏やかな方達で、このような方達と一緒にお仕事できたらなと思いました』
会社のホームページ、パンフレットでの若手社員へのインタビュー対談記事でよくみる文章ですね。
個人的にはこういう理由で内定を得られたとしても、高確率で入社後ミスマッチを起こします。
人事部の側から考えれば簡単にわかるのですが、人事部も上から
今年は50人入社させること
と言った、営業マンで言う数字が絡みます。
怖い態度で学生に当たれば企業によっては条件を満たす良い学生を集めきれないかもしれません。
だから学生に接する人事は現場の社員より穏やかに見えるのです(入社後のミスマッチを防ぐため、厳しいところももちろんありますが)
対策は会社説明会にいる現場社員全員と話すこと
入社後のミスマッチを防ぐためにも、様々な現場社員とできる限り話して雰囲気や実際の話を聞き出すことが重要です。
実際に話を聞いていると、一見煌びやかに見える業界の裏の泥臭い面もよく見えてきます。
そうすることで、自分の業界・企業選びが適切かどうかより判断しやすくなると思います。
合説・会社説明会の裏技
説明会でのアピール次第で選考が有利になります
ここからは私の実体験です。
正直ここまでの話は当たり前な部分が多いのですが、この記事で述べたいのは
質と量の質問で、周りと差をつける
これがかなり効果的です。
質の高い質問をすること
質問をするにしても、質問する内容がお粗末では逆に評価を下げてしまいます。
- 御社の経営理念を教えてください
- 社風を教えてください
言わずもがな、良い印象はないです。
- 御社で活躍している人に共通していると感じる能力や考え方はありますか
- 失敗した経験とそこからどのように乗り越えたかを教えてください
- 入社前後で会社への印象が変わった点はありますか。もし、あるとすれば、どんな点ですか
さらに一歩進んだ質問
- 中期経営計画では今後の重点国としてモザンビーク、トルコ、チリの名前を挙げられていますが、実際に私達が入社した後にはそういった国々への出張や駐在が、若手のうちから増えてくるとお思いですか?
ポイントは、IR情報(投資家向け情報)を参考にすることです。
ここで詳しい説明は省きますが、企業が現在力を入れている事業はどういった内容なのか、
将来的に発展させたい事業はどういった内容なのか、セグメント別の数字を読み解くことで企業の運営方針の答えを推測することが出来ます。
ここまでやっている就活生はかなり少ないので、めちゃくちゃ大きなアピールポイントになります。
一社員に一回は質問する
これは顔を覚えてもらう要素が強いです。
会社説明会にいる社員は、良い人材がいれば人事に報告してと言われている場合が多いです。
現場社員と話す際は、なるべく質の高い質問するようにしましょう。
選考裏ルートに乗った体験談
ちょっとセンシティブな内容というか、ここからかなり突っ込んだ裏話になるので、やばそうだったら消すかもしれないですm(_ _)m
説明会や座談会で目をつけられた
私は地方と首都圏の企業を受けていたのですが、某地方企業の選考を受けているときに、裏選考に乗りました。
会社説明会では誰よりも質問をし、説明会の全社員と話をして名前を覚えてもらっていました。
ESもSPIも提出してゴールデンウィークを過ごしていると突然電話がなります。
*以下一部抜粋
『もしもし、〜人事部採用担当の〜と申します』
『次回の一次選考は〜月〜日とされていますが、しょーごさんには〜日の選考に参加していただきたく思っており、』
『その時人事部長がこちらを訪れていまして、人事との一次選考を終えられましたら、そのまま人事部長と役員との面接を受けていただきたいと思います。
『この連絡は説明会に参加されていた中で、目をかけた一部の学生さんにかけており、Twitterなどには拡散しないでくださいね笑』
『選考後はそのままご馳走させていただきますので、ご予定が合えば是非参加していただきたく。〇〇大学の学生さんや、〇〇大学の学生さんも参加される予定です』
こちらの企業からはその後内定をいただきました。
質問が効果的な理由は単純です
志望度が丸わかりだから
昨今は売り手市場で、多くの企業が内定を蹴られています。
みなさんが人事側に立って考えればわかることですが、入ってくれる学生を取りたいですよね。
- 質が高く、更にIR情報まで調べた上での鋭い質問
- 様々な社員への質問から伺える、積極性と志望度
こんな学生がいたなら、頭飛び抜けていると思いませんか?
先ほどの選考後の会食も、優秀な学生を他者に逃さないための囲い込みのような感じがしました。
地方企業で特に有効
選考を受ける母集団の平均レベルによって、この対策の有効性が決まります。
つまり、総合商社のような超大企業を受ける場合は難しいかもしれません。
ただ、中堅企業や地方企業なら十分効果があると、実体験から思います。
IR情報を読むことは単純に業界や会社の状況を俯瞰する上でかなり役立ちますので、活用をおすすめしたいですね。
自分を売り出そう!
ここまでのまとめとして
- 合同説明会では先入観にとらわれず企業を見て回る
- 現場の社員となるべく話す
- 質と量を意識した質問でアピールする
よく会社側は
説明会は選考と関係ありませんよー
と言っていますが、あまり真に受けず、しっかり準備して有効活用するようにしましょう。
この記事を見てくれた方の就職活動がうまくいくことを祈っています。
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