TimeCrowd(タイムクラウド)はタイムトラッキング(時間追跡)によって企業の業務改善を効率的に行えるサービスです。
- フリーランスへの外注費用を正確に把握したい
- 各業務時間を見える化して、業務効率化を行いたい
- 作業時間を正確に計測して、クライアントへの請求を楽にしたい
このような問題を抱えている場合、TimeCrowdはぴったりのサービスと言えます。
そこで本記事では、TimeCrowd(タイムクラウド)を実際に使っている私が、特徴や評判はもちろん、使い方や料金についても解説していきます。恐らく存在するすべてのタイムクラウド記事の中で、最も詳しく解説していると思います。
TimeCrowdの一ユーザーとして分かりやすく解説している自負があるため、ぜひ導入に当たって参考にしてみてください。
この記事を書いたのは
しょーご(@samurabrass)
当ブログ「しょーごログ」の運営者。2018年からWeb制作・フロントエンドエンジニアとして主にWordPressでのサイト制作やシステム開発のフロントエンドを担当。直近では外資企業の日本チームサブリーダー兼ディレクターとして、フリーランスの時間管理、業務管理も行う。
- TimeCrowd(タイムクラウド)とは?
- 個人の無料プランは受付停止中
- TimeCrowd(タイムクラウド)の特徴・できること
- TimeCrowd(タイムクラウド)の仕組み
- TimeCrowd(タイムクラウド)の導入事例
- TimeCrowd(タイムクラウド)の評判
- TimeCrowd(タイムクラウド)と競合の比較
- TimeCrowd(タイムクラウド)の使い方
- TimeCrowd(タイムクラウド)はどんな企業におすすめ?
- TimeCrowd(タイムクラウド)はどんな人におすすめ?
- TimeCrowd(タイムクラウド)の強み
- TimeCrowd(タイムクラウド)が向かない人
- TimeCrowd(タイムクラウド)の料金プラン
- TimeCrowd(タイムクラウド)の始め方
- TimeCrowd(タイムクラウド)で今度こそ時間管理を
- TimeCrowd(タイムクラウド)のよくある質問
TimeCrowd(タイムクラウド)とは?

会社名 | タイムクラウド株式会社 |
設立 | 2017年1月23日 |
所在地 | 東京都港区赤坂2-10-2 吉川ビル2階 |
導入実績 | 国内5,500社、6万人以上が利用 |
TimeCrowd(タイムクラウド)とは、「誰が」「何に」「どれぐらい」時間をかけたのかを一目で確認できるツールです。
エクセルの工数管理シートで各メンバーの労務管理をしている会社が多いかもしれませんが、これには以下のデメリットがあります。
- 入力が手間
- 記入漏れや入力ミスが起こる
- 他のデータと連携しにくい
- リアルタイムでの入力や分析が困難
これに対し、TimeCrowdではGoogleカレンダーやOutlookカレンダーなどと連携したり、ワンクリックで打刻することができるため、人件費管理を簡単に、リアルタイムで行うことができます。

TimeCrowdの導入実績も年々上昇しており、現在は中小企業から名だたる大企業まで利用が拡大しています。

個人の無料プランは受付停止中
現在TimeCrowd(タイムクラウド)は個人の無料プランを停止しています。ネット上では無料プラン利用の記事が散見されますが、現在は法人しか利用できないので注意するようにしてください。
TimeCrowd(タイムクラウド)の特徴・できること
ここからはTimeCrowd(タイムクラウド)の特徴・できることをより詳しく解説していきますが、大きく以下の5つに分けることができます。
- 時間の打刻・計測が簡単で正確
- リアルタイムのメンバー管理も楽
- レポート機能が柔軟で見やすい
- 他社ツールとの連携が容易
- 導入支援が充実している
①:時間の打刻・計測が簡単で正確
タイムトラッキングツールと言うと、「入力がめんどくさく、使わなくなるのでは?」という懸念もあるかと思います。TimeCrowdではこの「打刻」を極力簡単にしており、様々な状況の人が素早く入力できるようにされています。
TimeCrowd上でタスクを登録するだけでなく、Google/Outlookカレンダーが自動連携される設定にもできます。

Chrome拡張機能で好きな画面ですぐ打刻することも可能です。

最近はショートカットビューにも対応したことで、ワンタップで簡単に打刻できるようになりました。これは大きなメリットと言えるでしょう。スマホでもすぐに入力できます。

②:リアルタイムのメンバー管理も楽
リアルタイムで今メンバーが何を行っているのかも確認することができます。
これによって、例えばマネージャーが仕事をメンバーに振るときに重宝します。

③:レポート機能が柔軟で見やすい
TimeCrowdはレポートの見やすさも大きな特徴の一つ。各カテゴリーごとにどれぐらいの時間と費用がかかっているのかを一目で把握することが可能です。




④:他社ツールとの連携が容易
TimeCrowdは時間管理に特化している分、他のツールと柔軟に連携することができます。

自社で既に使っているツールがあっても、導入サポートの際に個別対応を行ってくれる場合があるため、柔軟に使えるツールと言えます。
例えば以下のツールと連携することができます。
- kintone:TimeCrowdで溜まった時間データをkintoneで分析
- Salesforce:TimeCrowdの稼動時間‧⼈件費をSalesforceに自動で流し込む
- freee勤怠:TimeCrowdの打刻データを利用して勤怠情報を自動入力
⑤:導入支援が充実している
TimeCrowdのようなSaaSを利用する際によくあるのが、「使い方が分からなくて結局解約した」というケース。TimeCrowdでは基本的に導入支援が存在しており、各企業毎に合った使い方をすることができます。
具体的には以下のようなサポートを受けることが可能です。
- 初期設定:カテゴリー設計など重要部分をサポート
- 利用説明:打刻方法など基本的な使い方をレクチャー
- 初月分析:最初の1ヶ月間の利用データを分析し、起点を作れる
このため、「本気で業務改善を行いたい」という企業にはぴったりと言えるでしょう。
TimeCrowd(タイムクラウド)の仕組み
TimeCrowd(タイムクラウド)を自社にどう活用するかを理解するに当たって、「ワークスペースとチーム」「カテゴリーとタスク」の概念を理解しておくとスムーズです。ここでは簡単に紹介します。
ワークスペースとチーム
- ワークスペース:中小企業なら会社そのもの、大企業なら事業部など、チームの上位概念で、複数チームを内包する
- チーム:開発部、営業部、A社様プロジェクトなど部署やプロジェクト
ワークスペースの中に各チームが存在しています。各チームオーナーがメンバー追加、単価設定などの権限を持ちます。

ワークスペースという上位概念があることで、「複数チームに所属している人の合計稼働時間や⼈件費を横断して閲覧できる」というメリットがあります(チーム横断レポート機能)
カテゴリーとタスク
- カテゴリー:タスクが属する概念。最も集計上キーとなる概念
- タスク:カテゴリー内にあり、より詳細。打刻はタスク単位で行う
カテゴリーをどのように設計するかは各企業によって差があります。

例えば顧客ごとにカテゴリーを分け、その中で子カテゴリーとして業務内容毎に集計する方法があります。

TimeCrowdの導入サポートで自社にあった活用方法を教えてもらえるので、相談してみるといいでしょう。
\簡単・正確に時間管理ができる法人向けツール/
TimeCrowd(タイムクラウド)の導入事例
ここではTimeCrowd(タイムクラウド)を導入している企業が具体的にどう活用しているかを紹介します。他社の活用を知ることで、自社ではどのように利用できるかをイメージしやすくなります。
製造現場
- 課題:製造現場では時間管理がされているが、事務職で未実施。業務効率化には工数把握が必須だった
- 効果:各担当者の業務時間と内容を把握可能になり、ボトルネックの特定が楽に。業務改善の具体策を立案しやすくなった
人材派遣会社
- 課題:誰がどれぐらい働いているか分からない。多様な仕事があり、誰にどの案件をまかせるかの管理が難しかった
- 効果:集計データでクライアント毎の工数が可視化できるようになり、業務改善に活かせた
システム販売代理店
- 課題:社員が使う工数管理ツールがバラバラで一元管理ができていなかった
- 効果:部門間の人材移動がスムーズになり、採用コストが削減。不要な会議の見直しにもつながった
運用としては、部署ごとにチームを分けて運用。カテゴリーはプロジェクト毎に設定。
タスクは固定にしてメンバーは規定のものから選ぶ形式に。これにより迷わず打刻できる。
受託開発・コンサル会社
- 開発会社の場合:チームは社内チームやプロジェクトにして、カテゴリーを業務内容にするケース。カテゴリーの合計時間がわかればいいので、タスクは各々自由に記載。
- コンサル会社の場合:顧客をチームにして、カテゴリーを顧客の中の複数プロジェクトにするケース。タスクは自由入力
士業
- 課題:弁護士事務所などは個人の時間単価が数万円に及ぶため、数分の打刻ミスが財務上大きな痛手となっていた
- 効果:リアルタイム打刻で正確に記録できるため、この問題が払拭された
運用方法としては、メンバーが規定のタスクから選択させる形式にしたことで、打刻が楽で正確に。
TimeCrowd(タイムクラウド)の評判
TimeCrowd(タイムクラウド)は基本的に法人向けに展開されているプロダクトであるため、X上の評判・口コミは少なめです。


TimeCrowd(タイムクラウド)と競合の比較
ここではTimeCrowd(タイムクラウド)と競合ツールの比較をしてみます。
TimeCrowdの特徴として、時間管理に特化しているためCrowdLog(クラウドログ)などの多機能ツールが持つToDo、勤怠管理機能などは持っていません。その代わり組織が多層化(事業部>チーム)している場合でも柔軟に対応できたり、既存ツールと連携が比較的容易で拡張しやすいメリットがあります。
またTimeCrowd以外は打刻のリアルタイム性が薄く、後入れの場合もあり精度が落ちる傾向があるみたいです(他社から聞いた話)
項目 | TimeCrowd | Toggl Track | CrowdLog | Qasee |
---|---|---|---|---|
入力方法 | リアルタイム打刻/カレンダー形式 | 打刻/カレンダー形式 | カレンダー形式 | – |
ToDo管理 | × | ✕ | 〇 | × |
分析レポート | 〇 | ○ | 〇 | 〇 |
組織多層集計 | 〇(ワークスペース横断/チーム・ユーザー単位集計可) | △(チーム単位のみ) | プロジェクト単位で可能 | – |
予実管理 | △ | △ | 〇 | × |
勤怠管理 | × | ✕ | 〇 | – |
CSVダウンロード | ◯ | ○ | 不明 | – |
タイムクラウドと比較 | 日本語対応/シンプル操作 | 日本語未対応でサポートなし、個人向け | タスク単位で細かい計測が難しい | PC監視で心理的負担の可能性 |
サービスの強み | シンプルUI・柔軟なシステム連携 | 自動トラッキング、アイドル検知、請求書作成など多機能 | 痒い所に手が届く工数・タスク管理 | 可視化レポートが充実。業務可視化の精度は粗め |
\簡単・正確に時間管理ができる法人向けツール/
TimeCrowd(タイムクラウド)の使い方
ここではTimeCrowd(タイムクラウド)の使い方として、シンプルに打刻方法のみを紹介します。打刻方法はいくつかあります。
- カレンダー連携で自動打刻
- カレンダーダイレクト
- TimeCrowdから直接打刻
- Chrome拡張機能で打刻
カレンダー連携で自動打刻
既にGoogleカレンダーやOutlookカレンダーを使用している場合、TimeCrowdにふれることなく自動打刻することが可能です。もちろんTimeCrowd側で柔軟に設定することもできます。タスクの開始時間になったら自動で打刻が始まり、終わりの時間になると終了します。
Googleカレンダー側で予定を変えてもTimeCrowd側で随時反映されます。

カレンダーダイレクト(拡張機能利用で可能、無料)
専用の拡張機能(カレンダーダイレクト)を使うことで、Googleカレンダー上からTimeCrowdに打刻することも可能です。既存のGoogleカレンダーの記入画面に追加項目が出現し、打刻が可能になります。
マネージャー目線にはなりますが、チームリーダーが登録したタスクのみメンバーは選択できるため、定型業務が多めの場合は特に役立ちます(タスク名が乱立しないようにでき、集計も楽で、メンバーも選ぶだけなので楽)。


企業によっては数百人で使うため、TimeCrowdに触れなくても簡単に打刻できる、需要のある機能になっているようです。
TimeCrowdから直接打刻
TimeCrowdで直接打刻することも可能で、スマホでも可能です。ショートカットビューを使えばスマホでもとても快適になります。

Chrome拡張機能で打刻
拡張機能を使えばカレンダーを開かずとも、どこでも簡単に打刻を行うことができます。

例えばショートカットビューを登録しておけば、定型業務の場合は選ぶだけなので、すぐに打刻できます。
\簡単・正確に時間管理ができる法人向けツール/
TimeCrowd(タイムクラウド)はどんな企業におすすめ?
TimeCrowd(タイムクラウド)の導入がおすすめな企業をここでは紹介します。
- フリーランス・副業人材の時間給・人件費を把握したい企業
- 業務改善を行いたい、細かく分析したい
フリーランス・副業人材の時間給・人件費を把握したい企業
フリーランスや副業人材を活用している企業にとって、作業時間や人件費を正確に把握するのは大きな課題です。TimeCrowdを導入すれば、メンバーがタスクを開始・終了するだけで作業時間が自動的に記録され、案件ごとの工数がリアルタイムで集計されます。
さらに、あらかじめ時給や単価を設定しておけば、人件費や原価を自動的に算出できるため、請求や支払いの金額管理も効率化可能です。
また、GoogleカレンダーやSlackなど外部ツールとも連携できるので、チーム全体の稼働状況を一元管理しやすくなります。これにより見積もり精度の向上やコストの透明化につながり、フリーランス人材を安心して活用できる仕組みを整えられます。
業務改善を行いたい、細かく分析したい
業務の効率化や改善に取り組みたい企業にもTimeCrowdは向いています。タスクを開始・終了するだけで作業時間が記録され、プロジェクト別・メンバー別に稼働を細かく可視化できます。これにより、どこに時間が多く使われているのか、どの業務に無駄が発生しているのかを把握でき、改善の根拠となるデータを得られます。
さらに、設定した単価をもとに原価や人件費を自動算出できるため、コスト面の分析にも役立ちます。レポートをCSVで出力すれば社内の共有も容易になり、GoogleカレンダーやSlackとの連携で普段の業務に自然に組み込むことも可能です。
こうした仕組みを活用することで、PDCAをスピーディーに回し、業務改善やリソース配分の最適化につなげられます。
TimeCrowd(タイムクラウド)はどんな人におすすめ?

ここではどんな人にTimeCrowd(タイムクラウド)がおすすめかの視点で解説します。
- 経営者/事業責任者
- プロジェクトマネージャー/チームリーダー
- 受託・制作・コンサル企業の担当者
これ以外に士業でも活用事例もあるため、あくまで一例となります。
経営者/事業責任者(原価と採算を即把握したい人)
経営者や事業責任者にとって、プロジェクトごとの採算性や人件費の把握は最重要課題の一つです。TimeCrowdを導入すれば、社員やチームの作業時間がリアルタイムで見える化されるため、収益構造を数字で確認できます。
- 原価の見える化:実際の作業時間から人件費を自動算出し、採算ラインを即確認可能
- 経営判断の迅速化:余剰工数や非効率な案件を早期に特定し、改善策を講じやすい
さらに、タイムトラッキングのデータを積み上げていけば、次回以降の見積もり精度向上にも直結します。価格改定や人員配置の裏付けデータとしても活用でき、勘に頼らない経営判断を後押ししてくれます。
プロジェクトマネージャー/チームリーダー(進捗とリソース配分を最適化したい人)
チームの進捗やリソース配分を管理する立場にある人にとっても、TimeCrowdは強力なサポートツールとなります。タスクごとの実際の稼働時間を把握できるため、進捗遅延の原因やリソースの偏りを数値で確認可能です。
直感や感覚に頼らず、客観的なデータをもとにした改善が行えるのが特徴です。
- 進捗の可視化:メンバーごとの作業時間を即座に把握し、遅れを早期に発見できる
- リソース最適化:特定のメンバーや工程に負荷が集中している場合に、適切な再配分が可能
また、蓄積された工数データは次回以降のプロジェクト見積もりにも活かせます。結果として精度の高い進行管理と無駄のないリソース活用が実現でき、チーム全体の生産性向上につながります。
受託・制作・コンサル企業の担当者(請求根拠を明確にしたい人)
クライアントワークを担う企業の担当者にとって、作業時間の証跡は請求根拠を裏付ける重要な材料になります。TimeCrowdを活用すれば、タスク単位での稼働データを記録・集計できるため、タイムチャージ型の請求や工数報告をスムーズに行えます。
これにより、顧客との信頼関係を維持しつつ、余計なトラブルを未然に防げます。
- 透明性のある請求:工数と時間を客観的に示せるため、クライアントへの説明責任を果たしやすい
- 追加費用の正当化:契約範囲を超えた作業時間を明確に示し、追加見積や契約更新の交渉材料にできる
詳細な稼働レポートは顧客に安心感を与えるだけでなく、長期的な取引の継続にもつながります。
結果として案件ごとの採算性を守りつつ、信頼性の高い取引を実現できると言えます。
\簡単・正確に時間管理ができる法人向けツール/
TimeCrowd(タイムクラウド)の強み

ここではTimeCrowd(タイムクラウド)が持つ強みについて解説します。この3つでOK?
- タイムトラッキングのリアルタイム性と正確性が抜群
- ソフトウェアをダウンロードする必要なし
- ハイタッチで手厚くサポート
タイムトラッキングのリアルタイム性と正確性が抜群
TimeCrowdは、リアルタイムで「今誰が何をしているか」が把握できる点が大きな強みです。多くの競合ツールは後から時間を入力する形式が中心で、正確な計測よりも「後入れ管理」に寄っています。そのため、「瞬時」に状況を可視化できる点ではタイムクラウドに分があります。
また、きちんと設定していないと打刻が反映されない仕組みにより、データの正確性も担保されます。マネージャー視点では、誰にどの仕事を依頼できるかをリアルタイムで判断できるのは大きなメリットであり、チーム全体のリソース配分を効率化する上で欠かせない要素と言えます。
ソフトウェアをダウンロードする必要なし
TimeCrowdはブラウザ上でそのまま利用できるクラウド型サービスのため、PCやスマホに専用ソフトをインストールする手間がかかりません。環境構築やアップデート対応の必要がなく、導入コストを大幅に削減できるのが大きな魅力です。
特にPC監視ツールなどはソフトウェアをPCに入れる必要があり、セキュリティに厳しい企業の場合、導入が難しいこともあるでしょう。
TimeCrowdの場合、企業で複数人が利用する場合に個別にアプリを配布・設定する作業が不要となり、導入から運用までスムーズに進められます。インターネット接続環境さえあればすぐに利用開始できるため、リモートワークや複数拠点での利用にも適しています。
ハイタッチで手厚くサポート
TimeCrowdはToggl Trackなどのサブスク管理ツールと異なり、導入支援からしっかりサポートしてもらえます。特に企業で時間管理・業務効率化を行う場合は初動が大切となるので、本気で業務効率化を推し進めたい場合は効果的でしょう。
TimeCrowd(タイムクラウド)が向かない人
一方で、以下のような人にはTimeCrowd(タイムクラウド)はおすすめできません。
- オールインワンツールを求める人
- 社員監視ツールを求める人
- 目的が無い人
オールインワンツールを求める人
TimeCrowdは「時間の見える化」に特化したサービスであり、チャットやファイル共有、タスク管理などを一元化したオールインワン型のツールではありません。そのため、全てを一つのサービスで完結させたいと考えている人には不向きです。
- 機能範囲が限定的:タイムトラッキングや工数管理に特化しており、他の業務管理機能は搭載されていない
- ツール併用が必要:チャットやタスク管理は外部サービスと組み合わせる必要がある
つまり、TimeCrowdは「シンプルに時間管理を強化したい」組織に最適ですが、オールインワンを希望する人には期待する体験を提供できない可能性があります。
逆にシンプルだからこそ、他ツールと連携しやすく取り回しがしやすいとも言えます。
社員監視ツールを求める人
TimeCrowdは「社員を監視する」ためのツールではなく、チーム全体で業務の時間を共有し、プロジェクトの工数を見える化するための仕組みです。そのため、細かい動作ログやスクリーンショットを自動で取得するような監視機能は搭載されていません。
もし「従業員を常時監視したい」と考えている人にとっては、期待している用途には合わないでしょう。
- 監視機能は非搭載:PC操作履歴や画面キャプチャなど、監視を目的とする仕組みは用意されていない
- 協働を前提にした設計:透明性を高め、チームで進捗を共有する文化づくりを目的としている
TimeCrowdは「信頼をベースにしたチームマネジメント」を支援するツールです。社員監視を目的とする場合はミスマッチとなるため、他のサービスを検討する方が適しています。
目的が無い人
TimeCrowdは「誰が・どのタスクに・どれくらい時間を使ったか」を把握するためのツールです。そのため、活用目的がはっきりしていない人にとっては使いにくく、記録が負担になってしまう可能性があります。
たとえば「効率化したい業務が特にない」「工数を明確にする必要性を感じていない」という人には効果を実感しづらいでしょう。
- 成果が見えにくい:時間データを活用する目的が無いと、入力だけが増えて改善に結びつかない
- 継続が難しい:使う理由が曖昧だと記録の習慣が途切れやすく、ツールの価値を十分に得られない
TimeCrowdは「プロジェクトの収益性を分析したい」「チームの稼働を見直したい」といった明確なゴールを持つ人にこそ真価を発揮します。目的が無い状態で導入しても、効果を感じにくく定着しない点に注意が必要です。
TimeCrowd(タイムクラウド)の料金プラン
TimeCrowd(タイムクラウド)では一律の料金プランを設定していません。
ネット上には古い情報として料金一覧を載せているサイトもありますが、現在は基本的に導入企業に柔軟に合わせて導入をサポートしてくれる都合、企業毎に価格は変わるものと思われます。
会社規模や追加でやりたいことで大きく価格は違うので、詳しくは資料請求やトライアルを通じて確認してみてください。
TimeCrowd(タイムクラウド)の始め方
ここではTimeCrowd(タイムクラウド)の始め方・実際の利用開始までの流れを簡単に解説します。
- お問い合わせor資料請求
- 打ち合わせ
- 初期構築
- 無料トライアル開始
- 本運用開始
①:お問い合わせor資料請求
まずはTimeCrowd(タイムクラウド)公式サイトに飛んで、「お問い合わせ」または「資料請求」を行ってください。

②:打ち合わせ
お問い合わせが完了すると、TimeCrowdについて説明する打ち合わせの日程調整の連絡が来ます。ここで自社でどう活用できるのかを色々質問すると良いでしょう。
この後の初期構築に当たって必要となるシートの記入についても説明があります。ここで業務の棚卸し・タイムクラウドで何をしたいのかを大まかに決めます。
③:初期構築
提出されたシートを下に、TimeCrowd側でワークスペースやチーム、カテゴリーやタスクの初期構築を行います。
④:無料トライアル開始
初期構築が完了したら、トライアルが開始します。実際の操作方法は詳細なヘルプページが存在するため、そこまで迷うことはないかと思います。トライアル期間に関しては変更する可能性があるため、打ち合わせのときに聞いてみてください。
⑤:本運用開始
トライアルを経て、本運用開始となります。
タイムクラウドのカスタマーサクセスチームのバックアップもあるため、運用上何か問題が生じた場合はすぐに相談することができます。
\簡単・正確に時間管理ができる法人向けツール/
TimeCrowd(タイムクラウド)で今度こそ時間管理を

本記事ではTimeCrowd(タイムクラウド)を実際に使っている私が、特徴や評判はもちろん、使い方や料金についても解説してきました。
タイムクラウドを導入する意義は、組織全体の時間の使い方を「見える化」できる点にあります。従業員がリアルタイムでどの業務に取り組んでいるかを把握でき、進捗やリソース配分を正確に管理可能です。
これにより、無駄な作業時間の削減や生産性向上に直結します。
時間管理が行えるサービスは多々ありますが、TimeCrowdのように特化しているものは存在しておらず、あくまでオールインワンツールの中の「1つの機能」という位置づけです。
今後TimeCrowdは連携可能なツールを増やしていく開発ロードマップを引いており、あくまで本体はシンプルにすることで高い柔軟性を貫く方針が見えます。末永く時間管理を行うにはとてもおすすめのサービスとなるため、まずはお問い合わせで自社にどんな使い方ができるかを相談してみてください。
トライアルから気軽に始めることが可能です。
\簡単・正確に時間管理ができる法人向けツール/
TimeCrowd(タイムクラウド)のよくある質問
TimeCrowd(タイムクラウド)とは何ですか?
TimeCrowd(タイムクラウド)はタスク別の作業時間を簡単記録し、『誰が・何に・何時間』をリアルタイムで可視化するクラウド型工数管理ツールです。
Chrome拡張でワンクリック記録やCSV出力レポートも備え、生産性向上を支援します。
TimeCrowd(タイムクラウド)の料金はいくらですか?
現在TimeCrowd(タイムクラウド)の料金は企業毎の個別対応になっています。
一律の料金を適応させるのではなく、企業・組織毎に構築から対応しています。最新の事例やケース毎の大まかな過去事例は資料請求することで書いてあるため、是非資料請求をしてみてください。
過去には「個人利用無料、チーム利用は1ユーザー500円」という表記もありましたが、現在は企業や組織のみに対応し、無料の個人利用には非対応です。
TimeCrowd(タイムクラウド)の資本金は?
資本金は4,350万円(資本準備金を含む)となっています。
ご寄付を頂けると今後の更新の励みになります!