こんにちは、現在フリーランスとして働きつつ全国でワーケーションをしている、しょーご(@samuraibrass)です。
【goodroom(サブスくらし)】というサブスクサービスを使って全国のホテルを、一ヶ月単位で格安で転々としています。
現在「月1で珠玉の宿・ホテルに泊まる」ことをしており、今回は「第8回」になります。
2023年5月は仙台に滞在しており、今回は近場の山形県尾花沢市、銀山温泉の「本館古勢起屋」に宿泊してきたので、その感想を書いていきます。
一言でいうと、
大正時代の面影もありつつ、食べ放題・飲み放題付きの画期的な体験
これを体現した旅館だと感じました。
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この記事を書いたのは
しょーご(@samurabrass)
当ブログ「しょーごログ」の運営者。2018年からWeb制作・フロントエンドエンジニアとして主にWordPressでのサイト制作やシステム開発のフロントエンドを担当。同時にブログとYouTubeで情報発信を行っている。駆け出しエンジニアのコーディング課題添削も行い、スクール講師を4年以上している経験を活かした分かりやすい記事制作を心がけている。
銀山温泉とは?
銀山温泉のルーツは、銀山の鉱夫が発見した足利幕府時代(15世紀)までさかのぼります。
江戸時代の寛永期(17世紀前半)には人口20万から30万を数えるほど栄えましたが、正保元年(17世紀中期)から銀採掘が衰退していき、
替わって温泉湯治が盛んになっていっていきました。
銀山隆盛→枯渇→温泉街へという流れです。
その後、1913年の大洪水により温泉街は壊滅し、その後、地元財界の力で復興し、その時に現在の温泉街の光景が作られています。
1983年のNHK連続テレビ小説『おしん』の舞台となったことで一躍脚光を浴び、全国的にその名を知られることになった経緯があります。
私は山形育ちですが、銀山温泉は今回20年振りでした(当時小学生)
インバウンドが爆発している今でも、全く雰囲気は変わりませんね。
本館古勢起屋とは?
「本館古勢起屋」は今からおよそ100年前の大正・昭和初期、日本の建築様式に大きな影響を与えたアール・デコ様式で建てられた旅館です。
本館古勢起屋の部屋数は「14室」で、銀山温泉の特徴として、銀山荘以外は「全体的に客室数が少ない」です。
小関吉左衛門が慶長年間に米沢より銀山温泉に越し、両替商を営み始めた所が起りとされています。
ちなみに現在は14代目とのこと。地方の超富裕層や…
「本館古勢起屋」はその歴史的価値から、登録有形文化財に指定されています。
2022年7月に全面リニューアル開業が行われ、当時の大正レトロさを残しつつ、モダンで清潔感のある内装になっています。
改修では出来る限り古材を再利用し、日本の伝統工法である「木組み」の技を用いるなど当時そのままの佇まいを再現しています。
本館古勢起屋はオールインクルーシブ
オールインクルーシブは”宿泊料金の中に飲食代が入っている”ことを指します。本館古勢起屋の場合は、提携店では無限に飲食ができます。
今回は一人¥33,500で泊まりました。
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本館古勢起屋へ向かう
銀山温泉はかなり辺鄙な場所にあります。
今回は電車で行くので、最寄りの「大石田駅からの送迎」をお願いしました。
まず山形市の「そば処・郷土料理 紅山水」でぶっとい田舎そばを食べて補給。
山形駅から大石田駅まで山形新幹線で向かいます。
大石田駅周辺は何もありません、田舎です(これだと怒られそう、千本団子と蕎麦がありますね)
ここから、本館古勢起屋の送迎バスに乗ります。
というわけで、バスで30分程度で着きました!
足湯もあります。
仲居さんが待っていてくれたので、宿まで案内していただきます。
ここは「能登屋」ですね。銀山温泉で一番大きな旅館で、よく「千と千尋のモデルになった」と言われる場所です。
さて、本館古勢起屋に着きました!!
リノベされたとは思えないほど、レトロ感を演出できていますね。
早速入っていきます!
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本館古勢起屋のチェックイン・部屋
館内に案内していただくと、とても綺麗な感じです。
リノベしたとは言え、当時の趣をかなり再現していますね。
本館古勢起屋はオールインクルーシブなので、ここの飲み物は飲み放題です!!
ワインもあれば、
お茶、コーヒーもあります。
まずは、フロントロビーでチェックインを行います。
なんと、チェックインの合間に飲み物がオーダー出来ると言うので、初手スパークリングワインをオーダーしましたw
以下が飲み物のメニューです。
夕食は「野川亭」「しろがね」という二箇所の場所でいただけますが、
メイン:野川亭で地元料理フレンチ
サブ:しろがねでつまみとお酒
という区分になっています。
また、帰りも大石田駅まで送迎をお願いできます。
お風呂(内湯)は二種類あり、時間によって変わる形式です。二日目に入ります。
この後解説しますが、本館古勢起屋に露天風呂は無いので、系列の銀山荘を使わせてもらう形式です。
なんと、エレベーターもありますが、階段を使って部屋まで行こうと思います。
この階段は大正時代のものをそのまま再利用しているそうです。つまり100年前の階段…
古勢起屋の開祖の「初代小関吉左衛門」が大変書道に精通していたことから、各地に書道作品が展示されています。
階段の踊り場のスペースには、温泉街を見渡せる椅子が設定されています。
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本館古勢起屋の部屋
今回は「川側3階の部屋」を予約しています。
このルームキーは使い捨てで持ち帰っていいらしいです。
部屋はこんな感じ。大正モダンな感じが出てます!
部屋からも温泉街を見渡すことができ、ちょくちょく街の人や向かいの「能登屋」「永澤平八」の宿泊者と目が会いますw
ここでお酒飲んだら絶対に美味しいよ…
部屋には昔の「黒電話」がありました。なんとフロント・ロビーへはこれで連絡するらしいです笑
では、バスアメニティを見ていきます。
内湯にはアメニティが無いので、シャンプーなどの支給がありました。
古勢起屋コーヒー。
女性の化粧品。
男性の化粧品。
なんか喉が乾いてきたので、お米ジュースを一杯持ってきました。
市井の人々を見下ろしながら飲むお酒はサイコーだぜ!!(酔った)
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銀山荘の露天風呂へ!
さて、本館古勢起屋には露天風呂が無いので、系列の銀山荘に入りに行きます。
循環バスが出てるんですが、大量の観光客に押されて乗れませんでした。歩いて行きます。
銀山荘は「高級温泉ホテル」という感じで、伝統的な旅館というより、もう少し現代寄りですね。
部屋数も相当あり価格も”銀山温泉の中では平均程度”ではあり、客室数も「40室」あるので、銀山温泉の過半数の観光客を収容しているイメージです。
というか、銀山温泉が知名度の割に客室数少なすぎなんですよね…
ちなみに、露天風呂から見える風景はこんな感じです。たまに猿が見えるらしいです。
立ち湯・寝湯が最高で、ずっと入れる感じでした。最高の温泉ですね!
銀山温泉の散策へ!
さて、銀山温泉街の探索を行います。
まずここが今回の夕食処の「野川亭」です。
こちらが「古山閣」という旅館。
左官職人の「鏝絵」が有名です。
こちらは隈研吾がデザインした「藤屋旅館」です。かなり高級感があります。
こちらは「古勢起屋別館」です。こちらはリノベされておらず、当時の雰囲気を残しています。
こちらが銀山温泉で一番有名な「能登屋」になります。公式サイトで予約しようにも全部バツになっています(・・;)
ここは昭和の香りがかなりしますね。
さて、ここから銀山温泉の奥地に行ってみます。
ここがオールインクルーシブ提携している「しろがね」です。ここは本館古勢起屋に泊まっている人は、飲食フリーになっています。
更に奥に行きます。
すると、おや…?
めっちゃ滝がある!?
想像以上に勢いが凄くて、夏場はマイナスイオンがたくさん浴びられそうです。
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本館古勢起屋のディナー・夕食
部屋で少し安んだので、18:30、夕食に行きます!「野川亭」に来ました。
野川亭の飲み物メニューはこちら。ワインのボトル以外は無料です。
また、今回のお品書きはこちら。
まずはスパークリングワインで乾杯!!
うま〜〜〜!!
本日のアミューズは、春キャベツ。
オードブル5種。
蕎麦の実を食べたのはとても久しぶりでしたね。コリコリしている。
さて、日本酒も飲んでいきますよ。
サーモンと酒粕とフキの味噌。
ロゼ。
本鰆。紅花が散らされているのが山形ポイント。
山形産黒毛和牛たち。
つや姫を、お好みの食べ方で…
写真越しで伝わる、このモチモチ感、分かります?
デザートプレートは、吹き景色の中の女性、大正ロマンを感じさせる情景です。
お茶のカップにも紅花が。
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銀山温泉の夜景を見る
さて、ここから銀山温泉のメインコンテンツ、夜景を見ていきます。
古山閣。
能登屋。
古勢起屋別館
本館古勢起屋
ということで、最高の写真を撮ってもらいました!!!
どうも、十五代目、小関吉左衛門です。
本館古勢起屋限定、無料で飲食できる”しろがね”へ
さて、腹7分目ぐらいで程よい感じなので、このまま”しろがね”でオールインクルーシブを極限まで楽しませていただくとしますよ。
本館古勢起屋利用者には専用のメニューが存在します。
注意点として、全てのメニューが無料ではなく、一部有料になっています。
おや、日本酒飲み比べが無料じゃないか…?これは…
はい。
出羽桜のつや姫がとてもフルーティーで飲みやすかったですね。
つまみに「豚肩肉山形味噌の炭火焼き」と
「豚バラ肉のトマト煮込み」「からあげポテト」を注文!
ということで満腹になったので、帰還。本館古勢起屋の踊り場スペースでゆっくりします。
りんごジュースが、染みますわ〜
本日はこれにて!!就寝!!
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本館古勢起屋で目覚めの朝
目覚めたら、雨が降っていました。
昨日のアルコールが若干残っているので、本館古勢起屋の内湯に入ってみようと思います。
温泉は朝8時に男女交換になるので、
その前後で白と黒、両方入りました!
両方全く違くいいのですが、黒の方が落ち着きがあって好きですね。
ドライヤーはダイソンでした👍
マニア向けに、温泉分析書です。
本館古勢起屋の朝食
さて、温泉に入って完全にお腹が空き空き状態になったので、朝食を食べにロビーラウンジに来ました。
品数がめちゃくちゃ多い!!
中でも、以下の「さくらんぼ鳥の胸肉低温調理」は最高でした。胸肉が甘い!!!
あとこれは、おしんがご飯にかけて食べていた、大根と大根の葉を使って仕上げる「大根飯(おしんめし)」です。
これめちゃくちゃ美味しいですよ!これだけでご飯消しますからね。
山形といえば、芋煮。山形県民は10月とかに食べるので、5月に食べるのは新鮮な感じです。
芋煮は囲炉裏で温められているのが粋ですね。
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銀山温泉の奥の散策
さて、チェックアウトしたので、帰りの送迎バスまでの時間を潰すために、奥地に行きます。
銀鉱洞へ冒険!
昨日来た滝を横目に、登山をします。
こちら側は全く人がいないですね。少し怖い…
銀鉱洞までは結構距離があり、きれいな自然を見つつ歩きます。
ここで、不穏が看板が…
いや〜ぶっちゃけここで熊が出ても、逃げ切れないですね…祈るしか。
ここが銀鉱洞の入り口です。熊隠れてたらどうしよう…
中はめちゃくちゃひんやりしており、所々ライトが切れています笑
また、手すりが壊れていたり、修繕があまり行き届いていない様子笑
そして、出口はめちゃくちゃ狭い笑
更に、立入禁止と思われるチェーンは謎に解除されており、さすがに先に進むのはやめました笑
疎水坑
引き返して、滝のすぐ近くに謎の坑道があるので、入ってみました。
ここは江戸時代に、運搬用に1000m程度掘ったようですが、今は途中で崩落しているようです。
途中から水が溜まっていて、怪しげな雰囲気を醸し出しています。
銀山温泉で蕎麦ランチ!伊豆の華へ
さて、ランチまで微妙に時間が余ったので、ホテルに戻ってスパークリングワインを飲みました笑
チェックアウトしても、しばらく飲み放題可能らしいです。しかも”しろがね”も昼利用可能らしいです。
オールインクルーシブ最高すぎでは…?
銀山温泉のランチは「伊豆の華」で揚げ茄子おろしそば
銀山温泉でのランチはいくつか候補があるかと思いますが、やはり鉄板は「揚げ茄子おろしそば」でしょう!
「伊豆の華」に来ました。ここは超人気店ですが、11:30なので、まだ空いていて窓側に座れました。
揚げ茄子おろしそばが来ました。
揚げ茄子が甘くてとてもいい感じですね!古山閣が見えて、雰囲気も最高です。
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銀山温泉の本館古勢起屋の感想
オールインクルーシブの価値が想像以上に高かった
オールインクルーシブを利用するまでの私の印象は
う〜ん、1つ1つの質はぶっちゃけ低いんじゃない?
と思っていましたが、思い違いでした。
たしかに、フリードリンクのワインが高級品かというと、そんなことはないです。
しかし、「価格を気にせず、昼から、お金を気にせず飲める価値」が想像以上に高かった印象です。
ホテルでお酒を飲もうとすると、どんな低価格でも、一瞬は費用が脳裏をよぎります。
それが一切なく、財布すら持たずに飲み歩ける体験は、かなり価値が高いですね。
人に温かみがある
よく
山形は人がいいですよね〜
と言われてきましたが、山形育ちの私は実感がなく「そうかな?」と思っていたのですが、各地を回って温かみを再発見することができました。
良く言えば「アットホームな感じ」悪く言えば「ラグジュアリーホテルのかしこまりまくったスタッフ感」はないですが、それが刺さるのかもしれません。
私の地元の東根が近いので、東根のローカルトークをしまくってました笑
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銀山温泉の本館古勢起屋はめちゃくちゃおすすめできる
本館古勢起屋は改装されとても清潔感がありつつ、大正ロマンな雰囲気を残しており、宿泊先第一候補として「強く」おすすめできる宿です!
銀山温泉に行く際は、是非”本館古勢起屋“へ!!
他のホテル・旅館宿泊一覧
このブログでは、管理人しょーごが珠玉の宿に定期的に泊まり、おおよそ月一回更新しています。
その他の記事は以下より。
私は大学卒業の2018年から、スクールに通って完全未経験から「Web制作」を軸に仕事にしており、ずっとフリーランス&フルリモートワークをしています。
具体的には「企業のWebサイト・システムの構築」を請け負っていて、こういったブログの運営や同名のYouTube「しょーごログ」も運営しています。
今は完全に「場所と時間にとらわれない」ので、全国各地を「【goodroom(サブスくらし)】」というサービスを使ってホテルぐらしをしつつ、ワーケーションして巡っています。
それが叶えられたのも「Web制作」という仕事の特性ゆえです。
Web制作を独学で学ぶ「完全独学で即戦力レベルになれる学習ロードマップ」も無料公開していますので、ぜひ参考にしてみてください。
この業界は今人手不足なのでロードマップをこなしていただければ、フリーランスだけでなく、Web系の企業に未経験でも就職転職もしやすいです!
ご寄付を頂けると今後の更新の励みになります!