Web制作会社への営業手法として「Web制作パートナーを募集している会社に営業しよう」というものがあり、多くのフリーランスや副業勢がお問い合わせフォームから営業をしています。
私自身もフリーランスとして7年ほど活動しており、最初はお問い合わせフォームからひたすら「web制作 パートナー募集」で検索して営業をかけていたので、一切批判する意図はありません。
むしろ「この営業だともったいないな」と感じることが多いため、今回はアドバイスの意味合いで記事を書いています。
本記事ではWeb制作パートナー応募の前に用意しておくべきポートフォリオ、営業文のコツなどを伝えていきますので、是非会社に応募する前にしっかりと正しい準備をして望んでもらえればと思います。
この記事を書いたのは
しょーご(@samurabrass)
当ブログ「しょーごログ」の運営者。2018年からWeb制作・フロントエンドエンジニアとして主にWordPressでのサイト制作やシステム開発のフロントエンドを担当。同時にブログとYouTubeで情報発信を行っている。駆け出しエンジニアのコーディング課題添削も行い、スクール講師を4年以上している経験を活かした分かりやすい記事制作を心がけている。
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Web制作のパートナー募集とは?
Web制作のパートナー募集とは、外部のコーダーやデザイナーとの提携を考えているWeb制作会社や広告会社などが出す募集のこと。
完全内製で経営している制作会社もあれば、フリーランスと積極的に提携することで業務を回している会社もあり、特にフリーランスに前向きな会社はWeb制作のパートナー募集を出している状態です。
Web制作のパートナー募集に殺到している
このWeb制作のパートナー募集に現在多くのフリーランス(またはフリーランス、副業志望者)の方が営業をかけているのが現状です。
私も複数社の制作会社で働いた経験があり、知り合いにも制作会社経営者や中でコーダーをしている人が多いですが、「最近は毎日メールが来ている」とほぼ100%の方に言われます。
Web制作自体もかなり仕事として著名になってきた反動で、Web制作はもう稼げない、オワコンだという言説も出ている状態です。
適切な準備ができてないのに営業している人が多い
ここで言いたいのは「Web制作のパートナー募集をしている企業への営業をやめろ」ということではなく、「もう少し適切に準備ができていたら実際にパートナーとして提携できるのに」と思うことが多いということです。
具体的には下記の2点です。
- ポートフォリオが微妙
- 営業文がテンプレ
詳しくは次のセクションで解説します。
Web制作のパートナー募集の前にやるべき準備2つ
ここからは制作会社のWeb制作パートナー募集に応募する前にぜひとも準備してほしいことについて具体的に解説します。
- 適切なポートフォリオを準備する
- 営業文を相手目線で書く
❶:適切なポートフォリオを準備する
私は仕事柄駆け出しの方の営業文を見ることが多いですが、正直に言うと「このポートフォリオじゃかなり厳しいな」と思うことが多いです。
これについては2021年よりWeb制作のポートフォリオ記事で解説していますが、みんな同じスクールに通って同じコミュニティに入って同じ課題をするから、というのもあります。
それと同時に自分で完全オリジナルでデザインしたポートフォリオをアピールされる方も多いです。しかしデザインをしっかり勉強したことが無い方も多く、やはりどうしてもファーストビューの時点で「もったいないな」と思うことが多いです。
必ずしもりょーさんのポートフォリオのような高品質なものを用意する必要は無いですが、それだけオリジナルデザインのポートフォリオは難しいと思います。
ではどうすればいいのか。理想的には被らない高品質なポートフォリオを準備するのが良いです。
高品質とは以下を指します。
- ある程度リッチなデザイン
- アニメーションがある
- 複数ページで構成されている(WordPress有無問わず)
- フォーム送信など、機能がある
- 表示が崩れていない←超大事!!
これらが満たされたうえで被らないのが最高です。
いや、そんなのどこにあるんですか?
という話ですよね。私自身もコーディング演習課題を出していますが、実は同様の声を2023年まで多く頂いていました。2020年〜2023年にWeb制作独学ロードマップと同様に沢山の方に取り組んでいただいたので、ポートフォリオが被ってしまっていたのです。
そこで2024年に課題全体のデザインを一新しました。特にポートフォリオとして利用が想定される中級〜上級課題です。また追加で模擬案件ができる超実践編というのもリリース。
その結果しょーごログのコーディング課題が制作会社での面接で好評のようで、転職成功者も複数出すことが出来ています。
インタビュー記事にもありますが、表示が崩れているポートフォリオが会社に送られてくるという声も多数あります。しょーごログのコーディング課題では表示確認を徹底しているため、ここにも対応可能。
様々なスクールや個人がデザインカンプを配布・販売していますが、意外に表示確認までしてくれる所はほとんど無いですね。
2025年もデザインを更に追加していくので、被らないポートフォリオも準備可能です。Web制作を独学している人も、スクールに通っている人も是非検討してみてください。以下の記事で網羅的に解説しています。
❷:営業文を相手目線で書く
優れたポートフォリオを準備できたら、後は営業文です。私自身は制作会社営業をかける方のサポートもしているのと同時に、営業を受ける制作会社側とも交流がありますが、総合して以下を気をつけるといいです。
- 営業文を機械的に作成・コピペ送信しない
- 無理に理念に共感しない←大事
- 自分のこれまでの経験で活かせる部分をアピール(Web制作関係無くても)
- 相手の会社の業務内容、実績を隅々まで把握しておく
「Web制作会社営業文の型」のようなものが広まってしまったので、序文で理念に共感するのもある種定型化してしまいました。正直メール営業を受ける側としては「キツイな・・・本当にそう思ってる?」と感じてしまいます。
本当にそう思っている会社に関しては熱く書けるはずですし、書きにくいならそもそも各必要は無いと思います。それよりもどう貴社に貢献できるか、なぜ貴社に自分が必要なのか?をアピールするほうが大事かなと思います。
これを正しく行うにはきちんと制作実績やブログ記事などを読み込んで置くのが大事になります。営業をかける以上相手会社のことはきちんと把握したうえで営業をしたいものです。
正直文章を読んでいれば機械的に送っているのか、そこに何か思いがあるのかはすぐ分かります。
もし制作会社に営業をしていて結果が出ていない人がいれば、このあたりを再考してみてください。
まとめ:Web制作のパートナー営業はしっかり準備してから!
今回はWeb制作のパートナー営業に関して解説してきました。復習すると以下の2点が大事でした。
- 適切なコーディング課題を用意する
- 営業文をまともなものにする
もちろん制作会社に営業して返信が来ないのには他にも以下の理由があります。
- 営業メールを受け付けていない(基本内製)
- 営業しないでね!とフォームに書いてるのに営業してきた
- 営業メールを見逃している
なのでポートフォリオも営業文も完璧で非の打ち所が無くても返信が来ないことは全然あります。例えば私のもとにもマーケティング企業や動画編集チームから提携のメールが来ますが、多分9割が多忙に押し流されて返信できていません(本当にすみません、個人だと内容精査まで手が回らなく。。。)
よってインフルエンサーによっては「営業は数こそ全て」と言うのですが、それも正しい部分があると思いつつ、制作会社の側は益々営業メールを受け付けなくなるので、きちんと準備して誠意ある営業を行ってほしいと、心から思います。
まずはポートフォリオの精査から行ってみてください(希望があれば営業文添削も行います)
HTML初心者からWordPress実案件レベルまでのコーディング演習課題を「専用ページ」にて公開しています。
- Figma,Photoshopデザインからのコーディング
- サーバーアップロードでサイト公開
- プロによる最大3回の表示確認特典
- レビュー返しは爆速
- 2024年にデザイン刷新!被らないポートフォリオ
「初級編」は初めてデザインからコーディングする方向け
「中級編」はJavaScriptやjQueryの練習
「上級編」はWordPressの実案件を模擬体験できるレベル感にしています。
中級者の方には高難易度課題を詰め合わせた「即戦力セット」も出しています。
全課題で「実務レベルの、プロの厳しいレビュー」を受けられるようにしています。
また、2024年には随時デザインの刷新をしており、完全リニューアル!!
他者と差をつけられるポートフォリオが準備できます!
制作会社も使用する専用レビューツールで分かりやすく添削していきます!
基本的に「まとめて購入」していただくとかなりお得になります↓
コーディングは書籍だけではなかなか実力がつかないので、実務レベルのレビューを受けて自身をつけたい人は是非挑戦してみてください!
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