私は公式LINEで無料質問募集をしているのですが、このような質問が先日届きました。
こんにちは!アドバイス頂きたいです。
これまで1000件ほど営業メールしたのですが、契約は0件でした。
別にコミュニティ内で3件のコーディング案件を行いました。
しかし大苦戦し、今後もやっていけるか正直不安です…
月収50万稼ぎたいですが、どうすればいいでしょうか?
差別化を測るため、Shopifyの学習なども検討しております。
宜しくお願いします。
これを見た時、正直「もったいないな」と思うと同時に、
この質問の中の、「今後もやっていけるか不安」という文言、同じ壁にぶつかっている人が大量にいるのではないかと思い、記事にしようと思ったのがきっかけです。
案件を少しこなしたけど、今後もやっていけるかめちゃくちゃ不安だ。。。
こんな人を救う記事にしますので、最後まで御覧ください。
あなたは、この記事の中のことを、本当に全てできていますか?
この記事を書いたのは
しょーご(@samurabrass)
当ブログ「しょーごログ」の運営者。2018年からWeb制作・フロントエンドエンジニアとして主にWordPressでのサイト制作やシステム開発のフロントエンドを担当。同時にブログとYouTubeで情報発信を行っている。駆け出しエンジニアのコーディング課題添削も行い、スクール講師を4年以上している経験を活かした分かりやすい記事制作を心がけている。
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実践レベルのコーディング課題公開中
- デザインカンプからのコーディングを経験したい
- 現役エンジニアのレビューを受けてみたい
- 即戦力級のポートフォリオを用意したい
2024年にデザインを完全リニューアルしています!
コーディングに自身をつけるにはプロからのレビューを貰うのが必須なため、制作会社も利用するレビューツールで添削をしています。
Web制作学習ロードマップにも取り入れているため、学習終了まで迷わず進むことが可能です。コーディングを本気で仕事したい方はぜひご活用ください!
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前提:未経験が安定して案件を獲得するにはそもそも時間がかかるもの
冷静に考えて、未経験からいきなり月50万はかなり難しいです。
私が考える、理想のフリーランスルートは以下です。
- 制作会社や事業会社でコーダーデザイナーとして勤務
- スキルと人脈を作る(SNS発信と絡めて)
- 数年したら独立し、仕事をいきなり得る
しかし、これでもやっていけなくなるフリーランスがいるんですよ。
- スキルはまあまああるが、コミュニケーションが雑
大体こんな人ですが。。。まあ厳しい世界です。
Web制作を始める方って、私もそうですが、
- リモートで稼げる
- 月収100万も夢じゃない
みたいな期待感で入ってきてるので、自分もすぐに、早く稼げるようになると思いがちだと思います。
確かに、Xを中心に活躍が目覚ましいりょーさん(@Ryo_web_cording)への以前のインタビュー記事を見てみると、以下の月収推移です。
月 | 月収 | 外注費用 |
---|---|---|
2023.1 | ¥33,000 | – |
2023.2 | ¥462,500 | – |
2023.3 | ¥479,000 | – |
2023.4 | ¥827,700 | ¥90,000 |
2023.5 | ¥441,700 | – |
2023.6 | ¥350,800 | – |
2023.7 | ¥384,000 | – |
2023.8 | ¥818,000 | ¥120,000 |
2023.9 | ¥1,642,000 | ¥470,000 |
とても華々しい推移に見えますが、りょーさんも最初の案件は時給50円で稼働していたりします。
それでも、個人的にこれはトップ数%の成績だと思います。
基本的に、フリーランスとして本気でやっていくなら、これから紹介することは全部普通にやってください。
そもそも今から話すことを全部できるのが上位数%ということです。つまりほとんどの人はやりきれないから、結果も出ない。
まず実績をいくつか積まないと始まらない
質問してくれた方は、コミュニティー内で既にいくつか案件をこなされた方でした。
もしあなたが、まだ実績0だとしたら、まずはどんなカタチでもいいので、実案件の経験をいくつか積むのが大切です。
いや、初案件がまず獲得できないんですけど。。。
という方へ、手法としては
- クラウドソーシング
- コミュニティー
- 知り合い経由
このあたりは鉄板だと思います。努力量でカバーできる範囲なので、全部やってください。
私の地元の山形ですら、コワーキングのオフラインコミュニティー経由で士業の方々とつながったりして、案件まで繋がれました。
詳しくは以下記事にて↓
これが厳しいなら、まず就職されることをおすすめします。
案件をいくつかこなしたらやること
この後です。
案件がいくつか取れたけど、この先が分からない。。。
単発で終わっちゃうし、単価安いし、納期も短いし、月10万も稼げてない…
ここから月50万近くを稼ぐには、少なくともクラウドソーシングでは厳しいです。
ここから紹介する方法は、全部私が月収50万を超えたときに行っていた方法です。
- 直請けに近い会社に営業
- 準委任契約に挑戦
- ディレクターと繋がる
❶直請けに近い会社に営業する
まず実績がいくつか溜まってきた段階で、制作会社に営業をします。
実績が無い状態で制作会社に営業をかけても、今は成果に繋がりにくいのが現状だと思います。なので、実績が出てから営業をかけるのが得策です。
いくつか、というのは、実績のレベル感にもよりますが、見せられるものが最低3つぐらい欲しいですね。
営業先は、「以前営業をして無返信だった所」も対象です。
実績をちゃんとアピールして営業すると返信率は変わります。
また、相手は忙しくて返信できなかっただけかもしれませんし、二回目の営業で返信がある場合も多いです。
私にもよく営業が来ますが、二回目来ると返信しないのは悪いかなと思って検討し始めることが非常に多いのですよね。
こういう会社・個人は多いと思います。
そして、なるべく「直請けに近い所」も狙います。
直請けに近いのは、制作会社のホームページを見ていれば大体わかります。
下請けで制作したものは制作実績に出せないので、制作実績を見るのです。
そして、自分の実績が溜まってきた段階で、無返信の所にまた営業するという方針です。
- とにかく営業をかける
- 成果が悪いので、CSやエンド案件などで実績を積む
- また営業をかける
- 少し成果が出るようになってきた
- より直請けに近い会社に営業
- 徐々に高単価へ
私の場合はこのループでした。
実績が溜まってから連絡したら返信来ることが多くなったので、一度無返信でも可能性を捨てないでください。
みんな制作会社に営業をするので、人気コミュニティー内で添削を受けようが、テンプレ営業文はかなりの精度で見抜かれます。
正直テンプレとわかった段階で読む気を無くすので、個人的には「数<質」をおすすめし、テンプレを一回破壊して、自分の言葉で一から再構築するのをおすすめします。
❷準委任契約に挑戦する
「時給3.000円」みたいな準委任契約って、皆さんハードル高く感じてますよね。
私はフリーランス3年目のときにLinkedIn経由で自社開発会社からDMが来て、時給3.500円で稼働していました。
それが週3だったので、月35万ぐらいもらいつつ、単発の案件をポツポツ受けていたら月50万を超えた感じでした。
いや3年って、こっちはまだ経験数ヶ月とかですけど…
と思われるでしょう。
ただ実際はもっと早い段階、つまり実案件をいくつかこなした段階でもう話を聞いておいて、自分の選択肢を増やしておいたほうがいいと感じます。
例えば以下はデイトラを卒業して準委任契約をされた方の投稿です。
またこちらはWeb制作スキルで、企業に常駐するカタチで働いている方です。
では具体的にどういった所で準委任案件を探せばいいのかというと、個人的なおすすめを載せておきます。
必ず全部登録して話を聞いて下さい。
【第1位】HiPro Tech(公式:https://tech.hipro-job.jp/)
新しめのエージェントながら、フルリモート案件など良質な案件が揃う
【第2位】 レバテックフリーランス(公式:https://freelance.levtech.jp/ )
常駐案件を探すならまずここ!!業界事情にも詳しく、保有している案件の幅も広い。一年以上の実務経験があるならベスト
【第3位】ITプロパートナーズ(公式:https://itpropartners.com/ )
エンド直なので高単価で、週2,3日の案件数はフリーランスエージェントの中でも随一
【第4位】Workship(公式:https://goworkship.com/ )
Web制作系の案件も網羅し、副業参画も可能
【第5位】Midworks(公式:https://mid-works.com/)
他社と比較しても、圧倒的に福利厚生が充実で、リモート案件が充実
他にも、直受け案件多数あるプロエンジニアを活用するのもいいと思います。
本気で活用する意思のある人は、以下の記事で利用方法を見てください。
❸ディレクターとつながる
私は継続で案件を貰えるようになったきっかけは、「案件のハブとなるディレクター」とつながる機会に恵まれたのもあります。
- コワーキングのオフラインイベントに積極的に参加
- YentaやLinkedInなど活用
特にYentaでは制作会社のディレクターポジションの方とマッチングして、営業メール送信などの工程をすっとばしてお話できたのが大きかったですね。
その会社は積極的にWordPressをカスタマイズしていたので、私のスキルともよくマッチしたし、わざわざ山形から東京のオフィスに遊びにいかせてもらいました。
エンド営業をやるなら、覚悟をきめよ
さて、あと私が初めて月収50万を越した方法としては、「エンド営業」があります。
これは要は「知り合い経由」とも近いのですが、
ただ、エンド営業は正直「覚悟」が必要です。
絶対に電話営業したくない!!という人だと、厳しいかもしれません。
覚悟が決まった人は、「WSSクラス」がダントツでおすすめですが、個人的にはまず先程あげた3つを徹底するのが先かなと思います。
興味があれば、WSSクラスを徹底解説した記事も出しています、参考になるはずです。
というか、エンド営業はWSSクラス使わなかったら、すぐ営業先頭打ちして稼げずに終わると思います。だから、先程の3つに入れなかったのですよね。
Shopifyはやってもいいが、コード編集をちゃんとできるようにすること
頂いた質問の中で、「差別化を測るため、Shopifyの学習なども検討しております。」とありました。
個人的には、「ニーズを感じたときに学習を始める」でもいいと思います。
まずここまで述べた3つのことをやりきって欲しいです。
ただ、どうしても案件獲得の段階からShopifyで差別化したい場合は、Liquidでのコード編集まで担当できるのがベースラインです。
とはいえ、Liquidのドキュメントを読んで自分で学ぶのはあまりに遠回り過ぎます。
ShopifyでのLiquidの実装は決まりきった「よくある実装」があるので、それを中心に学ぶのがおすすめです。
これは独学では厳しく、実務でよくある実装を学べる「Shopify アドバンスコース」を受講するのがオススメです。
もちろん、全ての制作会社がShopifyを扱っている「Shopifyエキスパート」なわけではないですが、
Shopifyカスタマイズを行っている企業に対しては差別化に寄与すると思うので、そこを中心に営業する方針にしてもいいと思います。
ただShopifyに手を付ける場合は、そこに特化するぐらいの勢いが欲しいですね。その覚悟があれば明確な専門性をつけられると思います。
継続と紹介で回るようにするコミュニケーションも忘れるな
あと、話してませんでしたが、大前提として「心地よいコミュニケーション」はある前提ですよ。
私は、学習が大詰めの中級者向けに、「超実践編」という模擬案件が経験できるサービスをやっていますが、
そこでも「納期間近で進捗が悪いときに、報連相が悪くなる人」がかなり多いです。
あなたは納期ギリギリのときでも、適切に報連相ができている自信がありますか?
逆にできていない人が多いからこそ、フリーランスは「当たり前のスキル×コミュニケーション」ができていれば、それだけで差がつけられるので、
「継続と紹介」で徐々に仕事が回っていくようになるはずなのです。
案件をいくつかこなしてるけど、次の仕事の依頼が来ないな。。。
こんな時は、スキルだけでなく、一度自分のコミュニケーションが適切かも振り返ってみるといいですね。
以下の動画では、「私が継続発注する制作者の特徴5選」を解説しているので、自分の状況と照らし合わせてみてください。
記事でも出していますので、文章で見たい方はこちらをどうぞ。
結局どうすればいいの?
この記事に書いたことって、正直過去何度も別の記事に書いてきたことです。
それでも、結果が出ない人も出てしまう。
今や色んなWeb制作情報はネット上に無数にあるときに、成果が出せる人と出せない人の差はなんなのか。
私は、「環境×添削×やりぬく」が大事なのだと思います。
質問をくださった方は既に有名コミュニティー(環境)に所属されていますが、1000件営業して成果0なのは、
- 営業文に問題がある
- ポートフォリオに問題がある(他者と被りまくってる)
- 実績をアピールしていないか、アピール方法に問題
どれかに問題があるはずと感じます。
営業文に関してはコミュニティーで添削を受けるとテンプレ感が出てしまったり、
ポートフォリオはスクールやコミュニティーのを使うと誰かと被ったりします。悩ましいですね。
営業文に関しては、一言言うなら「テンプレを破壊して、一から自分の言葉で紡ぐ」しかありません。
手前味噌ですが、私の出してるコーディング課題は最近デザインを刷新したり、オリジナルポートフォリオ化までレビューしているので、良質なポートフォリオとしてご活用頂けます。
色々言ってきましたが、コーディングメインで月50万を目指すなら、直請けに近い場所に行く、もしくは準委任契約はマストで必要です。
覚悟を決めてください。
案件獲得方法についてはこのブログでさんざん紹介をしていますから、よく見ておいてください。
全体的に厳し目な記事になりましたが、夢だけ見せても仕方ないので、行動を促すカタチにしました。
応援しております!
超実践編では納期厳守の模擬案件を経験し、スキル面以外にコミュニケーションも徹底レビューを受けることができます。
最近は実案件のノウハウも多いですが、「納期が短い案件の中で、丁寧なコミュニケーションを本当に実践できますか?」
この課題では、極限まで実案件に近い状況で、発注者である私とコミュニケーションを取りながら、
- 見積書提出
- 実装→初稿提出
- レビュー→修正
- 再修正→納品
- 請求書
この流れを実践していただき、最後にzoomであなたに全体レビューを行います。
- 学習はだいたい終わったけど、納期までに納品できるか不安
- 中々継続と紹介で案件が回らない
このような中級者を飛躍させる超実践編、受講には条件がありますので、詳細はリンク先よりご確認下さい。
あなたの挑戦を待っています!!
\レビューを受けて圧倒的な自信を身につける!/
ご寄付を頂けると今後の更新の励みになります!