Web制作が飽和してるとか、オワコンだという話は、私が業界に入った2018年には言われている話でしたが、そういった話題が最近また盛り上がっていますよね。
私も2021年にそういった話をしたことがあります。詳しくは「Web制作オワコン説は半分当たっている」をご覧いただければと思います。
今回はそれから数年経った2025年の状況を踏まえつつ、
今コーディングやデザインを勉強している、または仕事にしている人がどうしていくべきなのか
これについて、超個人的な考えを述べていきます。多分目指すべき場所が高すぎて、多くの人にはため息が出るような内容かもしれません。
しかし、はっきりと現実をお伝えします。
一応Web制作を6年ほど行っているのと、駆け出しの方の成功例なども多く観測しているので、説得力がある内容だと自負しています。
本当にWeb制作の勉強をしていて大丈夫なんだろうか?AIに取って代わられる職業なんじゃないの?
と不安に思っている人にこそ、最後まで見て欲しいです。早速見ていきましょう。
この記事を書いたのは
しょーご(@samurabrass)
当ブログ「しょーごログ」の運営者。2018年からWeb制作・フロントエンドエンジニアとして主にWordPressでのサイト制作やシステム開発のフロントエンドを担当。同時にブログとYouTubeで情報発信を行っている。駆け出しエンジニアのコーディング課題添削も行い、スクール講師を4年以上している経験を活かした分かりやすい記事制作を心がけている。
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結論:下請け専業は飽和してるかも、今後も厳しいかも

いきなり結論を話すと、今後下請けコーディングやデザイン業務は、数が減ったり単価がもっと安くなったりで、厳しくなるのではと感じています。
既にAIによって、設計を考慮しない「スニペットレベルのコード」はかけますし、デザイン素材の作成、特にあしらいぐらいなら生成できてしまいます。


そうなってくると、例えば下請けコーディング業務を外注していた制作会社の社員だけでもコードが生成できて工数が減るので、
もっと上流工程の業務に集中できるようになり、制作工程の外注頻度は下がるかもしれません。
また、コード生成が活発に行われるようになると、設計や運用を想定しておらず、
生成できるレベルのコードしか書けない人の専門性はどうしても下がってきてしまうので、単価も下がってしまう可能性はあります。
ちなみに私の肌感では下請け案件の数が減った感覚は無くて、これから数年かけて徐々に起こる可能性がある、というレベルの話で、過度に煽る意図はありません。
じゃあどうするべきなのかという話をここからしていきます。
大前提:初学者はまず目の前のコーディングスキルを高めよ
- 柱となるスキルが何も無いと、何も出来ない
- 信頼を貯めると、様々な業務を任せてもらえるようになる
- 今後数年で消える職ではない
順番に解説していきます。
理由❶:柱となるスキルが何も無いと、何も出来ない
基本的に、なんとなく薄く広くできる人は想起されにくいという現実があります。
想起というのは、その人に思い出されないということです。
例えばまるっとWebサイト制作の案件を私が受注したときに、どういった人を想起して、外注するかといえば、
- コーディングが明確に得意な人
- デザインが明確に得意な人
- デザインもコーディングもできる歴戦のスーパーマン
こういった方々がぱっと脳内に出てきて、発注します。
逆に「デザインもコーディングもなんとなくできるレベル」の人はそもそも発注候補に無いですし、怖くて発注できません。
今は「Web制作オワコン」みたいな情報が多いので、
コーディングだけじゃなく、デザインもマーケティングもやらないと…
みたいな迷走される方が多いですが、正直もったいないと思います。
じゃあ、具体的にどれぐらい案件をこなしたらいいんですか?
と聞かれると、
案件数的に40~50件ほど、期間で一年程度が目安です。
また、案件が増えてきたタイミングで外注なども行って、ディレクション経験も積んでおくと、この後話す内容を実践しやすくなるので、おすすめです。
これでWeb制作の主要な所は、一通り経験したなというレベルになれるかと思いますし、やはりこれぐらいやらないと地に足付いた実力はつかないですね。
理由❷:信頼を貯めると、様々な業務を任せてもらえるようになる
実はあまり知られていないんですが、フリーランスとして信頼をためていくと、即戦力が求められるフリーランスなのに、未経験業務にも挑戦できる機会が増えてきます。
例えば私の場合であれば
しょーごさんってRailsとか興味ないですか?実は自社サイトがRailsで出来てるんですが、Rails Viewを書いてほしいです!マークアップがちゃんとできる人であれば、サポートできますよ!
というお話をもらい、そこで初めて準委任契約として、時給制でお仕事をすることになりました。
ちなみに、その時歴2年だったのですが、時給は¥2,700でスタートし、最終的には¥3,500まで行ったので、マークアップエンジニアとしてはまずまずの金額ではないかと思います。
時給¥3.500だと月収60万ぐらいのイメージですね。
そこに若干の受託を入れて、70~80万とかにしてました。
その他にもNuxt.jsやShopifyでのサイト構築など、Web制作周辺の様々な業務を色んな会社から任せてもらえるようになりました。
これは全部コーディングという一つの武器を磨き続けて価値を出し「信頼」を貯めたからです。
ポイントとして、付き合う会社は選ぶ必要はあります。
ずっと下請けメインの会社と付き合っていても、新しい業務に挑戦できたり単価を上げられるイメージは湧かないです。
なので、実績と信用を貯めつつSNSでも発信などをし、元請け会社やお金のあるスタートアップ、自社事業開発を活発に行っている企業などと仕事ができると、一気にレベルアップができます。
私の場合、組んでいるスタートアップが資金力がかなりあるので、報酬も普通に倍近くになったりもしました。
理由❸:今後数年で消える職ではない
Chat GPTの進化でコード生成ができるようになったり、Figmaデータからサイトを生成できるようになってきたりして、
コーディングもデザインもAIに代替される!!まずい!!どうしよう!
と思っている方が一定いらっしゃると思いますが、さすがに今後数年以内で死滅するような感じではありません。
むしろ、確固たるコーディングやデザインスキルがある人は、AIツールを上手く利用して作業を爆速化させています。
デザイナーだったら細かなアイコンや画像素材などを生成させたり、コーダーなら例えばWordPressコードを生成させるなどはよくやります。

また、NoCodeツールで作ったサイトを修正できるのも結局コーディングスキルがある人だけなので、スキルを持った人こそが一番AIによる利益を享受できています。
よって、まずは尖ったスキルを一個持っておくことは必須と言えます。
むしろ薄く広くなんとなくできているレベルの人が、一番AIに代替される可能性が高いです。
コーディング・デザインの主軸スキルを身に着けた後

ここまでで、皆さんは以下の業務をこなしてきたと仮定します。
案件を40~50件ほどこなして、一年程度積み上げてきた。
また、案件が増えてきたタイミングで外注なども行って、ディレクション経験もある
ただ、長期的な目線で言えば、単純な下請け業務だけを続けるのはおすすめしないです。
なので、コーディングやデザインスキルを身に着けたら、その後は2つの道どちらかに進むしかないと思います。
- 高度なスキルをつける
- 売上に近い所へ徐々に商流を上げる
それぞれ解説していきます。
分かれ道❶コーディングやデザインの高度なスキルをつける
これは、あくまでコーディングをメインとして稼ぎ続ける場合です。
私は本業はコーダーなので、コーディングに関して言うと、具体的にはこれらの道があると思います。
- GASPやWebGLなど高度なアニメーションやアクセシビリティ実装ができる
- WordPressのブロックなど最新情勢に対応し続け、専門家になる
- フロントエンドの方面に進む→アプリ開発
- ShopifyのLiquidカスタマイズが出来て、最新仕様に対応し続ける
この中から2つぐらい極められると、明確な強みがあって仕事が途切れず、単価も高く保てるかと思います。
❶GSAPやWebGL、アクセシビリティについて
複雑なアニメーションやクリエイティブコーディングに関しては常に人手が足りておらず、高単価コーダーは最近はGSAPを武器にしている印象です。

実際にクラウドソーシングなども見ても、アニメーションは難しいので結構案件依頼が出ています。
ちなみに私はこの分野は苦手なので、正直避けてますし、WebGLができるのは天才だとすら思います。
アニメーションについては勉強方法があまり確立されていませんが、GSAPであればググればいくつか良さげなコンテンツが出てくるので、挑戦する価値はあるかと思います。

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アクセシビリティに関しては、
- マウスが使えずキーボードだけで操作している人
- スクリーンリーダーを用いている視覚障害をもつ人
こういった人向けに正確にコーディングができる人が少ないので、アニメーションとセットで対応できれば、コーディングだけで差別化できると思います。
私もコーディングを外注するなら、高い報酬を払ってでもこういった安心感のあるスペシャリストに頼みたいです。
❷WordPressの最新情勢にキャッチアップし続け専門家になる
現在のWordPressはブロックでテーマを構築するのがセオリーになっています。
ただ実際は、制作現場ではまだまだ「デザインカンプからHTMLコーディング→WordPress化」という工程が取られています。
私の周りの制作会社も、ほとんどこの工程で今も制作していますが、WordPress自体は今後どんどんブロック組み上げで作っていく流れになるのは必須だと思います。
まだまだ時間はかかりそうですが、究極的にはコードを書かずともサイト内の全てを管理画面で変更できる「Full Site Editing(フルサイト編集)」が広まっていくと思われます。

そうなったときに、先んじてブロック対応ができる開発者はかなり有利になるのではと考えています。
例えば、WordPress5.8で、新しいツールである theme.json
が導入されました。
これにより、テーマやブロックがサポートする機能・レイアウト・スタイルなどの多くを、このJSONファイル一つで一元的にコントロール出来るようになりました。

この theme.json
は、WordPress5.9で搭載されたFull Site Editing(フルサイト編集)と密接に関係しており、フルサイト編集に対応していないテーマを「クラシックテーマ」、フルサイト編集に対応しているテーマを「ブロックテーマ」と呼びます。
個人的には、正直この流れに乗れていない制作者の方が多いと思っています。
単純に大変だからです笑
今後ブロックテーマが主体になってきたときに、「静的サイト構築→WordPress化」という流れは徐々に廃れていく可能性があるので、
そんなときにブロックテーマ開発に造詣が深いと、案件をかなり巻き取れるのではないかと予想しています。
❸フロントエンドの方面に進む
これは意外に現実的だと思っていて、私の周りのコーダーは割りとNuxtやNextに触れている人が多いです。


先程話した通り、信頼を貯めた結果、自分が未経験の業務も任せてもらえるようになって、その結果フロントエンドに触れるという流れです。
Web制作の現場でも少しずつNuxtやNextが採択されるようになってきているのもあります。
ちなみに、以前Web制作フリーランスから自社開発のフロントエンドエンジニアに就職した方にインタビューをしているので、そちらも参考になると思います。
フロントエンドは単価も安定性も大きく上げられるので、ガッツリそっち方面に舵を切りたい人は、就職はありだと思います。
❹ShopifyのLiquidコーディング
Shopifyのニーズが2020年以降ずっと上がっていて、特に最近は知名度が上がってきたので、
Shopifyが有名みたいだし、EC開発はShopifyでお願いしたいです
現在のプラットフォームが微妙なので、Shopifyへの乗り換えを検討しています
このように、ECの中でもShopify指名での案件がよく発生しています。
例えばこちらは販売数や期間を限定する戦略で、「幻のチーズケーキ」と呼ばれるほど人気となった、Mr.CHEESECAKE(ミスターチーズケーキ)で、Shopifyで構築されました。

Shopifyか否か、Shopifyのどのようなテーマやアプリを使用しているかは、拡張機能の「Koala Inspector」を利用すれば、一目瞭然です。

そして、このShopifyサイトを構築している言語がLiquidです。

基本的にはShopifyは完全オリジナルテーマを作ることは少なく、大抵はDawnなどの既存テーマを利用して、カスタマイズすることで対応していくことが多いです。
その際に、Liquidが書ければ細かなカスタマイズが可能になります。
例えば、「新作」や「送料無料」などのラベルを表示する機能がデフォルトでテーマ側にない場合は、liquidやCSSを書くことで動的に表示することが可能です。

一応PHPなどのプログラムの経験があれば順応しやすい部分はありますが、開発方法や環境、ファイル構成が特殊で、
liquid対応ができる個人や制作会社が現状限られているので、案件の取りこぼしが起きており、チャンスというわけです。
独学で学ぶのは大変そうだなぁ、どうやって勉強すればいいんだろう
と思ったあなたに朗報です。
デイトラの「Shopifyアドバンスコース」なら、liquidの基礎から実案件でよくあるカスタマイズまで学べるので、Liquidを学んでここに挑戦したい方にはめちゃくちゃおすすめです!

スポンサー企業も多数おり、企業と繋がれるチャンスもあります。

Web制作の基礎スキルがある方なら、すぐに案件に取り組めるレベルになるかと思います。
「Shopifyアドバンスコース」について詳しくはブログ記事にまとめているので、そちらを参照してもらえればと思います。
ちなみに、デザイナーの場合だったら、今Shopifyデザイナーがいなさすぎて、めちゃくちゃ穴場になっているので、おすすめです。
Shopifyデザイナーというのは、Shopifyのテーマの構造や機能を理解した上でデザインができるデザイナーです。
Shopifyの理解が無いデザイナーにデザインを依頼すると、テーマ側でデザインを再現するのがかなり難しくなり、最初からShopifyのテーマや機能を把握した上で作られたデザインの方が何倍も開発が行いやすくなるので、こういったデザイナーが重宝されるんですね。
Shopifyデザイナーにな明確な学習手順は無いのですが、まずShopifyで有名なテーマであるDawnを触ってみてみるのがいいかなと思います。

どのようなテンプレートでどういった機能があるのか、主要アプリの機能なども実際に自分で触ってみて、確認しておく必要があるかと思います。
デイトラの「ShopifyEC構築コース」では実際にDawnを使った制作を学ぶことができるので、これでShopifyの全体像と把握するのもありだと思います。

注意点として、GSAPもWordPressもフロントエンドもShopifyも、「今現在2024年の段階で需要があるもの」を述べており、具体的であるがゆえに数年後も安泰かはわからないので、そこだけご注意ください。
分かれ道❷売上に近いところへ徐々に商流を上げる
こちらは、コーディングやデザインを手段と割り切って、更に上の商流に上がっていく場合です。
大きく2つの道があると思います。
- お客さんのエンド営業を頑張りWebコンサルポジションになる
- ShopifyやEC支援する
これも一つずつ解説します。
❶お客さんのエンド営業を頑張りWebコンサルポジションになる
エンド営業というのは、制作会社など中間業者を挟まずに、自分で直接案件を取ることですね。
こちらの画像が分かりやすいかと思います。

正直制作会社と仕事をして、コーディングだけで月収100万を超え続けるのはかなり至難の業になります。
時給6,000円超えとかですからね。普通に歴2,3年のサーバーサイドやフロントエンドエンジニアでも貰えない金額です。
反対に「エンド案件+制作会社案件」などなら可能だと思います。私もこの組み合わせで超えました。
エンド案件では直接お客さんとつながるのでもらえる金額は大きくなる分、コーディングだけしていればいいのではなく、
営業、要件定義、ディレクション、デザイン・コーディング、運用
これらを全て一括で行う必要があります。
クライアントのビジネスに密接に関わるので、立場的にはWeb制作者というより、もはやクライアント企業のWeb担当者や、Webコンサルという立場に近いです。
仮に制作技術でAIや画期的なNoCodeが出現しても、それを利用する側になれるのでおすすめしています。
そう言っても、こんなのできる自信がないですよ。というかコーディング以外やりたくないです。
という方が大半だと思いますが、もう少し聞いてください笑
個人的なおすすめとしては、まずは身の回りの人から声をかけていって、まるっと引き受けていくのがおすすめです。

コミュニケーションが取りやすいですからね。
エンド案件はサイト制作で終わらず、MEOやInstgramの運用代行などもまるっと受けられる可能性もありますし、
またずっと営業し続けなければならないわけではなく、10件程度お客さんを持てば生活できる程度にはサブスク収益を作れるので、結構美味しいです。
これらをまるっと学べるのが「WSSクラス」というコミュニティなのですが、

タイミングによっては募集を締め切っている場合もあるので、興味があればLINEに登録しておくといいかと思います。
詳しくは記事でまとめています。
ただ、実際にはWebコンサルに全員がなれるのかと言うと、再現性では少し劣るかなと言う印象です。
特に、テレアポに踏み出せない人がほとんどなんじゃないかなと思います。
いや、テレアポなんて絶対に無理!
って思いましたよね?笑
なので、個人的には次におすすめする手法も合わせて考えたほうがいいかと思います。
❷ShopifyやEC支援できるようにする
具体的には
- 戦略立案やリサーチ
- 要件定義
- 制作
- 公開後の運用や広告集客
このあたりの知見を徐々に身に着けて、ディレクションを行えるようになると強いかなと思います。
こちらも、仮に制作技術でAIや画期的なNoCodeが出現しても、それを利用する側になれるのと、ECは売上に直結する分、単価がかなり上げやすいので、おすすめしています。
ECの中でもShopifyが台頭しているので、基本的にはShopify周りを固めていけば良いと思いますね。
そんなこと言っても、ECなんて全然専門外だから、こうなれる未来が全く見えないよ
と思われますよね。
実際EC実務未経験で一人でこれらをマスターするのはかなり厳しいので、実際はShopify専門企業などと業務委託契約を結んだり、
就職するなどしてチームの中で働きつつ、ノウハウを学ぶのが一番現実的だと思います。
私の周りにもWeb制作を学んだ後に、Shopify業界に飛び込んだ方が結構いるので、皆さんが思ってるよりは潜り込みやすいと思います。
試しに求人を見てみましょう。
こちらはShopifyディレクターの募集ですね。

基本的にはディレクション業務ですが、将来的にはliquidでのカスタマイズにも挑戦できるので、幅広いスキルが身につけられると思います。

必須スキルの部分ですが、WordPress案件のディレクションなどを経験していると有利なんじゃないかなと思います。

今から始めるなら私ならどうするか

なんか色々教えてもらったけど、結局何が一番おすすめなんだろう、選べないよ
こんな方がいるかと思うので、私が今初学者でコーディングを学びたてだったらと仮定して、どういった戦略で動くかを解説します。
コーダーの場合
まず核となるコーディングスキルを1年でメインウェポンにします。
その後、デイトラの「ShopifyEC構築コース」や「Shopifyアドバンスコース
」でShopifyやECのお作法やLiquidを高速で学びます。
その後、単発の軽いLiquid案件を受け実績を作りつつ、EC支援会社に入り、デザイナーと協力しながらディレクション、アプリ選定、制作を一通り行えるようにします。
将来的にマーケティングも視野に入れるために、広告運用なども任せてもらいつつ、企画から運用までまるっと対応可能な状態を目指します。
こうなれば、AIを活用してお客さんの売上に貢献できるECコンサルのようなポジションを目指せるので、単価を高くし続けることが可能です。
注意点としては、一回就職をする前提でいます。
これは会社に入ったほうが対応可能な業務が多く、ノウハウが学べて成長スピードが早いからです。
私の周りでは40代でもShopify専門企業に内定を貰っているので現実的だとは思いますが、どうしても就職は厳しいという場合は、業務委託で案件をこなしつつまずはLiquidなど狭い分野で価値を出していくのがいいかと思います。
デザイナーの場合
様々な種類のWebデザインの案件に携わり、1年である程度のスキルレベルを目指します。
並行して、「ShopifyEC構築コース」でShopifyへの理解を深めつつ、Shopify案件のデザインを受注できるようにします。
ECには他にも、商品個別LPだったり楽天モール用のバナーなど、大量のクリエイティブが必要です。
なので、徐々にECのクリエイティブを幅広く担当できるようにしていき、最終的にディレクションやマーケティングにも参画できるようにすると、単価を高く保ちつつ、AIに代替されない人材になれるかと思います。
ちなみに、EC周りの細かいクリエイティブ作成や運用などはデイトラの「ECクリエイティブコース」が素晴らしいので、こちらも見てみてください。
過去に徹底解説した記事を載せておきます。

注意点:コーディングがオワコンなわけではない

多分ですが、これをご覧になってる方の多くが
コーディングをこのままやっていていいのか、ますます不安になりました
という状態かもしれません。
ただ、実際はほとんどの現役コーダーはコーディングと多少のエンド案件以外はやっていないと思います笑
私も今もコーディングがメインですが、全然仕事は減っていないです。
今回の話は「これから数年かけて、徐々に起こる可能性がある」という話なので、例えば
「2025年にはコーディング業務が消えるから準備しろ!」みたいな過激な話では無いので、そこだけご注意ください。
まずはしっかりと、眼の前のコーディングスキルを一人前にするのが、一番重要です。
既に何年もWeb制作をしていて、伸び悩んでいる人が考えればいい話だと思います。
おわりに

今回は
今コーディングやデザインを勉強している、または仕事にしている人がどうしていくべきなのか
という話をしました。
具体的な方向性としては2つの道がありましたね。
- 高度なスキルをつける
- 売上に近い所へ徐々に商流を上げる
高度なスキルというのは、こちらでした。
- GASPやWebGLなど高度なアニメーションやアクセシビリティ実装ができる
- WordPressのブロックなど最新情勢に対応し続け、専門家になる
- フロントエンドの方面に進む→アプリ開発
- ShopifyのLiquidカスタマイズが出来て、最新仕様に対応し続ける
売上に近い所へ徐々に商流を上げるというのは、こちらでした。
- お客さんのエンド営業を頑張りWebコンサルポジションになる
- ShopifyやEC支援する
ひとそれぞれ得意なことは違うので、営業をバリバリやったほうが結果が出る人もいるし、コーディングだけをモクモクやっていたほうが得意な人もいるでしょう。
今回紹介したのはあくまで一例です。
まずは目の前のコーディングスキルを上げつつ、自分にあった道を探っていってもらえればと思います。
この記事の動画版はこちら↓↓↓↓
HTML初心者からWordPress実案件レベルまでのコーディング演習課題を「専用ページ」にて公開しています。

- Figma,Photoshopデザインからのコーディング
- サーバーアップロードでサイト公開
- プロによる最大3回の表示確認特典
- レビュー返しは爆速
- 2024年にデザイン刷新!被らないポートフォリオ
「初級編」は初めてデザインからコーディングする方向け
「中級編」はJavaScriptやjQueryの練習
「上級編」はWordPressの実案件を模擬体験できるレベル感にしています。
中級者の方には高難易度課題を詰め合わせた「即戦力セット」も出しています。
全課題で「実務レベルの、プロの厳しいレビュー」を受けられるようにしています。
また、2024年には随時デザインの刷新をしており、完全リニューアル!!
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