こんにちは、現在フリーランスのエンジニアとして活動しているしょーごといいます。
私がフリーランスになって長く悩んでいたものの一つが
Windows環境をどう準備するか、何がベストなのか
ということです。これをご覧の方の大半が「MacOS」を搭載したMacBookをお使いなんだと思います。
そしてWindowsを入れる良い方法を模索しておられるかと思います。
今回は2年ほど苦心して様々な手法を試した中で
- 簡単で
- 安くて
- PCの容量を取らない
これらを満たした手法を見つけたので、ご紹介します。
MacでWindows環境の導入方法
2021.02追記:現在はConoHa for Windows Serverを推奨しています(安い、使いやすいため)
WIndows環境構築はぜひ上記記事の方を参考にされてください。
国内はWindowsが主流である
まずはこのグラフを見てください。


IEもEdgeもWindowsでしか利用できませんし、国内向けソフト(動画編集など)も大半がWIndowsにしか対応していません。
エンジニアの世界でも(特にフロントエンド領域)ユーザーの大半が「Windowsから閲覧する」ため、「WIndowsでInternet explorerを開いて表示確認する」という行為から逃れられずにいます。
フォントの表示もMacOSと全く異なってきます。
つまりフロントエンドやWeb制作者にはWindowsは必須なわけです。
これまでのWIndows環境構築方法
これまで一般的に紹介されてきた方法は以下のようなものでした。
- Virtualboxで構築→とてつもなくめんどくさい
- Boot Camp→OSを切り替えるので、MacOSを一回シャットダウンしなければならない
- Parallels→サブスク有料で高め
共通のデメリット:WIndowsOSを用意しなければならない(¥20,000~)
結構お値段しますし、WIndowsOSが10GBとかあるので、容量的にも嫌だなと思っていました。
しかし今回紹介するサービスを活用すれば、これらのデメリットを克服してWIndows環境を構築することができます。
そう、Amazon WorkSpacesならね。
Amazon WorkSpacesとは
仮想デスクトップサービスと呼ばれますが、簡単に言うと
「AmazonのサーバーでWIndowsを動かしてもらって、それを自分のパソコンに表示する」
という仕組みです。要は自分のPCでWindowsを動かすのではないということです。
そしてこのAmazon WorkSpacesはAWS(Amazon Web Services)の一部なので、まずはAWSに登録する必要があります。
- AWSに登録する
- Amazon WorkSpacesの設定を行う
- 利用開始
①AWSに登録する
まずはAWS公式サイトでアカウントを解説します。



ここまででAWSアカウント解説が完了しました。
Amazon WorkSpacesを設定する
まずはコンソールに入りましょう。

その後「IAMユーザー」でサインインします(両者の違いそんなに理解していませんが、多分ルートは強い管理者権限が必要なときのみなはず…)

その後、Amazon WorkSpacesに入ります。サービスが大量にあるので、検索で探すのがベターです。

その後、「Amazon WorkSpacesの起動」を押します、

ユーザー作成を行っていきます。

その後、どのWindowsを使うか選択するのですが、軽くWindowsを使う(オフィスソフトなど使わない)場合は、「Standard with Windows 10」を選択します。

最後に「Amazon WorkSpacesの起動」を押します。

すると、作成したWorkSpacesのStatusがPENDINGとなっていることが確認できます。
メールの内容に従って設定する

20分程でEmailに指定したアドレス宛にAmazon WorkSpacesからメールが届きます。

メールの内容は、
- WorkSpacesクライアントのダウンロードリンク
- クライアントの起動時に使用する登録コード
- ユーザー名
- WorkSpacesとローカル環境の任意のファイルを同期するAmazon WorkDocsのクライアントのダウンロードリンク
となっております。
①クライアントアプリダウンロード

メールのリンクより、MacOS用のクライアントアプリをダウンロードします。

ダウンロードすると、このようなアイコンがアプリケーションに追加されます。
アプリを起動後、メールに書いてある「登録コード」「パスワード」などを入力していくと、Windowsが立ち上がります。

Amazon WorkSpacesの料金
時間料金と月額料金の2種類に分かれるのですが、大多数の方が時間料金の方が適切なので、時間料金を見ていきます。
14.00USD/月 + 0.40USD/時間
つまり、毎月1500円 + 50円(時間)という料金になります。
また、最初のAmazon WorkSpacesを作成してから2 か月間は無料で利用することができます。
最初に費用がかからないのは大きいですね!!
MacでWindowsならAmazon WorkSpacesがおすすめ
すでにWindowsOSを持っている方、Macの容量に余裕がある方はParallelsなどを使えばいいと思いますが、大半の方はWIndowsOSqを持っていないと思います。
今回の方法なら、費用も小さくスタートできるので、とりあえずWIndows環境がほしい方はぜひ試してみてください。