Web制作実務役立ち

Live Sass Compilerの使い方と設定【出力先も解説】

Live Sass Compilerの使い方と設定【出力先も解説】
本ページにはプロモーションが含まれています。

Live Sass CompilerはSassをコンパイルするVSCodeの拡張機能ですが、出力先の設定に少し癖があります。そこで本記事ではLive Sass Compilerの基本的な使い方から出力先設定の図解まで準備して、丁寧に解説していきます。

私はSassコンパイルは基本webpackやらGulpなどその時の開発環境に使われているものでコンパイルしていますが、軽いものなら「Live Sass Compiler」を用いますし、初学者の方の最初のSass導入にもおすすめだと思っています。

VSCodeや上位互換のCursorをお使いの方、コンパイルされないとお悩みの方は、是非参考にしてください。

特にディレクトリ構成と出力先設定は、Web制作を独学していると詰まりやすい場面です。

しょーご

この記事を書いたのは
しょーご@samurabrass

当ブログ「しょーごログ」の運営者。2018年からWeb制作・フロントエンドエンジニアとして主にWordPressでのサイト制作やシステム開発のフロントエンドを担当。同時にブログとYouTubeで情報発信を行っている。駆け出しエンジニアのコーディング課題添削も行い、スクール講師を4年以上している経験を活かした分かりやすい記事制作を心がけている。

\現役エンジニアのレビュー付き/

実践レベルのコーディング課題公開中

デザインカンプからのコーディング練習課題【オリジナルポートフォリオを準備できるようになりました】
販売ページはこちら
  • デザインカンプからのコーディングを経験したい
  • 現役エンジニアのレビューを受けてみたい
  • 即戦力級のポートフォリオを用意したい

2024年にデザインを完全リニューアルしています!

コーディングに自身をつけるにはプロからのレビューを貰うのが必須なため、制作会社も利用するレビューツールで添削をしています。

しょーごログ-コーディング課題のレビュー
レビューの様子

Web制作学習ロードマップにも取り入れているため、学習終了まで迷わず進むことが可能です。コーディングを本気で仕事したい方はぜひご活用ください!

無料の入門編から本格企業サイトまで/

Live Sass Compilerのインストールと使い方

まずはVSCodeの左側の「拡張機能アイコン」をクリックし、検索欄にlive sassと入力し、候補に出てきたLive Sass Compilerをクリックしてください。

Live Sass Compilerの使い方と設定【出力先とエラーも解説】

Live Sass Compilerは2つありますが、Glenn Marks氏のLive Sass Compilerであることを確認し、インストールしてください。

Live Sass Compilerの使い方と設定【出力先とエラーも解説】
画像中では既にインストールしてしまっていますが、通常「インストール」というボタンが表示されているはずです。
2つのLive Sass Compilerの違い

前のものはDart Sassに未対応だったものが、今回利用する派生版はDart Sassにも対応したものになったということです。

インストール後に下に「Watch Sass」というテキストが出現したかと思うので、これをクリックすることで、Sassファイルを保存した時に、自動でCSSファイルにコンパイルされるようになります。

Live Sass Compilerの使い方と設定【出力先とエラーも解説】

コンパイル状況やエラーに関しては下のターミナルに出力されるので、見てみて下さい。

Live Sass Compilerの使い方と設定【出力先とエラーも解説】

Live Sass Compilerのよくあるエラーとして、sassファイルだけVSCodeで開いてもコンパイルできません。

必ずsassファイルが入ったプロジェクトフォルダごとVSCodeで開くようにお願いします。

Live Sass Compilerの初期設定

インストール後、歯車マークから「拡張機能の設定」をクリック。

Live Sass Compilerの使い方と設定【出力先とエラーも解説】

その後「setting.jsonで編集」をクリック。

Live Sass Compilerの使い方と設定【出力先とエラーも解説】

jsonファイルの編集ができるようになるので、以下のコードをコピペしてください。

"liveSassCompile.settings.formats": [
    {
      "format": "expanded", // 出力されるCSSの形式。"expanded"は通常の読みやすい形式。"compressed"は圧縮された形式。
      "extensionName": ".css", // 出力されるファイルの拡張子。通常は.css。
      "savePath": null // .scssファイルからの相対的な出力先のフォルダを指定。nullだと同階層、'/'はルートディレクトリを意味する。
    }
  ],
  "liveSassCompile.settings.autoprefix": [
    "> 10%",          // 全体のユーザーの10%以上が使用しているブラウザバージョンに対応
    "last 2 versions" // 各ブラウザの最新2バージョンに対応
  ],
  "liveSassCompile.settings.excludeList": [
    ".vscode/**" // .vscodeフォルダ内のすべてのファイルやサブフォルダをコンパイルから除外
  ],
  "liveSassCompile.settings.generateMap": false, // ソースマップ(.map)ファイルの生成を無効にする。
  "workbench.editor.untitled.hint": "hidden",    // VS Codeの未命名エディタのヒントを非表示にする。
  "liveSassCompile.settings.includeItems": []    // 特定のアイテムをコンパイルに含めるリスト。現在は空。

この設定だと、Sassファイルと同階層にCSSファイルがコンパイルされます。

ソースマップって何?

ここではソースマップ(Map)をfalseにしています。trueだとstyle.css.mapが出力されます。

ソースマップは検証ツールでCSSを見た時に、そのCSSがSassではどこに書かれているか教えてくれるものです。
開発中はtrueにしておき、本番アップロード時には不要なので含めないといった使い方をします。

ファイルが増えるので、デフォルトではfalseにしています。

jsonファイルを触る時に、始めと最後の{ }は消さないようにお願いします。

Live Sass Compilerの使い方と設定【出力先とエラーも解説】

また、最後のコンマについては、次に要素がない場合はコンマ無しで、次に要素があったり、足す場合はコンマが必要になります。

Live Sass Compilerの使い方と設定【出力先とエラーも解説】

Live Sass Compilerの出力先のsavePath設定

さて、Live Sass Compilerを使う人が一番気になるのが「コンパイルされたCSSファイルの出力先の設定」でしょう。

例えば以下の設定だとSassファイルと同階層にCSSファイルがコンパイルされます。

"savePath": null
Live Sass Compilerの使い方と設定【出力先とエラーも解説】

これは簡単ですね。

もし、違う階層にCSSファイルをコンパイルしたい場合はどうすればいいか具体例を図示します。

同階層のCSSフォルダ内にCSSファイルを出力したい場合

基本的に相対パス(~/)で設定することを前提に解説します。

sassから見て相対パスになります。

以下のような「sassフォルダ内にsassファイルがあって、同階層のCSSフォルダに出力」したい場合は“savePath”: “~/../css/”とすればいいです。

Live Sass Compilerの使い方と設定【出力先とエラーも解説】

別のフォルダのCSSフォルダ内にCSSファイルを出力したい場合

比較的しっかりしたプロジェクトだと、開発フォルダ(dev)とコンパイル先フォルダ(assets)が別れている場合が多いです。

以下の画像のような時は、“savePath”: “~/../../assets/css/”とすればいいです。

Live Sass Compilerの使い方と設定【出力先とエラーも解説】

Live Sass Compilerの出力先設定に慣れよう!!

Live Sass Compilerはお手軽にSassをコンパイルできるので、是非マスターしておきたい拡張機能です。

私の出している「コーディング演習課題」でも中級課題以上では基本的にSassでコーディングしていただきますし、Web制作ロードマップでも途中からはSassの使用が前提になってきます。

まだ導入されていない方は、この機会に利用していただければと思います。

また、VSCodeに慣れたら、是非Cursorの導入を検討してください。今後は息をするようにAIを使ってコーディングできるコーダーと、そうでないコーダーの間にかなりの生産性の差が出てきます。

同時にChatGPTも使えるようにしておくといいですね。

即戦力になれるコーディング課題

HTML初心者からWordPress実案件レベルまでのコーディング演習課題を「専用ページ」にて公開しています。

デザインカンプからのコーディング練習課題【オリジナルポートフォリオを準備できるようになりました】
  1. Figma,Photoshopデザインからのコーディング
  2. サーバーアップロードでサイト公開
  3. プロによる最大3回の表示確認特典
  4. レビュー返しは爆速
  5. 2024年にデザイン刷新!被らないポートフォリオ

初級編」は初めてデザインからコーディングする方向け
中級編」はJavaScriptやjQueryの練習
上級編」はWordPressの実案件を模擬体験できるレベル感にしています。

中級者の方には高難易度課題を詰め合わせた「即戦力セット」も出しています。

全課題で「実務レベルの、プロの厳しいレビュー」を受けられるようにしています。

また、2024年には随時デザインの刷新をしており、完全リニューアル!!

他者と差をつけられるポートフォリオが準備できます!

コーディング課題 中級 中級Ex
しょーご

制作会社も使用する専用レビューツールで分かりやすく添削していきます!

基本的に「まとめて購入」していただくとかなりお得になります↓

コーディング課題
まとめて購入

全部盛りこちらから
中級以上こちらから
即戦力編こちらから

コーディングは書籍だけではなかなか実力がつかないので、実務レベルのレビューを受けて自身をつけたい人は是非挑戦してみてください!

しょーごログ-コーディング課題のレビュー
レビューの様子

\課題の購入はこちらから/

応援して頂ける方へ

ご寄付を頂けると今後の更新の励みになります!

🍺 ビールをプレゼントする

あなたに是非読んでほしい記事です!
});