プログラミング/仕事

【新卒フリーランス苦労話】大学生へ、いきなりフリーランスではなく就職をはさんでほしい【経験者談】

こんにちは、現在フリーランスのWeb系エンジニアとして3年ほど活動しているしょーごと申します。

最近はWebプログラミングやデザインの勉強を始める人が増えて、大学生のうちから案件を取ったりする人が増えてきました。

フリーランスとしてそこそこ成功している人も出てきていますが、私は

どんなに稼げていても、一度就職していたほうが良い

と考えています。

それには私自身の「新卒フリーランス」に近い働きをして感じた、そして感じている「多大な苦労」から来ています。

今回は「大学卒業後からフリーランスとして生きていきたい」と夢見る大学生に向けた、愛を込めたメッセージになります。

しょーご
しょーご
学生以外の方には辛辣に感じる言葉多めなので、ご注意ください。でも、私の本音です。

今回の記事で分かること

大学生から就職することのメリット・デメリット

新卒フリーランス独立して感じた苦痛

しょーご
しょーご
ちなみに筆者は新卒フリーランスにほぼ近い経歴を持ちます

筆者の経歴

2018年3月 大学卒業
2018年4月 銀行入行
2018年5月 退職
2018年6月~8月 スクール
2018年8月〜 フリーランス

前提:今回の話のメイン対象について

Web系を学ぶ全学生【一部例外を覗く】

今回のメイン対象は以下のような学生です。

IT系に関わっている学生がメインになります。

  • Web制作やRails,JavaScript,PHP,Pythonなどを勉強し始めた学生
  • Webデザインを学び始めた学生
  • すでにフリーランスとしてWeb制作を仕事にしていて月収20万ぐらい稼げている

特に「Web制作を学んでいてフリーランスになりたいまたはすでにフリーランスである
就職は考えていない

こんな学生にクリーンヒットするかと思います。

例外:スーパーフリーランス、起業家は覗く

逆に、以下のような人は就職しなくてもいいかなと思っています。

  1. 自分の起こしたビジネスが回っており、月粗利100万以上は出ている
  2. 技術力が特化しており、フリーランス業で月100万以上稼げている(時給5000円以上

①に関してはすでにフリーランスというより起業家・法人だと思うので、そのままビジネスを拡大させればいいと思います。

②については、本当にまれにですがPHPやJavaScript、Railsなんかの実務経験をたくさん積んで高時給学生フリーランスになっている方がいます。

そのかたは後述する「就職する上で身につくメリット」をすでに享受できる環境にいる、または既にしている状態なので、そのままフリーランスとして活動すればいいかなと思います。

問題は、「微妙に稼げている」または「勉強中」ぐらいの身でフリーランス独立することです。

大学生フリーランスは全然OK

誤解がありそうなので言っておくと、今回の話は「大学卒業後に新卒フリーランスとして就職せずに生きていく」学生へのメッセージですが、

学生のうちからフリーランスとして活動すること」自体については大賛成です。

むしろその経験が「エンジニア就職」を後押しするので、是非してほしいと思っています。

新卒フリーランスは辛いよ①お金の話

まずはのしかかるお金の問題です。

特に「スキルもない状態で新卒フリーランス」は絶対に避けたいです。

私自身がノースキルの状態で一発逆転を狙ってプログラミングスクールに通っていた時、お金は全然ないので親に借金をしましたが、

精神的にめちゃくちゃきつかったです。

しかも最悪なことに勉強に身も入らず、一歩間違えれば廃人でした。

偶然仲間がいたので奇跡的に今こうしたブログ記事を書けているのです。

月収20万も結構きつい

大学卒業時の月収が月20万程度では正直「実家ぐらし」または「親からの仕送り継続」をしないときついです。

社会人と違い学生は貯金が無いわけですから、ギリギリの生活を強いられます。

  • 家賃
  • 食費
  • 雑費
  • サブスク費(Adobeとか色々)
  • 奨学金
  • 年金
  • 所得税
  • 住民税
  • 国民健康保険
  • PC、デスク周り作業環境整備

出費項目は上げればキリがありませんが、会社員と違って払う税金は多めなので、貯金も投資も厳しいでしょう。

月収が上がるとは限らない

また月収20万から収入を上げるのは結構大変だったりします。

  • 高単価で発注してくれる企業を探す
  • 自分の仕事スピードやスキルレベルを上げる
  • 人脈形成

こういったことを実践しなければなりませんが、これは「言うは易し行うは難し」というものです。

なんと言っても、目の前の仕事をこなしつつ次の案件獲得を行わなければならないのですから。

逆に、エンジニア就職して2年ほど真っ当に働いている場合は、その後フリーランスになっても比較的簡単に達成出来てしまったりします。

スキル次第では引き抜きで営業なしで案件に参画も十分ありえますね。

しょーご
しょーご
月単価50~80万の準委任型フリーランスエンジニアはこういった働き方ですね

新卒フリーランスは辛いよ②スキルの幅が広がりにくい

フリーランスとして働くと分かりますが、新しい分野の仕事をするハードルは、会社員に比べてとんでもなく高いです。

そもそもフリーランスとは「即戦力」であることが大前提であるわけなので、未経験分野の仕事をそもそも受注する機会に恵まれません。

会社なら上司が

上司

この仕事、やってくれるかな?バックアップするから

部下の育成のために、こんなこと言ってくれたりします。

しかしフリーランスの場合は上司のサポートは存在しません。あなたが一人で行い、納品できなければトラブルに発展します。

クライアント

できるとおっしゃったから、おまかせしたのです。できないと今ごろ言われても、納期も差し迫ってるので困ります。損害賠償ものですよ!?

なんてことになりますよね。

しょーご
しょーご
ちなみにこれは実体験です

そうすると自然と「コンフォートゾーン」に収まって、実はスキルアップの機会に恵まれない環境に陥っているフリーランスが大量にいます。

なので、専業フリーランスの平均年収は350万程度なのでしょう。

しょーご
しょーご
コンフォートゾーンの罠は、例えばずっと安定を取ってLPコーディングをするより、LPの企画から入ったほうが単価が上がりやすい、しかし会社員で経験するより圧倒的に参画ハードルが高い→スキルアップしづらい、ということです。

サーバーサイドエンジニアなら勉強→フリーランスはそもそも無理

学生時代にインターンや個人開発をされたいた方ならまだしも、

勉強していきなりフリーランスになれるのは、「Web制作」「Webデザイン」、このあたりがギリギリです。

  • サーバーサイドエンジニア【PHP,Ruby,Python】
  • フロントエンドエンジニア【Vue,React,TypeScriptなど】
  • インフラエンジニア【AWS,GCPなど】

こういった職種は「就職して経験を積む」以外の選択肢がありません。

一部例外を出すと、ごくごくまれに未経験から参画するフリーランスもいますが、とても環境に恵まれた例だと思います。他分野で突出した能力を持った人がベンチャーに行くと、マルチタスクで専門外もやらざるをえないみたいなパターンです。

そして大学卒業後は「新卒」ではなく狭き門の「既卒」での応募になってしまうのです。

シンプルに新卒で就職するのが鉄板ですし、こういった方たちは数年就業してフリーランスになれば、月単価50万以上は保証されます。

つまり、大学卒業後フリーランスとして生きるのは、退路を断つことに似ています。

しょーご
しょーご
Web制作フリーランスから別の道に羽ばたこうとして羽ばたけてない人を、大量に目撃しております…

マーケターも厳しい

WebマーケティングもWeb制作の隣接領域で勉強している人も多いですが、Webマーケターいきなりフリーランスは不可能です。

それは、デザイン・コーディングにはある程度答えがあるのに対し、マーケティングは答えがなく、完全に経験量だからです。

更に、フリーランスだとマーケティングに使える予算に限りがあります。

例えば広告予算ですが、就職して会社のお金で規模の大きい予算で広告を回すことをいきなりフリーランスで経験するのは不可能です。

幸い最近は、マケキャンなど良質なWebマーケスクールが出てきたので、こちらで経験を積むことはできます。

新卒フリーランスは辛いよ③そもそもスキルアップに専念できない環境

フリーランスの場合

フリーランスはすべてを一人で行わなければなりません。

  • 普段の営業活動
  • 普段の会計処理
  • 3月の確定申告
  • 直案件だとお客さんとのコミュニケーション
  • 契約書やり取り
  • デザインなど外注なら外注先選定、ディレクションなど

もしあなたがプログラミングに集中したくても、仕事を取らなければなりませんし、お客さん交渉するのもあなたですし、契約書発行から最後の入金管理まであなたが行うのです。

しょーご
しょーご
フリーランスになると分かりますが、意外にコード書いてる時間少ないですね、初期なんか8割は営業の時間です、当然営業時間は無給です
しょーご
しょーご
会社員プログラマーのほうがコーディングも早いこと多いです、正直ね。フリーランスは時間量で押す人が多いから、労働時間地味に長かったり。

会社員の場合

会社員プログラマーなら基本的にはプログラミングを書くのが仕事になりますので、スキルアップに集中することができます。

補足:環境による

会社員礼賛みたいな内容になってますが、会社でも環境がレガシーなところは多いので、

  1. 就職相談(カウンセリング)
  2. 厳選された求人の紹介
  3. 履歴書やエントリーシートの添削
  4. 面接の対策
  5. 企業への推薦
  6. 内定後のフォロー など

このようなサポートを受けられる【レバテックルーキー】など完全無料のエージェントを活用して十分に検討したほうがいいです。

一番差し迫った問題:スキルアップ問題

Web制作からの転向

私自身が「Web制作フリーランス」なのでそういった友人知人が多いのですが、

  • JavaScriptを学んでフロントエンドエンジニアに転向
  • Railsを学んでサーバーサイドエンジニアに転向
  • Webデザインを学んでUI/UXエンジニアに転向

を目指す方がWeb制作者には多いです。

Web制作ブログで業界では有名な方も、フロントエンド案件に入るためにReactをメンターをつけて学んでいました(分かる人にはわかる)

エンジニア就職された方々に関しては、

勉強→ポートフォリオ作成→就職活動

がとても大変そうでした(20代後半から年齢がネックになり始める)

未来と待遇が原因

Web制作分野はNoCode化が進んでいます。また単価自体も昔よりも参入障壁が下がったことで下がったのは事実です。

なのでここから更にスキルアップするために上記の職種に挑む人がでるのはごく自然なことです。

だったら大学生のうちに新卒でそういった職についたほうが合理的なのではと思います。

私自身も焦りがある

私はWeb制作フリーランスとして活動して3年近くになろうとしていますが、この業界は変化が激しく技術の陳腐化が早いので、

私自身、企業でエンジニアとして働こうと何度も考えています。

特にJavaScript周りのスキルは企業で先輩エンジニアと仕事したほうが圧倒的に伸びると思います(独学の限界を感じます…)

ほぼ確定的に、どこかに就職もしくはインターンする予定です。

Web制作から独学でスキルを広げるのは想像以上に難しいのは日々実感しているところではあります。

会社員エンジニア→フリーランスだと会社が案件くれたりする

私の周りには「Web制作会社→フリーランス」の方が何人もいます(みなさんなんちゃってエンジニアのわたしよりハイスペです笑)

彼ら彼女らは、退職するときに、

上司

〜さん、フリーランスになってもうちの仕事請けてよ、毎月流すからさ

とか

制作業界の人

おー〜さん独立されたんですね。今って予定どんな感じですかね?実は〜

ってことが結構あるあるです。会社で真っ当に仕事をしていれば同業フリーランスになっても仕事に困ることはあまり聞きませんね。

私が今大学生なら100%絶対エンジニア就職する

私自身の経験からも、今大学生で卒業もフリーランスとして活動されたい方は一度就職することをおすすめします。

私も今大学生に戻れたら、速攻【レバテックルーキー】とかに相談に行って、優良企業にエンジニア就職すると思います。

コロナで業界の採用事情も大きく変化しているので、新卒ITエンジニア就職専門のエージェントに無料相談してみるといいんじゃないかなと思います。

しょーご
しょーご
フリーランス→就職」は厳しいですが、「就職→フリーランス」のほうがイージーなので、就職を前向きに捉えていただけたらと思います。新卒カード、想像以上に有効ですよ(羨ましい)

あなたに是非読んでほしい記事です!