こんにちは、フリーランス歴6年目のしょーご(@samuraibrass)です。
私はもう6年ほどフリーランスのWeb制作者をしていますが、何度も「辞めよう」と考えたタイミングがありました。
Web制作を学習していきなりフリーランスになってしまうと、絶対一度は下記の悩みにぶつかります。
勢いでWeb制作フリーランスになっちゃったけど、スキルアップに課題を感じる… やっぱり就職しなきゃかな…?
また仮に制作会社に就職したとしても、次の壁が襲ってきます。
私の周りのフリーランスWeb制作者もほぼ全てがこの壁に一度はぶつかり、そしてそれぞれの道を歩んでいます。
今回は
- 「私自身と周りのフリーランスの葛藤」の具体例を取り上げ
- それぞれどのような道を歩んだのか
これを解説することによって、読者の皆さんが将来同じ壁にぶつかった時の指針になればと思います。
なおいきなり不穏なことを書くと、駆け出しフリーランスでコーディングを始めて、数年後もコーディングだけしている人はかなり少ないです。
ここではWeb制作者の中でも、コーダーに寄った話をしていきます(特にフリーランス)
この記事を書いたのは
しょーご(@samurabrass)
当ブログ「しょーごログ」の運営者。2018年からWeb制作・フロントエンドエンジニアとして主にWordPressでのサイト制作やシステム開発のフロントエンドを担当。同時にブログとYouTubeで情報発信を行っている。駆け出しエンジニアのコーディング課題添削も行い、スクール講師を4年以上している経験を活かした分かりやすい記事制作を心がけている。
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コーディングに自身をつけるにはプロからのレビューを貰うのが必須なため、制作会社も利用するレビューツールで添削をしています。
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回避不可:消耗した時に、不安になる
このままフリーランスコーダーを続けていて、今後大丈夫なんだろうか…
そうやって不安に思うのは、いつも「短納期&低単価案件」に苦しんだ時です。
これは私だけでなく、全てのフリーランスに言えることだと思います。
私の場合、この問題は2020年フリーランス丸2年頃までつきまといました。
- フリーランス2ヶ月:月20万いい感じ✨
- フリーランス3ヶ月目:あれ、こんなに働いて16万…?
- フリーランス1年目:うーん、PHPが分からない、ずっとコピペばっか…
- フリーランス1年半:JavaScript、真剣に会社で学びたい,,,何もわからない…
- フリーランス2年目:やっぱりJavaScriptがよく分からない、フロントエンドエンジニア就職しようかなぁ…
仮に収入がちょっと安定してきても、「挑戦的な仕事だけど、完全リモートで聞きにくい雰囲気」のときは、
あぁ、会社だったら上司とかに気軽に聞けるのになぁ、就職しようかなぁ
なんて思ってましたね笑
2019年にはこんな記事も書いていたので、コーダー(マークアップエンジニア)の将来性を危惧していたのだと思います。
私の事例:ずっとプログラミングスクールを探していた
コーダーとして働き続けるのが不安で、私はしょっちゅうプログラミングスクールをガチ検索していました。
2019年とかは月単価50万近くになりましたが、結構激務でスキル不足で落ち込むことも多かったです。
スキルを上げればもっと高単価になるよなぁと感じていたのですね。
PHPのカスタマイズとか、サーバーサイドの実装は完全にお手上げ状態だったのを、結構コンプレックスに感じていました。
その当時ガチ検索して、一番いいなと思ったのが「RUNTEQ」です。
その後ずっと進化を続けていて、今でもサーバーサイドエンジニア(Rails)志望なら、「RUNTEQ」しかないと思っていて、エンジニア志望の友人にも進めるレベルです。
何度もこのブログでは記事にしてきました。
高スキルなRailsエンジニアなら、高単価で仕事を取り続けられると考えていたんですよね。それにプログラミングの苦手意識も払拭できる。
継続と紹介のループで思いとどまった
ただ、2020年ぐらいから「良質な紹介と継続」のループが始まり、この悩みは消えました。
案件にあふれるようになってきて、高単価の案件のみ選り好みできるようになったので、月収が増えたんですよね。
人は不思議と収入が増えると、一気に心配事が減ります笑
未だにコーディングのスキルが足りずに悩むことは多いですが、地味にシステム開発の案件にも参画する機会があったり、スキルアップの機会もあるし稼げてるので、とりあえず満足している感じです笑
しょーごの場合、なんやかんやコーディング案件のみで安定した。
継続と紹介で案件の安定化が良かった。ここまで丸1年はかかった。
ここからは、私の周りでフリーランスコーダーを辞めた人たちの事例を解説していきます。
友人たちの事例❶消耗して辞めていく
いきなり未経験からフリーランスコーダーになった人は、辞めていく人が大変多いです。
- 案件が思っていたように獲得できない
- 低単価&短納期案件ばかり掴み、それがずっと続くと思うと続けられなくなる
- 案件が無い月があったりする
SNSでは消えていった人のことは話題にならず成功者ばかり目立ちますが、実は独立成功者のほうが少ないと思います。
「低単価&短納期&保有案件が少ない」という三拍子が辞める&病める理由の大半です。
辞めていく人の多くが
- 来月以降の案件が決まっていない
- 一件の案件のドタキャンで生活が揺らぐ
こういった方々でした。
フリーランスコーダー辞めてどうしてるの?
では、フリーランスコーダーを辞めて、どうするのでしょうか?
「就職」についてはこの後書くので、「フリーランスを続ける場合」に絞って書くと、以下の感じです。
- フリーランスコーダー→フリーランスディレクター
- フリーランスコーダー→起業、スクール運営など
フリーランスコーダー→SNSマーケター、Lステッパーなど
このあたりが多いですね。
副業でコーディングを始めた人も、同じ職種に移る人が多いと思います。
Lステッパーならデイトラの「LINE構築コース」など学びやすい環境が揃っているのと、実は稼げるのが知られてきたので、最近は始める人が多いですね。
コーディングが肌に合わなかったというケースが多いです。私は趣味レベルで好きですけどね。
友人たちの事例❷スキルアップに壁を感じ就職
「駆け出しフリーランス→就職」も実はめちゃくちゃ多いです。
- フリーランスコーダー→制作会社コーダー
- フリーランスコーダー→システム開発会社プログラマー
- フリーランスコーダー→制作会社ディレクター就職
- フリーランスコーダー→SEOマーケ会社でSEOマーケター
ブログ運営している人は、SEO会社に就職してたりしました。
フリーランスコーダーのスキルアップの機会は限られる?
フリーランスだし、いろんな案件に参画してどんどんレベルアップしていけるはず!!
このようなイメージがあるかもしれません。
ただ、実際は「HTML,CSS,JS,WordPressの範囲で、自分が行えるレベルの案件」を請けているフリーランスが大半です。
なので、なかなかJavaScriptやPHPのレベルは上がりにくいですし、フロントエンドやサーバーサイドのフレームワークを使った案件に参画して単価を上げていくのは、とてもしんどいです。
私もシステム開発案件に入った時に、よく死にかけました…
教えてくれる上司が欲しくなることが多々あります(泣)
何度もサーバーサイドエンジニア就職しようと考えた
ちなみに、私がフリーランスコーダーを辞めようと思ったときは、「RUNTEQ」に通って「サーバーサイドエンジニア」として就職することをよく考えていました。
Railsなどサーバーサイドが書ければ、フロントエンドは後から学べますし、フリーランスになっても、受託じゃなく準委任で月単価契約で安定しますからね。
ではどうすれば良いのか
ここから、「今からWebの世界に足を踏み入れる人」に対して、
「Webで末永く何十年も稼ぎ続ける前提で、私ならどういう道を取るか」
つまり、
「低単価&短納期&保有案件が少ない」という苦の三拍子
これを全力回避する方法を解説していきます。
ちなみに、元の子もないですが、フリーランスコーダーを続けたいなら以下の❷以外の選択肢はありませんね…
- コードを書ける職種で就職しスキルを身につけ、独立
- 引く手あまたなフリーランスになる
- そもそも別の職種を目指す
❶コードが書ける会社に就職して確かなスキルを身につけてから独立
最初は就職したほうが、フリーランスとして長く稼ぎ続けられることが多いです。
いろんな駆け出しフリーランスに聞くと、
- 出来る案件だけを請けるので、スキルアップが難しい
- 教えてくれる人がほしい
- JavaScriptやPHPのレベルが上がらない
こんな悩みをたくさん聞きます。
そしてその後就職した人の話を聞くと
- 自分がギリギリできなさそうな案件実装を振られる
- 実際厳しいが、先輩プログラマーがレビューしてくれるので、独学1年より就職一ヶ月のほうが圧倒的に成長している感じがする
- 成長の日々
こんなコメントを100%必ずもらいます。
つまり、「就職したほうが駆け出しでフリーランスを行うより圧倒的にスキルアップしやすい」可能性が高いです。
高スキルと人脈を持って独立は強い
一度制作会社などに就職した人がその後フリーランスコーダーになるケースもよく見ていますが、基本的に案件に困るということはそこまでないようです。
- 案件をこなすスキルが十分あり
- 前の会社や付き合いでの人脈がある
この状態で独立できるので、フリーランス独立後直ぐに案件の連絡をもらえたりします。
よって、「低単価&短納期&保有案件が少ない」という状況を回避しやすいです。
これは制作会社勤務時代からSNSをやっている人に顕著ですかね。よくTwitterで辞めた人に案件の打診しているのを見かけます。
制作会社に入社して、コードが書けず運用しかさせてもらえなかったケースを良く聞きます。
必ずコードが書ける職場にいきましょう。
❷引く手あまたの売れっ子フリーランスになる
フリーランスWeb制作者として生き残るなら、
紹介と継続で仕事が大体回るようにする
これしかないでしょう。
Web制作を辞めていった人は「低単価&短納期&保有案件が少ない」という三拍子で辞めているので、その逆の状態にするのです。
紹介と継続は近道が無く、「毎回の案件で、目の前のクライアントの期待値を上回る120%の成果を出し続ける」ことで増えてきます。
私は安定化に1年はかかりましたね。
紹介で来る案件は単価が高く納期が調整可能だったりします。
そういう仕事を継続していけばいいので、高単価の仕事が継続的に来る状態を目指せます。
周りで生き残っている人を見ると、
- フリーランスコーダー
- フリーランスデザイナー
- フリーランスWebディレクター、コンサル(営業、ディレクション、マーケ、制作全部込み)
この職種が多いです。
私のようなフリーランスコーダーを数年できている人のほとんどは「Web制作会社の下請けとして仕事をずっとしているタイプ」で、「紹介<継続」かもです。
逆に、直案件がメインの人はすぐに「ディレクター化していく(チーム化)」傾向にあり、「紹介>継続」の性格が強いと思います。
なぜ売れっ子×直案件だとディレクター化していくのか
直案件だと自分でメンバーアサインや予算交渉ができるので、チームを組んで効率化しやすいメリットがあります。
特に、「WSSクラス」などで学んで効率的に直案件を回している人ほど必然的にディレクター化していってます。
- 個人で直案件を請けまくり、制作と保守運用を一通り経験
- 案件が溢れてきたので、外注を取り入れ始める
- チーム化し、制作やSNS運用をメンバーに外注し、自分はディレクション
- クライアント向けにクロスセル、アップセルを行い、顧客単価を上げつつ、新規案件を獲得する
逆に下請けコーディングをずっとやっている人はほとんどディレクター化せず、ずっと一人でコーディングしている印象で、私も今はそちらの人間です。
私は現在コーディングを少数の既存クライアントとのみ行っています。
新規取引先は受けていない状態で、理由は既存クライアントの継続だけで十分生活できるし、仕事としても面白いからです。
よってチーム化はしませんでした。
チーム化しろ!!ってインフルエンサーは言いますが、必ずしもそうでなくても全然個人で食べてはいけますよ。
希少・穴場スキルを獲得してすぐ売れっ子になる手も
例えば、Shopifyをちゃんとカスタマイズできるコーダーが今足りていません。
よって、「Shopifyアドバンスコース」を卒業した人などが、今大活躍していたりしますね。
Web制作分野で売れっ子になるには、単純なコーディングスキル以外に、戦う場所の工夫も必要です。
❸そもそも別の職種を目指す
Webの世界で安定して高単価を稼ぎ続ける「再現性の高い方法」は以下の職種に行くことだと思っています。
- Webディレクター、コンサル(ただし直案件を多数抱える条件あり)
- フロントエンド、バックエンドエンジニア(鉄板だが20,30代前半向け)
おいおい、Web制作者として末永く働いていきたいのに、これもう違うじゃん
まぁそう思いますよね笑
実際Web制作からこの領域に移動していい感じになっている人もいるので、参考程度に聞いてみてください。
❶Webディレクター、コンサル(ただし直案件を多数抱える条件あり)
これは先程も述べましたが、チーム化した人がコーダーからディレクター・コンサルになることを指します。
- 個人で直案件を請けまくり、制作と保守運用を一通り経験
- 案件が溢れてきたので、外注を取り入れ始める
- チーム化し、制作やSNS運用をメンバーに外注し、自分はディレクション
- クライアント向けにクロスセル、アップセルを行い、顧客単価を上げつつ、新規案件を獲得する
独学でこの域に達するのはかなり難しいので、このブログでは何回か紹介していますが、「WSSクラス」で学ぶのが最短です。
直案件をディレクター・コンサルとして回せるようになることは大きなメリットがあります。
- 獲得金額を大きくしやすい
- 案件数と納期をある程度は自分で調整できる
- チーム化で複数案件を同時に回せるので収入が増えやすい
- SNSやMEOなど制作以外のマネタイズがしやすい`
これによって、辞める条件の「低単価&短納期&保有案件が少ない」という三拍子を避けることができます。
❷フロントエンド、バックエンドエンジニア
今これを読んでいる方がもし20代、30代前半で、これからエンジニアとして安定したキャリアを積みたい場合は、私は「エンジニア就職」をされることをおすすめしています。
Web制作よりもっと高度なプログラミングをして、高単価を稼ぎたい!!技術が好き!!
こういう方ですね。
私がこのブログで一貫しておすすめしているのは、「RUNTEQ」です。
エンジニア就職にRUNTEQがとても良い
「RUNTEQ」自体の説明は以下の記事でガッツリしているので省きますが、とにかく即戦力レベルのRailsエンジニアになれる素晴らしいスクールです。
全員必修:将来ロードマップと価値観を練るべし!!
どうするべきかは、ロードマップと価値観が教えてくれる
さて、ここまで見てみなさん、こう思われましたよね。
結局どうすれば良いのか分からん、Web制作勉強してるけど、不安になった…
これは、将来ロードマップと価値観がないのが理由です。
フリーランスも「一人会社の経営者」なので、将来のビジョンを思い描いておく必要があります。
ざっくりとした将来ロードマップと価値観の作り方
例えば私が独立したときは、以下のロードマップと価値観を思い描いていました。
- 初月は月5万を超える
- 独立して半年以内に月20万を超える
- 一年以内に月50万を目指す
- 就職したくなったら就職できるぐらいのスキルを身につけている
- 二年目に月100万に到達
就職でもフリーランスでも、好きな時に好きなタイミングで移動可能なほど高スキル人材になって、真の意味で「自由」になる
こういった価値観を持っていたので、就職するという選択肢も全然あったわけです。
あなたがもし
エンジニアとしてコードをバリバリ書いてつよつよエンジニアになりたい!!
というなら、エンジニア就職するべきなので、「RUNTEQ」に行くことをおすすめしますし、もし
副業でWeb制作で在宅で稼いでいきたい
というなら、「紹介と継続案件が来るように、目の前の仕事の顧客期待値を上回る仕事ぶり」をし続けていく必要があるでしょう。
Web制作スクールなら、最近フルリニューアルされている「デイトラ」の「Web制作コース」がおすすめです。
とりあえずWeb制作で月20万を稼ぐ
これぐらいの粒度だと、「じゃあ20万稼いでその後どうするの?」となってしまいますからね。
おわりに
今回は「Web制作フリーランスを辞めた人」の例を見つつ、長くWeb界隈で稼ぐために何をするべきなのか解説しました。
「低単価&短納期&保有案件が少ない」という三拍子が辞める&病める理由の大半で、それを避けられる、再現性が高いと思う方法が以下でした。
- コードを書ける職種で就職しスキルを身につけ、独立
- 引く手あまたなフリーランスになる
- そもそも別の職種を目指す
Web制作で今後稼ぎ続けていくためには、様々な工夫が必要になります。
自分の「将来ロードマップと価値観」をもとに、どうなっていきたいのか、よく考えてみてください。
- 副業で少しずつ稼げるようになりたいのか
- 専業で大きく稼ぎたいのか
- プログラミングスキルを高めてスキルで高単価を狙いたいのか
- 愚直にコーディングを突き詰めるのか
副業Web制作で稼いでいきたいなら、以下の記事も役に立つはずです。
HTML初心者からWordPress実案件レベルまでのコーディング演習課題を「専用ページ」にて公開しています。
- Figma,Photoshopデザインからのコーディング
- サーバーアップロードでサイト公開
- プロによる最大3回の表示確認特典
- レビュー返しは爆速
- 2024年にデザイン刷新!被らないポートフォリオ
「初級編」は初めてデザインからコーディングする方向け
「中級編」はJavaScriptやjQueryの練習
「上級編」はWordPressの実案件を模擬体験できるレベル感にしています。
中級者の方には高難易度課題を詰め合わせた「即戦力セット」も出しています。
全課題で「実務レベルの、プロの厳しいレビュー」を受けられるようにしています。
また、2024年には随時デザインの刷新をしており、完全リニューアル!!
他者と差をつけられるポートフォリオが準備できます!
制作会社も使用する専用レビューツールで分かりやすく添削していきます!
基本的に「まとめて購入」していただくとかなりお得になります↓
コーディングは書籍だけではなかなか実力がつかないので、実務レベルのレビューを受けて自身をつけたい人は是非挑戦してみてください!
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制作会社に就職→システム開発会社にフロントエンド・サーバーサイドとして転職という例もよく聞きますね。