プログラミング/仕事

web制作案件のデザインはテンプレで提案せよ【デザインはしない】

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こんにちは、現在フリーランスのweb制作者として5年以上活動しているしょーごと申します。

突然ですが、みなさん下記のような悩みをお持ちだと思います。

まさひろくん
まさひろくん
web制作案件探してるけど、ほとんどデザインと一緒でコーディングスキルじゃ受注できない…
ありさちゃん
ありさちゃん
自分にはデザインは無理だしどうすれば…

昨今コーディングの勉強を始められる方が増えたのに伴って、こういった悩みをたくさんいただきます。

実は自分も駆け出し期は全く同じ悩みを持っていました。また独立してしばらくしてもこの悩みを持ち続けておりました。

しかし最適解を見つけましたので、今回の記事で答えていきます。

今回の記事で得られるもの
  1. 制作案件においてデザインから丸っと受けられるようになる
  2. これまで失注していた条件の案件も取れるようになる

具体的なテンプレにおける提案分などもご紹介します。

しょーご

この記事を書いたのは
しょーご@samurabrass

このブログ「しょーごログ」の運営者。2018年からエンジニアとしてサイト制作やシステム開発を行いつつ、ブログとYouTubeで情報発信を行っている。駆け出しエンジニアのコーディング課題添削も行う。

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web制作はテンプレート前提で提案する

テンプレ使用で提案するというのが本記事の主張になります。

実は非デザイナーの人がデザインを行う場合、よく以下の手法が言われていました。

  1. 知り合いのデザイナーに頼む
  2. SNSやクラウドソーシングで募る
  3. デザイン会社に外注する

しかし、これらってぶっちゃけハードルが高くないですか?笑

実際にやれと言われても以下のような不安があると思います。

  1. まず知り合いのデザイナーがいない
  2. 納期もないから外注する暇もない
  3. 予算もないからそもそも発注不可
  4. ディレクション管理がめんどくさい

このようにデザイナーに発注するのはハードルがかなり高いです。

私も駆け出し期から

先輩

デザインーと組みましょう

しょーご
しょーご
いや無理やて…

となりました(デイトラデザイン卒業生に密かに期待していますが笑)

しかし、それらを解決できるのです、そう、テンプレートならね。

web制作でのテンプレート提案方法

ということで、これで非デザイナーには選択肢としてテンプレート以外ありえなくなったのですが、

読者

いや提案は具体的にどうすんねん

というお声が聞こえてくるので、正しくお客さんに説明できるように、提案における基本的な考えと、テンプレートのメリット・デメリットをここで整理しておきましょう。

テンプレートでの提案のポイント

テンプレート使用でのメリットデメリットをきちんと伝え、テンプレートでどう望みを実現できるかを提案する

提案時にはこれを気をつけていただきたいです。

一つ大事な考えを共有しておくと、お客さんは

テンプレートでもオリジナルでも望んでいるものが作れればそれでいい

こう考えています。当然ですよね。

要件を達成できるのなら「オリジナル」か「テンプレート」か気にすることはありません。

この考えをもとにテンプレートのメリットデメリットを伝えていきます。

web制作テンプレート使用のメリット

①早く安く制作し公開できる

実はコロナ禍において、Web業界ではここの需要が高まっています。

理由としては

  1. 今までオフラインオンリーだったけど、オンラインでも集客販売できるようにしたい事業者が増えた
  2. 売上が落ちているので、制作予算は少ない
  3. 状況が逼迫しているので、クライアント的には早く作って欲しい

こういった状況が理由になります。

とにかくインスタントにそれなりにデザインがいいものが欲しければ、マッチするので、「早く安く」のニーズは急増しています。

Web制作会社の中でもテンプレートやNoCodeツールで開発するところが増えています。

例えばWeb制作会社の雄である「LIG」さんでもSTUDIOというNoCodeツールで早く安くつくるプランが出ています。

いまだけ短納期・低価格でWebサイトを制作できるってほんと?LIGの新しいプラン爆誕!

今後もこの動きは加速すると思われるので、テンプレート利用で「安く早く」制作できるメリットは大きいです。

②テンプレでできる範囲ならスクラッチより開発も拡張も楽

テンプレートでできる範囲であれば、実装はかなり楽です。

例えば自社製品をオンラインで売っていきたいならShopifyのテンプレやアプリを使えばとても楽です。

私も自分のECサイトをShopifyで作成しましたが、既存テーマを使った結果わずか2時間でこのクオリティのものができました。

https://shogo-log.myshopify.com/

また、例えば旅館ならそれ専用のWPテンプレートもあるし、製造業専門のWPテンプレもあります。

そのテンプレートの機能の範疇を超えないのであれば、最高です。

③お客さんでも簡単に運用できる仕様

結構重要なテンプレートの魅力として、

お客さん側でサイトのテキストや画像が変更できるようにする実装がすでにされており、お互いwin-winである

というメリットがあります。

例えばですが、以下のようなレイアウトがあるとします。

この場合に、

お客さん

・画像差し替えたいな
・文章も変更したいな
・そもそもタイトル変えたいな
・ナビゲーション5つから6つに量増やしたいな

サイト公開後でもこういった要望が出てきます。完全自作でサイトを作成する場合は、お客さん側で変更できるようにPHPなどを書く必要があります。

しかしテンプレートではこういった機能は最初から用意されています。

非エンジニアを対象としているのでUIも見やすく、お客さんに受け渡し時に「操作マニュアル」を渡せばあとはお客さん側で触ることも可能です。

お客さん側でも簡単にサイトのコンテンツを変更できる

というのは、テンプレートを押す上でとても強力な説得材料になるでしょう。

しょーご
しょーご
ちなみにwebの進化とともにお客さんの要望も上がっており、「こちらで当然文章とか変更できるよね?」みたいな空気感があり、今後変更に弱いサイトは提案力に欠けていくと思われます。

Web制作テンプレート使用のデメリット

テンプレにない機能が必要になると、途端に工数が増える

テンプレートは

機能があらかじめ決められているから編集しやすい

という側面がある以上、その範疇を超えると大変だったりします。

例えば、以下のようなパターンがあるかなと思います。

  1. トップページのデザインを変更してブログじゃなく企業サイトっぽくしたい
  2. 凝ったレイアウトとアニメーションにしたい

ただしこういったデメリットは後述の方法により回避することができます。

おすすめWordPressテンプレート

ここまでWordPressテンプレの話をしてきましたが、では具体的になにがおすすめなのかというと、私は以下2点をメインに受託をしています。

Snow Monkeyはなんでも作れる万能タイプ、TCDは業種別に揃っていて、ぴったしな業種があればここから作ることが多いです。

後ほどTCDを利用した提案文をお見せします!

WordPressテンプレートでの提案方法

ここで、いちばん重要なことをお伝えします。

さきほど「テンプレでできないものは途端に工数が増える」とお伝えしましたが、

いまからご紹介させていただく方法を使えばこれらを回避することができます。それが

期待値操作をする

ということになります。

具体例をお出ししますので、これまで私が話してきたテンプレートのメリット・デメリットを思い出しながら見てみてください。

お客さんの要望

デンタルクリニック「しょーごクリニック」を運営しており、ホームページのリニューアルをお願いしたいです。
スタッフの顔が見えるような安心感、信頼感のあるページが欲しいです。
またカレンダーの埋め込みや診療時間のわかりやすいデザイン希望で、こちらで情報を更新できる形を望みます。
予算:20万希望
納期:一ヶ月

お客さんへの提案文

今回の要件やご予算、納期を勘案しまして、「CURE」というテンプレート使用での作成をご提案させていただきます。

こちらはお客様のような「デンタルクリニック」を専門としたテンプレートでして、お客様がご希望の・スタッフの顔の見える安心感、信頼感のあるページ・カレンダーの埋め込み・診療時間の設置編集・「しょーごクリニック様で更新できるわかりやすさ柔軟さ」これらを兼ね備えております。

また、今回ご予算20万円、製作希望期間が一ヶ月とお急ぎかと思いますが、CUREを使用することで本来弊社では50万〜納期は3ヶ月からお作りしておりますものを、ご予算の20万円、製作期間一ヶ月以内でお渡しできるものと考えております。

また、クリニックには必須の・当院からのお知らせ・よくある質問・スタッフ紹介のようなページを作成し、より便利で信頼感のあるサイトを作成することも可能です。

テンプレートになりますので、凝ったアニメーションやレイアウト変更には追加の費用をいただくことになりますが、デモサイトのような構成でしたらご予算と納期をクリアすることが可能です。

ぜひご検討いただければと思います。

  1. メリット・デメリットを併記
  2. テンプレートならではの追加提案
  3. 最後にテンプレート外の実装は追加費用がかかると期待値操作

クラウドソーシングでも利用可能

この手法はクラウドソーシングを想定しているので、クラウドソーシングでこのように「事業者が直接発注している」場合は再現性が高いと思います。

もちろん仲介業者を介さないやり取りでも十分活きると思います。

また、お客さんが仮にとてもおしゃれなサイトを作りたがってたとしても、お客さんがほしいのは「売上の上がるサイト」であるはずです。

それに必ずしも「凝ったデザインやアニメーション」は必要でなく、むしろテンプレートで作成したほうがお客さんの要望を叶えられると思ったら、その路線で提案してみてもいいかもしれません。

下請けには不向き

多分ここまで見られた方は

視聴者サン

仕様が決まっている案件はどうするの?
無理くない?

と思われたと思います。

全くそのとおりなので、そういった案件ではなく直請け向けの方法になります。

ちなみに私の場合は下請けでのデザイン・コーディングは請けたことがほぼないです☹️

仕様や期待値に合わない場合

さきほども述べたとおり、テンプレは「できる範囲のことをするのが得意」なので、それを逸脱するような仕様やデザイン期待値なら採用は難しいです。

ただ、クライアント側もプロではないので

  • なんとなくおしゃれにしたい
  • なんとなくこの機能つけたい

と思っていることは多いので、

  1. きちんとまずはヒアリングしてビジネスモデルを把握し
  2. 本当に必要な機能を洗い出し
  3. ペルソナに沿ったデザインができるかテンプレを選定し
  4. テンプレでできそうならテンプレ、不可能ならデザイン作成しWPオリジナルテーマで作成

という流れをとるといいと思います。

テンプレートはweb制作実績になるのか

またもう一つの疑問として

テンプレートで制作したものは制作実績となるのか

といった疑問があるかと思います。

結論としてはクライアント属性によって変わります。

 Web制作会社やWeb開発会社の場合
  • 基本的に実績としてはアピールしづらい
  • そもそもテンプレートを使う体制がなかったり、社内テンプレを使ってたりするためスキルに再現性がない
  • コーディングより外注しにくい
  • それより、顧客折衝した部分に価値があるので、アピールの仕方の問題かも

顧客折衝とはヒアリングや仕様策定、見積もり請求、アップセルクロスセルの部分で、制作会社にもこのような部門はあるので、webディレクターのスキルとして評価して採用してもらえる可能性もある。

エンドクライアント(事業者からの直請け)
  • バリバリ実績になる
  • オリジナルかテンプレかより、サイトを作った後の売上や単純な見た目と機能に興味があるため

就職転職を見据えてたり、企業とパートナー下請け契約を見据えて制作実績を増やそうという目的だと、テンプレ特化だと厳しくなります。

ただ今回のお話は

本来失注していたであろうデザイン込みの案件も掬えるようにする

というのが目的なので、テンプレをおすすめしています。

まとめ:Web制作のデザインはテンプレで提案する


というわけでここまでテンプレで提案しようと述べてきました。

最後に、テンプレ利用に抵抗を感じる人がいると思うので、ひとつtipsをお伝えしますと

フリーランスがWeb制作でもっとも高時給にする方法、それは

テンプレ×高単価


この掛け合わせになります。これは間違いないです。

例えばこのような条件を比べてみましょう。どちらも実際の過去の事例です。

WordPressサイト5ページ程度

・オリジナルデザインの場合(稼働時間200h前後

– 制作費¥600.000 – デザイン外注費¥240.000 = ¥360.000(時給¥1,800)

・テンプレートの場合(稼働時間50h前後

– 制作費¥400.000 = ¥400.000(時給¥8,000)

デザインをすべて「オリジナルで作成しなければならない」ということはありません。

ぜひ「テンプレートでお客さんの望みを叶えられるなら、テンプレートも選択肢に入れる」という視点を持って頂けたらと思います。

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