こんにちは、大学四年時に中国語学留学(交換留学)に一年行ったしょーご(@samuraibrass)です。
これを見てくださっているあなたは中国留学に行こうとしていて、中国語の事前学習をそもそもするべきなのか気になっている方だと思います。
結論はするべきなので、その具体的理由、しないことによる弊害を述べていこうと思います。
中国留学で事前学習が必須な理由
いきなりですが、しないことによるデメリットを書き出してみます。
- 話せないことにより、引きこもりがちになる
- 基礎力がないので、相手の会話から新しい表現を学ぶことができない
- そもそも話せない人と話そうとする人がいない(あなたは日本語が話せる外国人と話せない外国人、どちらと話しますか?)
- 留学期間を語学学習ばかりに費やす機会損失
1つ1つの詳細を解説していきます。
なお詳しい事前学習方はこちらに記載しています。
事前学習が必須な理由❶話せない人は引きこもりがちになるため
これはあまり語られないことですが、中国語を話せないと引きこもりがちになります。
特にコミュニケーションがあまり得意でない人に顕著です。
知り合いで同じく中国に留学していた人で、中国語が全く話せないので部屋にずっとこもってたり日本人とばかり会話する人がいて、
半年の留学で全く中国語が上達せずに帰国していました。
控えめに言って悲劇だと思いますが、失敗者ほど人前で言いたくなく誤魔化すので、あまり表に出てこない『不都合な真実』だと思います。
コミュ力があればいいのか?
コミュ力が圧倒的に高い人ならいいのかというと、ここも博打に近いです。
圧倒的コミュ力で日本の大学内で多くの友人を作っている知り合い(中国語ゼロレベル)が同じく中国に留学していましたが、渡航後全く話さなくなり、
しまいには途中帰国してきたという話を聞いたときは唖然としましたが、
全く事前学習を行わない弊害は大きいことを裏付けていると思います。
僕はコミュ力ゼロでした
僕はコミュ障の中のコミュ障(現在進行形)で大学内にもほとんど友達がいないぼっち学生でしたが、やはり中国語初心者レベル(HSK2級)で渡航し、かなり辛いことがたくさんありました。
あまりに悔しいことが多すぎたので、その負のエネルギーを勉強意欲に昇華させて留学を成功させましたが、万人にはとてもお勧めできないです。
後述しますが、せっかくの中国留学を語学学習ばかりに当てるのは勿体無さの極みなので、事前学習は超大事です。
事前学習が必須な理由❷基礎力がないと、会話の中から学習できない
これは英語もそうなのですが、その語学の基礎知識があるのとないのでは、会話を通しての成長速度が大幅に違います。
例文を載せます。
对方「你汉语说得真够意思哟」(君、中国語話すの本当に够意思だね)
我「够意思是什么意思?」(够意思って?)
对方「是很棒的意思」(すごい、素晴らしいって意味だよ)
我「原来是这样啊,谢谢你」(なるほど、ありがとう)
この場合、わからないのは『够意思』という形容詞だけになります。
なのでそれ以外を理解でき、わからない部分を的確に質問できるだけの『中国語基礎力』があれば、わからない表現は逐一自分で吸収することができます。
聞かなくても頭にわからなかった言葉のピンインは残ってるので、自分でググったり百度一下(百度で調べること)で表現として取り入れることが可能です。
中国語基礎力がないと悲惨に
これがもし中国語力がないと、そもそも何を言ってるかわからない、自分が何がわからないかわからないから聞くこともできない、結果何も会話で得るものがないというループに入り、
全くの無意味な時間と化します。
そしてここからより残酷な現実をお話しします。
次の話題ですが、そういう人にはそもそも会話が発生しないということです。
事前学習が必須な理由❸話せない人とわざわざ話すお人好しは少ない
これも英語と同じです。
自分の普段の場合と置き換えて考えてみるとわかりやすいです。
- 日本語がある程度話せる外国人(英語でコミュニケーションも取れる)
- 日本語がほとんど話せない外国人(英語もカタコト)
みなさん、二者択一で話すならどちらが良いですか。
9割は前者を選ぶと思います。
なぜでしょう。
それは
話せない人と話すのは負担になるから
日本語を学習してる中国人の一部は例外
ここで例外を出すと、日本語を学習している中でも、日本語学習熱が高い中国人層は中国語話せなくても全然いけます。
なぜなら彼らは『日本語しか話さない我々で自分の日本語の練習ができるから』です。
ただ、『日本語を学習している中国人』カテゴリーの中でも、
- なんとなく日本語専攻にしただけ
- 偏差値低かったから
といった層も多いので、注意です。
彼らは普通に日本語で話そうとしないので、中国語でしか話しません(笑)
中国語レベルが低いと親密になりづらい
よく考えればわかりますが、語学レベルが低いと子供のような話しかできません。
- 何が好き?
- どこ出身?
- 趣味は?
- これ美味しい!
自分の思考やプライベートについて腹を割って話すことができず、このような表面的なコミュニケーションの先に親密な関係ができるのかは疑問が残ります。
せっかくの日中交流会も・・・
私は北京に留学していましたが、毎月多くの日中交流会に参加していました。
ただ周りを見てみると、交流会を機に仲良くなった人はほとんどがある程度の中国語能力を持った人たちでした。
他の人たちは交流会中も連絡先を交換したりといった光景はあまり見かけなかったです。
事前学習が必須な理由❹語学ばかりをやるのが得策なのか
私を含め、これをご覧になっている方の多くは中国語学留学を視野に入れている方が多いと思います。
ただ理想を言えば
中国留学前に事前学習を行い、現地ではたくさん中国文化、人々に触れる
というのが、醍醐味だと思っています。
私は事前学習の量が足りず、結果的に渡航後の多くの時間を中国語の座学に費やしてしまいましたが、できることなら中国留学では多くの経験を積むのが得策だと思っています。
中国留学での経験量の大事さ
例えば、中国語スピーチコンテストで『漢語橋』というものがあります。
中国に関する自分の特技をスピーチを交えて披露したりしますが、彼らは中国文化マニアが多いです。
謂わば、言語はコミュニケーション上のツールに過ぎず、その1つ上をいっているといっても過言ではないと思います。
こうした経験は語学能力とプラスすると就活などではかなり効果的に働きます。
ただ中国渡航後に本格的に中国語を学習しようとすると、私のようにまず間に合わないのでやはり事前学習は大事です。
事前学習はいますぐ始めるべき
ここまで、事前学習を行わない、中国語初心者レベルでの渡航が如何にリスキーであるかを述べてきました。
ぜひ、運よくこの記事にたどり着いてくれた方には中国留学を成功させていただきたいので、いますぐにでも学習を開始していただければと思います。
具体的カリキュラムはこちらになります。
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