まず軽く僕の自己紹介ですが、2018年3月からプログラミング学習を始め、8月よりフリーランスでwebサイトを制作する仕事を行なっており、
現在はHTML、CSS(Sass)、JavaScript、WordPressをメインにお仕事をしています。
僕はフリーランスとして独立して1年半立ちますが、完全未経験からいきなりフリーランスのエンジニアになったため、
この一年半で大量のスキルアップ本やフリーランス関連書籍を読んできました。
読んだ冊数は100冊近くになると思います。
その中でも「これは良かった」「これは特に役に立ってる」という本を今回厳選して紹介させていただきます。
カテゴリーとしては4種類に分けていまして、
- プログラミング
- webデザイン
- webマーケティング、SEO
- フリーランス本
これからフリーランスを目指している方も、今現在フリーランスとして活動されている方も参考になるように、
その本のどこが良かったのかなど、選定の理由なども細かく述べていくので、かなり長い記事になるかとは思いますが、その代わりとても有益な記事になっていると思います。
また、フリーランスとして活動してきて、仕事で役立てるための本の有効な使い方というのもわかってきまして、そちらも適宜散らばせつつ紹介しようと思いますので
ぜひ最後までご覧ください
この記事を書いたのは
しょーご(@samurabrass)
このブログ「しょーごログ」の運営者。本業でエンジニアとしてサイト制作やシステム開発を数年行っており、ブログとYouTubeで情報発信を行っている。駆け出しエンジニアのコーディング課題添削も行う
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プログラミングの読んで良かったおすすめ本
①css設計完全ガイド
実はこの本は現在進行形で読んでいる本なんですが、めちゃくちゃすごいです。
すごすぎて、もう本当に感動しております。
これまでも「CSS設計の教科書」などを読んできたのですが、やはり情報が網羅的に乗っている、
特にCSS中級者以上向けの現場のノウハウを凝縮した本というのはなかったのですが、この本には「全て」が詰まっていました。
「CSS設計の教科書」と聞いて、もしかしたら大半の人は
「CSS設計思想についての本なのかな?」と思われたかもしれません。
もちろん「OOCSS」「SMACSS」「BEM」作者発案の「PRECSS」の解説も素晴らしいのですが、
レイアウトやモジュールごとにベストプラクティスが載っているのがすごくいいと思いました。
簡単にいうと、「こういう場合どうする!?」という実例がたくさん載っているということですね。
例えば「ボタン」についてです。
みなさんこのようなボタンをコーディングするとき、どのようにコーディングしているでしょうか。


少し頭で想像してみてください。
以下に、本書での解説の一部を載せておきます。
- display: inline-block; ボタンは文字揃えに準拠する場合が多いため、親のtext-alignに従えるようにしておく
- widthとmin-widthを使うパターン widthは改行させたい時 min-widthは改行させたくない時、文字数分ボタンが伸びていく
- heightはだめ、paddingで→テキストが増えた時、はみ出てしまうため
- font-size: 1.125rem; ブラウザのフォントサイズ変更機能に対応
こういったwebアクセシビリティまでに言及しているんですね。
矢印つきボタン

- paddingright:2em;/paddingleft:1.38em; 右に多いのは、テキストが増えた時アイコンに被さらないようにするため
- emなのは、フォントサイズに合わせて自動的に左右の余白を合わせるため
今紹介した解説の5倍ほどボタン要素だけでもボリュームがあるので、CSSは書けるようになったけど、効率の良いCSS実装を考えている方は
全員購入するべきだと思うほど、おすすめです。
特に僕のような「教えてくれる上司がいない」フリーランスの場合、「良いコードの例」をみれる機会が少ないので、
このような「業界最先端のプロ」のベストプラクティスを垣間みることができるのは、本当に貴重です。
逆に実務未経験だったり、Progateを終えたばかりのレベル感の人が読むと、確実に消化不良を起こすので
いくつか実戦経験を経てから読まれるといいのかなと思います。
②jQuery標準デザイン講座
③確かな力が身につくJavaScript「超」入門 第2版
こちらの教材は以前の動画の「web制作のjQuery,JavaScriptの勉強方法まとめ」という記事でも紹介しているのですが、
JS系の書籍はこの二冊がとても良かったです。
まず私がjQueryを学び始めた時、様々な教材を探したのですが、メソッドなどがただ載っている教科書的な教材ばかりで、
その中で「jQuery標準デザイン講座」だけが実際にものを作る系のハンズオン教材だったんですね。
ものを作らない系の教材は初学者が読むと、99%の確率で積ん読になるのですが、この教材は
「実際にwebページに使われるUIパーツ」
例えばスライダーやアコーディオンやドロワーメニューなど作ることができるので、とてもモチベーション高く取り組むことができました。
よくjQueryのおすすめ教材として並べられる「ドーナツ本」だったり「jQuery最高の教科書」などは発行年度が古い、挫折率が高いので、そんなにオススメしないですし、
jQueryなら正直本は一冊で十分かなと思うので、もし買うなら「jQuery標準デザイン講座」がベストだと思っています。
同じく「確かな力が身につくJavaScript「超」入門 第2版」もハンズオン形式の教材ですね。
JavaScriptも教科書的な本が大半で、特におすすめされる「JavaScript本格入門」などは確かにプログラミング中級者以上が読むと効果的ではあるのですが、
初学者には理解不能です。
また極端に初学者向けだと、今度はProgateにも載っているような内容だけで終わってしまったりと、いい感じの具合の教材がなかなかないのが現実なんですが、
この本だと常に「DOM操作」させてくれつつ、最後はWebAPIを利用するところまでバランスよく載せてくれているので、
読み終える頃には「実際のコードを読みつつ自走できる状態」にまで持っていくことが可能になります。
④WordPressの教科書
⑤気づけばプロ並みPHP
こちらの教材はそれぞれ「現役エンジニアの語るWordPressのおすすめ勉強法」「WordPressを操るためのphpおすすめ勉強法」という記事で
紹介しています。
WordPress教材については本当にたくさんみてきて、書籍ならおそらく市場に存在するもので10冊以上は見たかと思います。
その中でも、今振り返って一番実戦向きだった書籍が「ビジネスサイトを作って学ぶWordPressの教科書」
ですね。
WordPressの想定読者って、自分のお店のホームページを作りたい方だったり、会社のweb担当者向けだったり、自分でブログを作りたい方向けだったり、
そういうペルソナに向けた教材がたくさんあるんですが、それだと浅い知識しか乗ってなくてWordPressを使って開発する仕事ではやることが一歩足りないんですよね。
この「WordPressの教科書」は基本的に「ビジネスサイトを構築する」ことが目標なので、
WordPress案件で圧倒的に多い「コーポレートサイト制作」を学習することができます。
また、この本の著者監修はWordPress開発では国内Topの「プライムストラテジー」という開発会社なので、内容もかなり実務を想定しており、
かなり歯ごたえがあります。
その分いきなりこの本を行うと挫折する可能性は高いのですが、そこについては以前のWordPressおすすめ勉強法の動画で解説しています。
気づけばプロ並みPHPについては、「PHPでショッピングカートシステムを作る」という内容になっています。
僕も最初
と思っていましたが、
作る工程を通して「PHP力」がだいぶ底上げされ、また内容も大変分かり易く
WordPressやLaravelといったフレームワークの理解が一気にしやすくなったので、かなりおすすめの本になります。
純粋なPHPだけで何かを作ることは今のご時世少ないですが、基本的なプログラミング力がないと実力は早々に頭打ちになるので、
少し余裕が出てきたらフレームワークの元になっている言語を勉強されることを強くおすすめします。
⑥改訂2版 わかばちゃんと学ぶ Git使い方入門(2021/6/12発売)
⑦Gitが、おもしろいほどわかる基本の使い方33 改訂新版
これをご覧になっている方の多くはGitに対して苦手意識を持っているんじゃないかなと思います。
そう思うのは、私のようなWeb制作のフリーランスをやっていると、プロジェクトの規模的になかなか触る機会がないからですね。
正直今でもチーム開発には苦手意識がありますが、その予習に最適な本を見つけたのでご紹介します。
まずは「わかばちゃんと学ぶ Git使い方入門」ですね。
こちらの本は漫画形式で軽くGitの使い方を学ぶことができます。
というニーズに一番答えてくれる本じゃないかなと思います。
またsourcetreeを使っているのもポイントが高いです。正直web制作の開発でコマンドでGitを利用することを求められないので、GUIツールで十分だからですね。
この本を読み終わったら、まずは個人のプロジェクトで「バージョン管理」だけでも実際に使ってみるとがいいのかなと思います。
Gitが、おもしろいほどわかる基本の使い方33はつい最近見つけた良書になります。
わかばちゃんではあまり述べられなかった実際の現場でのノウハウを載せてくれていて、かつsourcetreeで非エンジニアでも読みやすいように
書かれているので、とてもわかりやすいです。
もし
- これから案件でGitを使う予定がある
- web制作会社やシステム開発会社に入る予定がある
そんな方がいらっしゃれば、この本がjust for youなんじゃないかと思います。
webデザインの読んで良かったおすすめ本
僕はwebデザイナーではないのですが、たまに自分でデザインをやることがあったり、webデザイナーの方と仕事をすることが多いので、
最低限の知識を入れるために色々本を見てきました。
その中から、周りのデザイナーの方々の評価も踏まえて4冊を厳選させていただきました。
①ノンデザイナーズデザインブック
デザインの基本のキを理解することができます。
具体的にはデザイン4大原則である
- 近接
- 整列
- 反復
- コントラスト
ですね。
これらを理解しておくと、デザインを見て「いいポイント」「悪いポイント」を分析できる最低限の力がつくので、web制作に携わるの人は皆教養として見るべき本だと思います。
②Webデザイン良質見本帳
上記のノンデザイナーズデザインブックでデザインを見る目が最低限養われたら、あとは実物をみて分析していくのがいいのかなと思います。
このWebデザイン良質見本帳では実際のサイトを見ながら、「具体的にどこが優れているか」が言語化されているのがいいなと思います。
またカテゴリーごとにどのようにデザインすればいいかのティップスが詰まっており、例えば医療系のカテゴリーなら
- アイコンを使って内容をわかりやすく表示する
- 親しみやすく温かい雰囲気をイラストで表現
- 働いている人が見える作りにする
- ユーザーが必要な情報をまとめて設置
- サイトをバリアフリーな作りにする
などアドバイスが具体的なので、自分が病院など医療系のサイトを作るときにはとても重宝しますよね。
Webデザインをされる予定であれば、手元に一冊あると安心すると思います。
webマーケティング、SEOで読んで良かったおすすめの本
僕はwebマーケティングの専門家ではないのですが、web制作に付随して必要になることもあるのとSEO、
特に内部対策に関しては必須教養となっているので、ここも本を色々読みました。
多分累計10冊超ほどを読んできたかと思いますが、マーケティングもプログラミング同様実際に自分で手を動かさないと
実力自体は上がらないので、今回紹介する本を読んでもらえれば、あとは実践するのが一番早いかなと思います。
ただ知識として持っておくことはとても重要で、特に会社相手にちゃんと仕事をするときに概念を知っていないと商談でこけたりするので、
軽く読んでおくといいかなと思います。
①沈黙のWebマーケティング、ライティング
沈黙のWebマーケティングとライティングは2つの本なんですが、続き物なので一緒に紹介させていただきました。
この本のいいところは、とにかくストーリーが面白いところですね笑
マーケティングの本だと最初知らない言葉が多くて、読んでいて眠くなることも多いのですが、
この本は本当にストーリーが面白いので、多分2日ぐらいで読み終えることができると思います。
そのくせマーケティングの重要な知識は凝縮されているので、ぜひ読んでいただきたいなと思います。
沈黙のWebライティングも名前が「ライティング」ですが、内容はむしろ「沈黙のWebマーケティング」以上にマーケティング情報が
掘り下げられているので、ぜひ二冊セットで読んでいただきたいなと思います。
②マンガでわかるWebマーケティング
なんと、この本はkindle unlimitedで無料で読めます!!
これもマンガなんですが、内容的には「沈黙シリーズ」より重めです。
結構専門用語もたくさん出てくるのですが、この本では「自分がweb制作で作っているものがどのように運用されているのか」というのを想像できるようになります。
例えばこの本には「LPO」という言葉が出てきます。
Landing Page Optimizationという言葉通り、LPの成約率を最大限に高めるということなのですが、
この漫画の主人公はマーケティング会社からクライアント先の企業に派遣されてマーケ施策を常駐で行なっているという背景があって
その中でランディングページの成約率を上げるための施策を行うのですね。
Web制作をしているとLPは作って終わりになりやすいのですが、このようにこの本ではLPでそのように売り上げを上げるのかが詳しく解説されているので、
自分がweb制作で作っているものでどのように売り上げが立つのか、メタ的な視点で俯瞰してみれるようになります(これハイパー大事です)。
③現場のプロから学ぶ SEO技術バイブル
個人的に今出てるSEOの内部対策本で一番詳細に解説がされている本だと思います。
例えば、
- 構造家マークアップ
- 高速化
- Google botの制御
などなど、実装などの技術的な側面の言及も多いので、webデザイナー、フロントエンドエンジニアの方に相性がぴったりだと思います。
この本一冊あれば、SEO内部対策に関しては他の本はいらないと思います。
その他フリーランス関連で読んで良かった本
①お金のこと何もわからないままフリーランスになっちゃいましたが税金で損しない方法を教えてください!
フリーランスの税金関連って、みんなが一度は気にすることだと思います。
特に「確定申告」ですよね。今までは会社がやってくれていた各種申告を、
フリーランスになったら全て自分で行わなくてはなりません。
この本では
- 税金の種類
- 具体的な節税方法
- どこまで経費にできるのか
- 確定申告の具体的手順
などを漫画と文章で国内一わかりやすく説明してくれています。
著者も現役税理士で出版も2018年なので、エビデンスも情報鮮度もしっかりしています。
さらに副業の申請についても触れているので、すぐフリーランスになる予定がなくても、
副業で事業所得を年20万以上稼いでいる納税義務のあるサラリーマンにもクリティカルな本となります。
②フリーランスで行こう
最後に紹介するのが、この本ですね。
僕は立場上、プログラミングスクール(iSaraや東京フリーランスなど)でチャーターとして、
フリーランスを目指す人のメンターをすることがよくあるのですが、
とよく言います。
30万のwebサイトを作る技術は多くの人が持っていても、大半の人が30万のwebサイト制作を受注できていないのは「スキルしかない」からなんですよね。
この本では特に「フリーランスの営業の大切さ」を教えてくれます。
いいものを作れるだけで買い手があわれるのは幻想で、実際はフリーランスの営業って、泥臭いオフライン営業も多かったりするんですよ。
ネットではフリーランスに関してキラキラした情報が伸びやすく大衆に受け入れられやすいですが、この本を読むことで、
等身大のフリーランスの姿をイメージできるようになるので、
これから駆け出す方も駆け出した後の方も、ぜひみんなに読んでいただきたい本だなと思います。
本は買って実践するまでがセットです
というわけで、自分がフリーランスになって読んできたおすすめの本を紹介してきました。
ここまで多くの本を紹介してきましたが、一番重要なのは
買って満足せずに、その本を活用して「成果を出すこと」
です。
今回紹介した本はどれも神本ですが、ぜひ買ったら即行動に移して成果を出して欲しいなと思います。
2020/04/21追記
おすすめし忘れていた本がありました笑
フロントエンド専門Web制作会社が教える速く正確なWeb制作のための実践的メソッド
本書はコーディング専業会社(チーム)が執筆した「コーディングの現場のやり方」が学べる本になります。
制作会社に置けるコーディングの進め方がリアルに書いてあり、実務を行う上でのベストプラクティスを乗せてくれているので、
実案件をこなした人などに特に役立つかなと思います。
個人的には「画像の命名法」が参考になりました(ここまで言及している参考書は初めて見ました)
HTML初心者からWordPress実案件レベルまでのコーディング演習課題をnoteで公開しています。

- デザインカンプからのコーディング
- プロによる2回の表示確認特典
- ポートフォリオとして使用OK
初級編は初めてデザインからコーディングする方向け、中級編はJavaScriptやjQueryの練習、上級編はWordPressの実案件を模擬体験できるレベル感にしています。
中級者の方には高難易度課題を詰め合わせた「即戦力セット」も出しています。
自分が「これを実案件までに学習しておくと良いな」と感じたポイントを詰め込んだ教材になります!
基本的にまとめて購入していただくとかなりお得になります。
コーディングは書籍だけではなかなか実力がつかないので、ぜひ腕試しにご利用ください!!
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