@samuraibrass

-本記事の目標-

WordPressやCMSの歴史や文化を知って仕事をより楽しくする

そもそもCMSってなんぞ?

content management system(CMS)

サイトの更新など運用を楽にするシステム

1991年〜2003年のWordPress誕生まで

1991年に世界初のwebサイトが公開される

世界最初のwebサイト

1998年ごろ CMSの原型たち

  • PHPNUKE
  • VIGNETTE
  • OPENTEXT

2001年 Movable Type登場

MTも無料版では商用利用できず、有料版でもブログの記事数が制限されるなど、厳格でした。その頃対等しつつあったとあるCMSに、その玉座を受け渡すことになるのです

ありさちゃん
ありさちゃん
あれ?今でもたまにMT案件見かけますけど、そんなにマイナーなんです?
しょーご
しょーご
日本法人が今は開発を担当しているから、メジャーなのはもう日本ぐらいだよ。
まさひろくん
まさひろくん
アメリカ生まれの日本育ち…

WordPressの歴史

2001年 WordPress創始者マット・マレンウェッグとb2

ちなみに、この「b2」がきっかけでオープンソースという概念に深く共感することになります。

2003年 共同創始者 マイク・リトルとの出会い

一緒にb2ベースのブログツールを作らないか

すぐに世界Topに

オープンソースで世界中の人々の手によって急速に機能拡張され成長したWordPressが世界首位をとるに至ります。

その後のアップデート変遷

  • 2004年 プラグイン機能サポート開始
  • 2005年 固定ページ、テーマ機能追加、デフォルトテンプレートが同梱されるように
  • 2007年 ウィジェット、タグ機能追加
  • 2008年 管理画面から簡単にアップデートできるように
  • 2010年 マルチサイト機能追加
  • 2012年 テーマカスタマイザー導入
  • 2017年 REST API導入
  • 2018年 Gutenberg導入

トリビア:WordPressとジャズミュージシャンについて

主要開発陣やマット自身がジャズ好きで、特にマットはアルトサックスを吹いていたことに起因する

WordPress の主力開発者はみなジャズ音楽が好きで、1.0 以降の全てのメジャーリリースには、彼らの敬愛するジャズミュージシャンにちなんだ名前が付けられています。

WordPressバージョン一覧

ジャズが好きだから!(笑) 僕は昔、ジャズを習っていたことがあって、アルトサックスを吹いていたんです。ソフトウェア開発というと堅苦しいイメージがつきまといますが、みなさんにはそうした固定観念を振り払って、もっと自由なイメージを持ってほしかったんです。

WordPressの歴史

WordPressのGPLについて

ソフトウェア向けライセンスの大半は、あなたがそのソフトウェアを共有したり変更したりする自由を奪うように設計されています。対照的に、GNU 一般公衆利用許諾契約書は、あなたがフリーソフトウェアを共有したり変更したりする自由を保証する–すなわち、ソフトウェアがそのユーザすべてにとってフリーであることを保証することを目的としています。この一般公衆利用許諾契約書はフリーソフトウェア財団のソフトウェアのほとんどに適用されており、また GNU GPLを適用すると決めたフリーソフトウェア財団以外の作者によるプログラムにも適用されています(いくつかのフリーソフトウェア財団のソフトウェアには、GNU GPLではなくGNUライブラリ一般公衆利用許諾契約書が適用されています)。あなたもまた、ご自分のプログラムにGNU GPLを適用することが可能です。

GNU 一般公衆利用許諾契約書

・どんな目的に対しても、プログラムを望むままに実行する自由 (第零の自由)。
・プログラムがどのように動作しているか研究し、必要に応じて改造する自由 (第一の自由)。ソースコードへのアクセスは、この前提条件となります。
・ほかの人を助けられるよう、コピーを再配布する自由 (第二の自由)。
・改変した版を他に配布する自由 (第三の自由)。これにより、変更がコミュニティ全体にとって利益となる機会を提供できます。ソースコードへのアクセスは、この前提条件となります。

自由ソフトウェアの定義

オープンソースで自由に使ってもらうのが彼らの哲学

元となった b2 というブログツールがこのライセンスを採用していたため、GPL 以外には選択肢がなかった、それだけの理由だそうです。

動画中でマットは

WordPress が GPL なのは、僕がそれをよく理解する前から決まっていたことだ

と述べています。

一部GPLとはなんなのか

WordPressテーマを構成する要素

  • HTML
  • CSS
  • JavaScript
  • PHP
  • 画像ファイル

100%GPLは「PHP以外の部分も全てGPLライセンスすること

一部GPLは「PHPのみGPL、だから再配布はダメだよ(自分のライセンスでクライアントのサイト作ったり)」

100%GPLは強制されるものではない100%GPLだと売れにくい一部GPL(PHPのみ)なのでクライアントサイトではまた購入しなければならないSNOW MONKEYに置いては「100%GPL

自分が共感している 100%GPL にしたほうが良い、という考えで僕は 100%GPL にしています。

僕が WordPress 有料テーマ Snow Monkey を再販/再頒布されても良いし(多分やる人もいないし)、そこに大したリスクは無いと思っている理由

歴史から紐解くWordPressの思想

世界60カ国以上の社員がリモートで働く米企業。なぜ日本の海辺でチーム合宿を?

最後に

ポートフォリオを揃えたい・腕試ししたい方へ

レビュー付きコーディング練習課題