こんにちは、就活時に地銀二行中二行両方から内定をいただけたしょーご(@samuraibrass)です。
今回は就活で地銀を受けようと思っている就活生に向けて、内定獲得のための具体的な対策ポイントをお話しします。
最初に結論を述べてしまうと、以下の通りです。
- なぜ地銀か
- なぜ地銀でも当行なのか
この2つだけです。
地銀対策その❶なぜ地銀か
この質問の意図はこうです。
なぜメガバンクや証券でなく、地銀なのか(メガバンクや証券の方が高給なのに)
地方銀行の採用試験を受けられる皆さんの大部分は、地元志向だと思います。
私も地元志向で攻めました。
私の場合は
- 留学を通じて、自分がどれだけ恵まれた環境で育ってきたかわかった
- 自分を育んでくれた地元に恩返ししたいと思った
- 地銀なら資産運用で個人、法人営業や融資で法人、成長産業支援で県そのものへの影響力の3つの面から幅広く恩返しできるため
こういった流れで述べました。
ESの志望理由にも同じことを書きました。
なぜ地元で働くのかは人によって様々だと思いますが、正直地元で働きたいという素朴な思い出でも地銀の内定は取れます。
重要なのはなぜ地銀かです。
面接官に絶対に聞かれる質問No.1ですが、私はこう答えました。
- 留学先で日本製品の質の高さに改めて気づいた
- 日本の1つの製造業に携わるよりは、融資など法人支援などで様々な製造業のサポートを行える銀行で働くことがより有効だと気づいた
私は留学の経験を踏まえて述べましたが、重要なのは
銀行は企業を支える側面を持っている
というところです。
元々は製造業をメインに受けていた
私は就職活動でエントリーした企業の大半が製造業でした。
前述の理由から、日本の物作りに関わりたいと思っていたからです。
ただ、同時に海外で日本製品が押されている現状も見てきました。
フィリピンなどの東南アジアではサムスンだらけで、ソニーのスマホはほとんど置いていません。
技術力や信頼性は申し分ないのに海外に押されている、これは製造業の中で働くより、経営を外から支援できる銀行からの方が打開できそうだ
銀行は預金と貸し出し意外にも多様な機能を持っており、大多数の地銀が海外進出支援サービスやコンサルティングを行なっています。
地方でこのようなビジネスを行なっているのはほぼ地銀のみです。
もしあなたが銀行以外でも気になる業界があれば、銀行と結びつく接点はあるはずです。
地銀対策その❷なぜ当行か
絶対に聞かれる質問その2です。
メガバンクだろうとどこだろうと、なぜうちを受けるのか聞かない企業はないでしょう。
この質問を噛み砕くと
なぜ〜銀行や〜銀行でなく、当行なのか
つまり、なんで他の地銀じゃないの?と聞かれています。
この質問に答えるためには、県内地銀それぞれの長所と短所を述べて、志望理由と絡める必要が出てきます。
参考に私の場合ですが、
- 県内製造業に置ける取引額、規模が大きく、海外進出支援専門の部署が存在している
- 銀行業務以外の、県内産業を加速させる専門の部署があり、市場そのものを底上げできる
- 県内製造業を支える上で一番条件が良い&自分の語学力を活かせるため、貴行に志望
といった旨のことを言いました。
当行と他行の違いって、具体的になんだと思います?
付随して、『具体的な違い』を聞かれることが多々あります。
対策としては、
IR情報を読み込むこと
ここにつきます。
例として静岡銀行のIR資料をリンクしましたが、現在の売り上げや戦略、県内経済の動向とそれに対する取り組み予定など、株主向けの説明なので、
新卒向けの会社説明会以上に濃密な情報が書かれています。
これを活用しない手はありませんよね。
他行との相違点をIRを参考にまとめて、第一志望である理由をより強固にする
そんな使い方が良いです。
ここまでしている就活生はほとんどいないと当時感じていたので、地銀を受ける方にはオススメの方法です。
ちなみに、IR情報を読み込んだ上で会社説明会などで質問すると、人事からはかなり高評価をもらえます。
詳しくは下記の記事に書きましたが、裏選考に乗ることも…。
地銀の選考は人物選考
ここまで最低限準備しておくべき対策を述べてきました。
当たり前のことが書いてあると思った人ほど要注意で、みんなわかっていながら対策できずに本番を迎えます。
あなたは今聞かれたら、スラスラ述べることができますか?
面接前日に必死に対策を行うのはかなり消耗します。
できれば会社説明会の段階でしっかり準備を行い、内定を掴み取りましょう。
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